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【オススメ本】江端浩人『スタンフォード式世界一やさしいパラレルキャリアの育て方』かんき出版、2021

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米国生まれで、伊藤忠商事や日本コカ・ コーラ、日本マイクロソフトなどを経て、iU情報経営イノベーション専門職大学教授をしながら、個人事業主として複業を実践する江端浩人によるパラレルキャリアの働き方指南書。実際のパラレルキャリア実践者との対談も複数収録されている。

基本的にはハック本という印象であったが、複数の仕事をする人を「スラッシャー」と呼称するのは初めて知った。ちなみに日本ではこれまでは「2枚目の名刺」、近年は「パラレルプレナー」という呼称が注目されている。

また、Google元会長エリック・シュミット氏のリソースの配分ルール(法則)の「7:2:1=うまくいくこと:改善:新しいこと」をパラレルキャリアに援用されているのも共感できた。

加えて、覚えたことを他人に教えることで9割の学習定着率となる「ラーニングピラミッド」を引きながら、パラレルキャリアの入り口として新しいことに挑戦したら、教えることを通して、自分のものにしていくというスタイルは同じ大学人としても納得の指摘であった(スタンフォード式かどうかは不明だが)。

ともあれ、タイトルにある「世界一やさしい」「複数の仕事を自由に選んで人生戦略」ビビッと来た方はぜひ。

(目次)

第1章 「やりたいこと」& 「ニーズがある仕事」を見つける
第2章 未経験でも安心! 一歩目の踏み出し方
第3章 パラレルワークの成果を最大化! 超効率タイムマネジメント
第4章 信頼できる仲間を見つけ、 ビジネスの規模を拡大する
第5章 脳も体も進化する! パラレルワークに必須の習慣づくり

(参考URL)

https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761275594

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