#25 テレワークが増えたら、地方で働くのもありじゃない?
2015年8月に、愛知県から東京都に移住して、働き方の考え方が違うことに驚きました。
僕は三重県で生まれ、愛知県の大学に通い、愛知県の自動車設備会社に新卒で入社しました。
その後、転職して東京で働くことになりました。
東京と地方の、働き方に対する意識の違い
地方でしか生活をしたことがない人は共感いただけると思います。
地方では『会社で働き続けること』が常識です。
地方は終身雇用&年功序列の意識がとても高いです。
僕も「転職したら退職金が減るから、嫌でも定年まで働き続けることが正しい」と、子供の頃から教育されていました。
そして、この終身雇用&年功序列が正しいという教育は、働き方改革によって終身雇用&年功序列が崩壊しつつある現代でも、地方の子供達は信じています。
僕は29歳の頃、初めて東京に引っ越して仕事をしました。
東京の職場では、毎月の頻度で中途入社&退職する人がいて驚きました。
僕の働いている会社が異常なのかと思いましたが、交流会などで他企業の方々と話しても、5回以上の転職経験のある方がたくさんいて、東京では転職が当たり前であることに気づきました。
東京は、時代と個性に合わせた働き方
東京で暮らしてわかったことは、《時代と個性に合った、自由な働き方》をしている人が多かったです。
・最新技術の利用
・日々、時代に合った商品開発/マーケティング
・サラリーマン/起業/副業/フリーランスと多様な働き方
・業種が多く、自分に合った仕事を見つやすい
・交流会で様々な業界の人達と仲良くなれる
一方、昔から住んでいる愛知県/三重県では、
・工場関係の仕事
・職場だけの閉鎖的なコミュニティ
のイメージが強いです。
(2019年末でも「個人事業主/フリーランスは参加不可」という勉強会もありました)
僕は東京で4年間営業をして、様々な職種の人達が集まって話すことにより、新しいビジネス/技術が生まれると気付きました。
閉鎖的な思考だと、新しいモノは生まれにくい
愛知はざっくり言うと、「協業しません。全て自社でやります。」の考え方の企業が、いまだに多いように感じています。
確かにメリットとしては、情報漏洩しないし、自社オリジナルの商品開発ができるでしょう。
しかし僕は、「時代に合っておらず、衰退していきそう」と思っています。
例えば、ITに弱い企業が『フィットネスマシン × オンラインゲーム × VR』の企画を考えた時に、1社だけで開発するとネットワークやVRの勉強や、機材の準備などを行うことになり、膨大な開発時間とコストが必要になります。
しかし、
・フィットネスマシンを製造している企業
・オンラインゲームの開発実績がある企業
・VRの開発実績がある企業
上記の3社が組めば、各社にノウハウがあるため、1社でゼロから開発するより、確実に開発時間を短縮でき、さらに高品質の商品を生み出すことができます。
開放的な企業で、様々な業界と繋がることにより、新しいアイデアが生まれます。
逆に閉鎖的な企業では、掛け算による新しいアイデアが生まれにくく、時代遅れの商品/サービスになる可能性が高いでしょう。
現代では、世界的に企画/開発/販売のスピードが早くなっており、競争力はどんどん上がっています。
愛知でのビジネスチャンス
今後、各企業がAI/5G社会による自動化でリストラが増えた際、多くの人が転職に動き出すと、転職できない人や、ブラック企業で嫌々働く人が増加すると予想しています。
さらにテクノロジーの進んだ外資系企業が次々と参入し、AIロボットでもできる仕事しかできない人はピンチになるでしょう。
しかし、《ピンチはチャンス》という言葉がある通り、チャンスに変えられる時です。
例えば、愛知/三重で、起業/副業の意識を高めるために、ブルーオーシャンである、楽しい異業種交流会やイベントを企画&開催すれば、新しいビジネスチャンスになりませんか?
仕事がなければ、仕事や娯楽を組み合わせて、新しい仕事を生み出すことも一つの手です。
僕は、『プログラミング/ブログ/マーケティング/心理学/子供から好かれる』という経験や個性があるので、これらを組み合わせた塾を行っています。
愛知だけでなく、全国のビジネスチャンス
愛知と三重がブルーオーシャンであれば、奈良/滋賀/鳥取など、全国各地でブルーオーシャンの可能性があります。
そして、今までやったことのない新しいビジネスを続けているうちに、新たなビジネスが見つかるかもしれません。
飲食やアパレル業界もちょっとしたアイデアで、今までにない新ビジネスにできるでしょう。
例えば、本屋×カフェ×コワーキングスペース。
本屋さんだけだと本を購入する目的の人しか集まりませんが、これらの仕事を組み合わせることによって、『読書好きの人×カフェ好きの人×コワーキングスペースが目的の人』の3種類の層を、同時に狙って集客することができます。
今後、AI/5Gが発展し、自動運転やホンダジェットなどを利用した移動サービスが増えると地方に行きやすくなるため、土地の安い地方は『まちづくり』のチャンスです。
アイデア次第で、大手企業にも負けないぐらいの大きいビジネスにできるでしょう。
テレワークでどこでも働ける時代に
AI/5Gが普及すれば、AIやロボットを利用して、会社や現場に行かなくても作業ができるようになります。
例えば外科手術。
患者さんが北海道にいて、優秀なお医者さんが沖縄にいるとします。
北海道に『オペ用のロボットアーム&カメラ』を配置しておけば、『5Gの高速/低遅延&VR』を利用して、遠隔操作で手術が可能になります。
企業が赤字で苦しむ理由は、
・人件費(賃金/所得税/年金/健康保険)
・土地の賃貸料
・交通費
・光熱費
です。
従業員が増えれば増えるほど、上記の企業が毎月負担する固定費が増加します。
そして、売上より固定費が多くなると赤字となり、赤字になれば従業員の給料が払えなくなるため、リストラや給料をカットします。
固定費の問題解決として、テレワークにすることによって、人件費以外の『土地の賃貸料&交通費&光熱費』を抑えることができます。
なぜなら、会社に通うことは無くなり、会社で電気を使うことがないからです。
そして、固定費を削減することによって、利益率が大幅に上がります。
例えば、従業員1人あたりの交通費が1日500円だとすれば、500人で1日250,000円かかっています。
1ヶ月で7,500,000円なので、この交通費が0円になり、全て利益になります。
今後、少子高齢化でモノが売れにくくなって売上が下がれば、これらの固定費を削減するために、テレワークにする企業が増えるでしょう。
おわりに
2020年2月現在、地方で働いている方に「起業しよう」や「副業しよう」と伝えても、家族や友達から反対されたり、未経験で不安だったりして、いきなり考え方を変えることは難しいでしょう。
しかし今後は、
・終身雇用&年功序列の崩壊
・働き方改革(残業規制&同一労働同一賃金)による収入低下
・AIロボットによる自動化/無人化
・海外企業の参入
・テレワーク
時代の変化によって、上記のように働き方が大きく変化します。
売上は最新テクノロジーを活用する外資系企業に奪われ、長時間労働させられず、契約社員/パートの賃金は上がり、根性論で頑張ってきた多くの企業が赤字になり、リストラや倒産が増えるでしょう。
経営者は会社を守ることが第一優先のため、赤字が続けば、社員のリストラ/給料カットをして、会社を守る決断をします。
赤字が続いて倒産すれば、経営者含めて労働者は全員無職になります。
会社が倒産しても、テレワークで働ける準備をしておきましょう。
仕事の組み合わせは無限大です。
サポートは、子供達や若者達の教育投資にご利用させていただきます。何卒よろしくお願いいたします。