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#53 池上彰のはじめてのお金の教科書(著:池上彰)の読書感想

フリージャーナリストの池上彰さんの本『池上彰のはじめてのお金の教科書』を読み終わりましたので、ポイントを3つに絞って感想を書かせていただきます。

こちらの本は、銀行やお金が生まれた理由などが、図入りでわかりやすく説明されています。

子供から高齢者までお金を使っていますが、お金の歴史や銀行を知らずにお金を使ったり、貯金をする人は多いのではないでしょうか?


銀行はお金を預かるだけの場所ではない

給料の振り込み、貯金をする際は『銀行』を利用しますよね。

しかし、銀行には銀行で働く人がいたり、システムやATMの管理、土地や光熱費などの費用が必要のため、ボランティアで行っているわけではありません。


では、銀行はどのようにお金を運用しているのか?

お金を必要としている人に『お金を貸す』仕事をしています。

しかし、お金を預かってお金を貸すだけの橋渡しだけでは±0で利益は無いですよね。

そのため、お金を銀行に返してもらう時に『利子』といって、借したお金の何割かを銀行が貰います。

「利子が銀行の売上になる」という考えです。

お金を借す相手は企業だったり、家を建てたいがお金が無い人です。

やみくもに貸しても、返さない人もいますので、お金を貸す条件として『担保』というものがあります。

担保とは、家や自動車などの価値のある物で、お金を返せなかった場合に銀行が引き取り、他の人に売って貸していたお金を取り返します。

銀行が儲かると、銀行は貯金している人にお礼の『利息』を渡します。


しかし、お金を借りる人が減ると利子が減るため、利息も減ります。

現代では、貯金している人が銀行からお金を引き落とす時に、平日夜や休日は『手数料』を取られますよね。

これはお金を借りる人が減っているため、銀行がどこで儲けようか?と考えたところ『貯金している人からお金を貰おう』ということで、手数料が生まれました。

図で考えると、このようになります。

銀行の説明2

昔は起業しようとしたら銀行から借りる事が当たり前でしたが、銀行では担保がないとお金が借りられません。

そのため、担保が無くてもお金が借りられる消費者金融や、『クラウドファンディング』といったインターネットを活用した企業資金を集める方法など、お金を借りる手段が増えました。

今では銀行の競合が増えたため、銀行の売上が減って、お金を預ける人から『手数料』を取る銀行が増えたということです。


日本の借金は1000兆円!?

いまの日本では、1年間に税金が約50兆円集まります。

ただし、国が使うお金は1年間で約97兆円。税金だけでは賄えません。(何に使っているかの詳細はわかりません)


では、足りない47兆円はどこから生まれているか?

銀行は『国債』を発行して、 銀行や郵便局に買ってもらいます。

つまり税金以外に、銀行や郵便局が国民から預かっているお金も、国が借金として活用しています。


現在では、日本の借金は約1,000兆円。

借金だけでみれば日本は世界一です。他国では、税金を上手に活用して借金しないよう頑張っています。

海外から日本が「お金持ちの国」と呼ばれる理由は、国は国民にはたくさんの借金をしていますが、海外からは借金をしていないためです。

そのため、海外は日本を「借金をしない、お金持ちの国」と考えています。

国民のお金を集めれば約1,800兆円あるので、国としては「まだまだ借金できる」と考えているそうです。

国民が国のお金を使い方に関してできることは、選挙で信頼できる人に投票することしかできないです。

他にできることとしては、『お金』について勉強し、お金の運用方法についてしっかり考えることが大切です。


お金を「守る」か「増やす」か?

お金を「守る」というのは『貯金』で、「増やす」というのは『投資』です。

日本では、子供の頃に親から「貯金をしなさい!」と教育されるため、貯金に関してはよくご存じでしょう。

貯金とは、稼いだお金を貯めていくことですね。貯金はお金を貯めることはできますが、増やすことはできません。

昔であれば、銀行に預ければ利息がたくさん貰えることもありましたが、現代ではお金を下ろす時にお金が減ることを考慮すると減る一方です。

貯金すればお金は貯まりますが、もし大きな病気や怪我になったり、リストラになると、貯金を使いながら生きていかなくてはいけません。

生きていると、物を買う以外に『税金』『健康保険』『年金』『光熱費』『水道代』など、たくさんのお金が必要です。

しかも、うつ病などの「いつ稼げる状態になるかわからない」状況になれば、いつか貯金が無くなります。


そのため、『貯金』だけでなく『投資』も必要です。

貯金と投資JPG

AI社会が進んでいない現代では、手足が動けば働ける職場はたくさんあります。

しかしAI社会が発展すると、単純作業はAIロボットが人間の代わりに24時間働くことになります。

AIロボットに仕事を奪われた人は、リストラや過酷な労働条件になるでしょう。


AI社会が発展する前に、少しずつ投資の勉強や経験をしましょう。

100年間、自動車を開発&販売していたトヨタが、『AI』『電気自動車』のサービスに変化するということは、明らかに今までの100年間とは異なる社会になります。

日々刻々と変化しているため、「今まで通りで大丈夫」という安易な考えは辞めましょう。


まとめ

今回ご紹介させていただいた『池上彰のはじめてのお金の教科書』はイラストが多いため、読書が苦手な方でも読み易い内容です。

・なぜ給料が貰えるのか?
・『銀行』でお金を預けている意味は?
・『投資』とは?

これらに関して、正しい知識がないと思う方は、ぜひお読みください。


AI社会が発展すると、働き方は大きく変化します。

そして、正社員になる条件も、これから10年間で厳しくなっていくでしょう。

自動車、生命保険、銀行以外にも、ビールで有名なキリンホールディングスや味の素などの食料品関連企業もも早期退職を実施しました。

キリンホールディングスに関しては、赤字だから人員整理するわけではなく、過去最高益で順調です。


先ほどもご説明しましたが、AI社会が発展すると『生産』『管理』に関わる仕事を、AIロボットが24時間疲れずに、体調不良によるミスや効率低下もせず、人間の代わりに仕事をすることができます。

さらに、人事採用にかかる費用も大幅に削減することもできます。

企業は利益が出ないと生きていけないため、他社より良いモノをたくさん生産/販売しなければいけません。

『お金』について正しく理解しておけば、投資運用だけでなく、経営者目線での働き方について考えることもできますので、今後に備えて勉強しましょう。


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