見出し画像

珈琲の粉、静電気凄すぎ問題

2022年2月6日の話。

記録を残したがる私が、珍しくBeforeの写真を撮影し忘れてる・・・。

仕方がないので、文章力で、読者のイメージを呼び起こせるよう努力してみる。

季節柄、乾燥のせいもあってか、コーヒーミルで豆を挽くと、それを受けるステンレスのカップの中で珈琲の粉が大暴走を起こしていた。
推測するに、静電気のせいだと思う。

カップの内側360℃ぐるりと一周、粉が張り付いているので、手でトントンとカップを外側から叩いて、粉をカップの底へ集めるのが習慣だ。

ところが、この時期、何度、トントンしても、粉が大暴走している。

そのままペーパーフィルターに向けて、カップを傾けて、底を軽く叩き、挽いた珈琲の粉を落とそうとするも、うまく落ちない。

しつこく、カップの底を叩くと、ハラハラと粉が舞い落ちるものの、ドリッパーとペーパーフィルターの僅かな隙間に、粉が入り込むことがある。

このままお湯を差して抽出しても、フィルターの外に落ち込んだ粉が、サーバー(ビーカー)の中に流れ込んでしまう。

そんな状態で、サーバーから、コーヒーカップに注いだら最後、お客様の口に珈琲の粉が入ることになりかねない。

「静電気で珈琲の粉がひっつき回ってお客様の飲み物に混入するリスクがある」この問題を、私たちは、省略して「リスク高すぎ問題」と呼んでいた。

営業時間の合間に、Tetugakuyaのお手伝いをしてくれていた はるちゃんに、この問題の解決方法について検索を依頼したこともあったが、なかなか良い答えが見つからず、抜本的な改善ができないままでいた。

そんなことを、佐々木さんにお話ししていたところ、佐々木さんが、コーヒーミル静電気問題について、徹底的にリサーチをして、そこから得たすべての方法を試してみようと提案し、実践してくれたのだ。


方法その① なんか銀のシートを台に巻きつける

おそらく静電気を逃す道筋を作るため。

なんか銀のシートを台に巻きつける



方法その③ 静電気防止スプレーをコーヒーミルに吹きかける。

写真の右側に写っているスプレーボトルがそれである。
佐々木さん曰く、なんか効くとか効かないとか、製品自体怪しいとか、色々口コミがあるようだ。それでも、「すべての策を講じよう!」とのこと。


方法その④ 挽いた粉が出てくる、出口にも銀のシートを貼る。

おそらく静電気を逃す道筋を作るため。

方法その⑤ なんだかオシャレなゴールドの静電気除去キーホルダーを使う

粉のを挽く前に前に、出口に静電気除去アイテムを触れさせる。これって単に電気が通電しているのかを確認できるだけのものなのではないか・・・という疑問はさて置く。



方法その⑥ 挽いた豆の粉を受けるカップを変える。


今まで100円ショップのキャンプ用ステンレスカップを使っていたのに(小声)、しっかりTHERMOSのカップに。ネットの情報では、これが静電気が立ちにくいということだったらしい。


方法その⑦ 静電気が防止用の黒いテープをカップに貼る


お分かりいただけるだろうか。カップの上の方に黒いテープが貼ってあることに!実はこれも静電気対策に有効ということで、貼ってあるのだ。


さて、その結果・・・。

ものすごく改善されている!!!!


動画の一瞬を切り取ったスクショなので画質荒め・・・。


ありとあらゆる方法を試してもらったので、果たして、一体どれの効果があったのかわからない。とにかく解決したのだから、すごい!

ビフォーの酷さを記録に残しておかなかったので、この改善の感動が伝えられないのが残念。


小さな改善点で、お客さまには分からないようなことかもしれない。

それでも、働く側にとっては、小さなストレスが侮れない。ましてや、お客様の飲み物に粉が混入するリスクを避けるために、一手間かかるだけでも、作業の効率は下がってしまう。

働く人の小さなストレスがなくなると、お客さんにも良い形で還元されると思っている。

日々の業務や考え事に追われて、自分一人では、解決するために、もっと時間がかかっただろうと思う。

厨房の中の細やかで大きな変化。
佐々木さんのリサーチや、知恵と工夫があって、またTetugakuyaが、また少し確実に良くている・・・。

佐々木さん、ありがとう!!

ぶれぶれの記録写真しか残ってなかった。


佐々木さんのブログらしい↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?