サンタ日記 Pt2

地球には山姥たちがいます。
海坊主たちもいます。
そのエネルギーを感じとる人達がいます。
まだ大丈夫なのです。

少しずつほんの小さな緑の畑が、
お日様の光を受けて、輝いています。

春には花が咲き、秋には実を落とし、
小さなお花畑がぽつんぽつんと、
彼方にもこちらにも、輝いて見えるのです。

山姥達も海坊主達も、諦めません。
諦めたらそれで終わりだと、知っているからです。
瞬く間に崩壊してしまう。それを良く知っているのです。

これまで多くの惑星達が、崩壊の道を辿って来ました。
そして宇宙の難民、移民、侵入者になってしまいました。
今もそんな生命体は、地球上に存在しているのです。

そんな生命体も、生きようとするエネルギーの持ち様が、
元々の地球の生命体のエネルギーの在り方と違っている。
そして そのエネルギーを慎重な計画の下に、
自分たち種族の望む通りに変えようとしている。
それがサンタには悲しいのです。

もっと楽しくていいはずなのに。
もっと嬉しくていいはずなのに。
もっと生きていることを、喜んでいるはずなのに。
あまりにも悲しみ苦しみ彷徨っている人達が
多すぎるのです。

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