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獲物の分け前〜『Alma(魂)〜南佳孝作品集』

 南佳孝さんの名前を意識し始めたのは1979年の夏だったか、雑誌「ヤングフォーク」に林美雄さんの「パック・イン・ミュージック」の人気コーナーだった「ユアヒットしないパレード」で「モンロー・ウォーク」が人気。
まー、そんな感じの記事があって、林さんの「パック・イン・ミュージック」を聴いてみることにしたんですよ。
で、その時点では既に南佳孝さんの「モンロー・ウォーク」は話題になっていて、「ユアヒットしないパレード」にはランク・インしていなくて、別の番組でたまたま流れたのを聴いたのでした。
あまりにカッコよくて、シングル盤を買ったら、郷ひろみさんのカヴァー・ヴァージョンが「セクシー・ユー(モンロー・ウォーク)」として発売されたんですよ。
編曲は南さんの方が圧倒的にカッコいいなと思っていたら、坂本龍一さんによるものだったわけです。
YMOがまだ一部にしか知られてなかった時期で音楽に興味がある友達とだけ話題にしてました。
まー、このCDの選曲にセルフライナーは南佳孝さん自身ですから、その辺もあって購入したわけなんです。
前置きがまたまた長くなってしましたので、じゃ、行ってみよー。

・『Alma(魂)〜南佳孝作品集』(MHCL 2355/ソニーミュージック)

 ちなみにこのCDは2013年発売でリマスタリングされています。
南さんのコメントが非常にありがたいですね。
やっぱり「セクシー・ユー(モンロー・ウォーク)」へのコメントがとにかく素晴らしい。

 個人的に一番好きな石川セリさんの「Midnight Love Call」が嬉しいです。
ちなみに南さんもアルバム『モンタージュ』でセルフカヴァーしてますから、かなり知られた曲であります。
このCDだと薬師丸ひろ子さんの「メイン・テーマ」が一番知られているのかな?
かせきさぃだぁさんの「ポップスアート」には南さん自身がヴォーカルで参加してますし、新し目の作品ということでこれまたありがたいです。
THE 東南西北やラジさん、松田聖子さんに提供した曲が収録されているのも非常にありがたいですねー。
あと、ブレッド&バターのプロモーション・オンリーだった「SILENT SNOW」はベスト盤には収録されてますが、こういった形でしかも南さんのコメント付きで収録されているわけですから。
桑名正博さんの「これで準備OK」は桑名さんが取り上げることを提案したのか。
クロコダイルパパはあの人の変名。
Pops All Starsは『SUMMER LOUNGE』のシングル曲だったね、とか盛りだくさんなCD。

 実は最近までこのCDの存在を知らなくて、たまたま某通販サイトを眺めていたら、このCDをすすめられたわけですよ。
しかも値段は定価の半分以下で。
まだまだオムニバスについては研究が足りないと反省しました。
今後一層努力致します。

 ではまたー。

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