革をどう選ぶか
僕が取り扱う革は、これまでから現在まで
牛革 ブタ革の二種類のみとなりますが、
(種類としては、たったの二種類)
まー奥が深い
本当深い
どこが深いんだ?って
牛革というくくりとしては、よく見る
「これは牛革です、本革です」
「素材 牛革」という表記
そこからもう一歩奥に進むと
なめし方 加工方法 仕上げ方法 タンナーさんによっての違いなど
同じ牛革というくくりでも、たくさんの種類があるのです
例えば
音楽のバンドって一人じゃないですよね?
ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムという仮に4種類の楽器が集まって大きくいうと「バンド」
でも、一歩深く進むとヴォーカルとドラムって全然別のものですよね
本当牛革もバンドみたいな感じです
バンド=牛革
ヴォーカル=タンニンなめし ギター=クロムなめし
みたいな、
余計分かりにくいか
まぁ、それらを表記しても革マニアにしか伝わらないから
一般的な表記として「素材 牛革」となっているのも分かります
でも、僕はそこから奥に一歩いった部分のことが凄く大切なことだと思っていて、やはり直接お店に来ていただきお話させていただける機会がありましたら「知ってほしい」なんて思っています
最近では「これはタンニンなめしの製法で作られた牛革です」も増えてきましたね
だいぶタンニンなめしの革は味が出るってことが認知されてきたってことなんですかね?(先人の皆様、ありがとうございます)
ただ、タンニンなめしの製法の中でも味が出にくいモノもあればめちゃくちゃに出やすいモノもあるのです(味=経年変化)
常にアンテナ張って、勉強してないとなかなか難しい革選び
僕が好きな革はやっぱり元々が自然のものであるという前提がありますので
傷があって当たり前
部位によって表情の違いなどが当たり前な革が好きであり
そうなってくると必然的に味が出る革となるのです
それを極力生かしたモノをつくりたい
めちゃんこに難しいけど
努力していきたいのです
別にあなたに革という素材のプロフェッショナルになってくださいというわけじゃなく、違いがあるということだけでも知っていただき、あなたが好きなモノが「なぜ自分はこれが好きなのか」が分かるとより自分が分かるというか、「自分らしく生きる」ということに繋がってくるんじゃないかなと思っています
みんな味の出る革が好きじゃなくて良いし、味の出ない、出にくい革、革という名前こそついていますが合成皮革、人工皮革、それぞれに良い面もあります良くない面もあります
僕があなたから汲み取りたいのは、
どの素材があなたらしく過ごせる適切な革か
そこに真面目に向き合っていますので、
どういったモノ、カタチが欲しいか、があり
どの革を使うかも一緒に考えていけたらなと思います
革はネットでの写真判断は本当に難しいです
僕も仕入れる時には、
毎回実際に見に行くことが遠いので自分の問題としてなかなか難しい現状(ここは本当改善したい)
信頼できる革屋さんに頼りまくっています
便利なツールはたくさんありますし、これからもめちゃんこに出てくるでしょうが、上手く使いながら進めていきたいです
でも、やっぱり信頼関係こそがいつの時代になっても一番大切なことだと思います
僕もあなたから信頼していただけるように頑張ります
「僕がつくりたいモノは僕が大好きな革を使って
あなたが欲しいモノには、あなたに一番最適な革を使って」
いつでもご相談くださいませ。
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