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刀ミュ「葵咲本紀」への疑問

一通りの演目を全て見終え、見ていない演目は「加州清光単騎出陣アジアツアー」のみとなりました。
友達が「髭切膝丸双騎出陣」のブルーレイをプレゼントしてくれ、私自身でも「三百年の子守歌~2019~」を購入し、奇跡の一枚として手に入れた「静かの海のパライソ」を観劇する事になったのでどうしても見たかった「葵咲本紀」を配信DLしてみる事に!
「静かの海のパライソ」はチケット入手も奇跡ながら、実は3/26に本当にたまたまチケット当選しており、まさかの千秋楽で膝から崩れ落ちるような気持ちで見に行ったのでした…それは後日。色んな事が落ち着いたらnoteにまとめたいと思う。

以下、あくまで私一個人の見解であり考察なので、ご自分の意見と相反するものを見るのが苦手な方は見ないでください。お願いします。

さて、タイトルにもある通り「葵咲本紀」を見て、ミュージカル刀剣乱舞を見て初めて『ん?』と思ったのである。
基本的、どれを見ても歴史に寄り添い刀剣男士に寄り添い物語は進んで行く。時に皆で傷つき倒れそうになるけど、彼らの目的は「歴史を守る事」を第一に進み続ける。少し介入し過ぎ?と思うところもあるけど、それでも歴史は変わらないのでOKやろ!みたいなノリを押し通すところもあり、結構ハラハラしたり見ているこちらの胸を握りつぶす行為を立たしてくる。(これは褒め言葉である)
でも、私の中で「葵咲本紀」は違ったのだった。
ツイッターで本当はダラダラしゃべりたい所だったけど、負の感情というものを見るのを嫌がる方もいるし、誰もたいして見ていないであろうnoteにまとめる事にしたのですが…結論から言うと
『みほとせの編成で良かったのではないか…?』『鶴丸国永を編成した意味とは?』
の二本立てである。
せっかく、満を持して出してきた鶴丸国永を活かせていないし、なんで?の疑問しか浮かばない。そもそもあの物語はあの編成じゃなきゃいけない理由が見当たらないのだ!

御手杵は必要だった。彼はとても必要だった。私の主観ですが、彼は物語に置いての良心だったと思う。進行をする役目ではないけど、彼がいる事で周囲がとても救われたんじゃないかな。明るくて前向きで、焼かれてしまったトラウマはあるけど、負けない強さが彼にはあるから見ていて元気が出るなぁ…
明石国行と篭手切江の伏線はなんだったんだろう。例えば今後の為に必要なあれこれならフンフン?って思うけど、作品内で伏線を回収しないなら次に続くって事なのか???全部を通してみなきゃ分からない的な?一応、一話完結型で前後に作品はあるけど、一話だけでも楽しめると思っていたのになぁとぼんやり考えてしまったり…。

つまり、この伏線を踏まえての作品なのであれば、葵咲本紀が刀ミュの再スタートを切る!という事になるのだろうか?
確かに、ミュージカルとしての見せ方を変えてきているイメージはあって、「静かの海のパライソ」で納得したけど、本格的な物へと変貌を遂げている途中であるなら「葵咲本紀」で試していたのかな?とも読み取れたかな。
史実と刀剣男士たちの葛藤がこれまでならリンクされてすんなりと作品に入り込めたのに、ほぼリンクされておらず(村正と蜻蛉切のみ)、それぞれの葛藤を描いたうえでの物語になっていた。言うならば「葵咲本紀」は別にミュージカル刀剣乱舞じゃなくても良かったと感じてしまった。
それなら、「双騎出陣」はどうなんだ!と言われるかもしれないけど、あれは曽我物語をミュージカル刀剣乱舞で語るうえで、源氏の二振がやるからこそ真価が出た物語なので、源氏じゃなければダメだったと思う。なので、これは私の中ではOKだ。
ぶっちゃけ言うてしまうと、秀康の闇落ちは信康が解決してくれたうえに、三日月システムが機能していているが故…たぶん徳川兄弟皆で上手くまとめてしまったのであろうな…という…
友達曰く「三日月単騎出陣をやるしかないのでは?」と言っていたのでちょっと納得してしまいました。

これはディスとかではなくて、本当に純粋な疑問なのですが…鶴丸国永の出陣の意味が本当に分からなかった。
最初のシーンと検非違使を引き付けて一振であれこれしてる所以外、見せ場が本当に見つからなかった。
何故「葵咲本紀」へ出陣させたのだろう?鶴丸という刀がよく分からなくなってしまい、色々調べたけど本当に分からなくてモヤモヤしたまま「静かの海のパライソ」を見て腑に落ちたが、「葵咲本紀」だけは本当にこれはもう「鶴丸国永のお披露目公演か…?」と自分を納得させるしかなかった…。
だってそれしか思い浮かばないんだもんッ!

でも、鶴丸国永の役者さんは本当に素晴らしいこれからのある役者さんだとしみじみ感じる。今までの役者とはちょっと違う…ちょっと人間臭い刀剣男士を演じているのかなぁと何となく思った。傷をなめておけば治る、と言って篭手切江に人間じゃないからと言われたシーンの多くを語らない哀愁は、少しこちらも寂しさを感じてしまう所があった。歌も踊りも上手で、表情の作り方や鶴丸国永への解釈も深みも凄くグッとくる所を押さえてくれる、また彼の演技が見たいなぁと思わせる素晴らしい役者さんだった。
これからも応援していきたい。

私は好きな作品だからこそ期待して見ているし、これからも末永く応援し続けたいなと心の底から思う。コンテンツに課金する事は作品への未来に繋がる事なので積極的に課金もしたい。ただ、石油王並に財力があるわけでもないし、お金持ちなわけでもない。ましてや、刀ミュ以外にも好きな物は沢山あるし、猫を養っている上に刀ミュがきっかけで推し俳優もできたので(後日書こうと思う)彼へのお昼ご飯ぐらいになりますように投資も忙しい。そういう中で割いているお金なのであまり無駄にしたなって感じるのは心苦しいし、続くようであればやっぱり課金するのが嫌だなぁと思っている。これからも応援したい!と思うものに対しては常に言いたい事は言うし、良い面も悪い面も見て行きたい派なので、ツイッターではなくあえてnoteという好き勝手に語れる場所にぼちぼち書く事で自分へのモチベーションを上げている。例え、自分の中でしっくりこない作品であろうが、作り手の気持ちや思い、役者の熱量、そしてこれからも期待できるものであれば積極的に応援したいと思う方なので、嫌いだから書いた!とかではないので誤解がないようにして行きたいなぁ…。

と、まぁ言いたいだけ書いたまとまりのないnoteではありますが、あくまでこれは一意見であり、決してディスではないのである。
自分の中の疑問、そして答えを出した時に忘れないように記載していきたいと思い残しておきます。
もしこれを見て、激怒したり解釈違いや!とか解説や考察を教えて下さる方がいれば本当に意見を聞きたいのでお待ちしています。

この混乱の中でお出かけも出来ないし、これを機会に刀ミュを見直そうかな!ゲヘヘと幸せに浸かるスガワでした。

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