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『窮鼠はチーズの夢を見る』に出会って成田凌に沼落ちしたあの日のこと

忘れもしない昨年2020年の10月3日。
仕事では初めての部署異動、好きなアイドルは形が変わり、かなりどん底だった時期。

とある映画に出会って、深い沼に落ちた。

はじまり

その映画は、情報解禁された頃から「あの漫画を実写化!?」「しかもジャニーズが!?」とジャニオタ界隈では大きな話題になっていた。
今も昔もジャニオタをしており、その界隈で暮らしている私は、公開されたら観たいなぁ…とぼんやり思っていた。

そう、『窮鼠はチーズの夢を見る』である。

9月の公開時、仕事もプライベートも忙しくて映画を観に行く時間が取れなかったが、何故か強く惹かれるものがあったのは覚えている。

窮鼠はチーズの夢を見る、早く見たいんだけどタイミングがまじでない

21:10・2020/09/22・Twitter

出会い

10月に入り、仕事もプライベートもやっと落ち着きはじめ、タイミングが合ったので、公開から3週間後にやっと映画館に足を運んだ。

先に観に行った友人たちが「尻!!」と盛り上がっていたので、「一体どんな映画なんだ!?笑」と期待半分怖さ半分、ワクワクはしていた。

いざ映画館へ足を運び、驚いた。
公開から3週間後なのにほぼ満席。

本編、いきなり「尻」から始まったので、「え?尻ってまさかこういうこと?違うよね?」と拍子抜けしたのだが…

それ以降の記憶がない。

とにかく強い衝撃を受けた。
身体が重くてなかなか席を立つことができなかった。

鑑賞後の興奮でどうにかなりそうな私がコレ。

やっと見てきた。
想定していた何倍も良かった…
できればもう10回くらい見たい…
たぶんむりだから、あと1回は絶対みたい…

2020/10/03・Instagram Stories
心臓ずっとバクバクしてるんだが…
完全に恋をしてしまったんだが…

2020/10/03・Instagram Stories
窮鼠はチーズの夢を見る見てきた想像の何倍も良かった、待ってくれ

18:48・2020/10/03・Twitter
いやマジで想像を超えてきた、今まで見た映画の中でかなり上位に入るというか、マジで1位とるんじゃないかくらい好きだった

19:07・2020/10/03・Twitter 

ありとあらゆるSNSで抑えられない興奮を爆発させている。

なにが好きだったのか、一体なにがそんなに刺さったのかは未だに分かっていないのだが、『窮鼠〜』のもつ作品力に圧倒された。映画を観てこんな気持ちになったのは初めてかもしれない。観終わった直後から2度目を渇望してしまった。

と同時に、成田凌さんに完全に心を持っていかれた。

シアターが明るくなったその瞬間から、成田さんのことで頭がいっぱいになった。

これはオタクあるあるだと思うが、誰かに勧められたり、何となく気になるかも?程度では深い沼にはハマれない。

沼落ちとは本当に突然で、一瞬の出来事である。
雷に打たれたような、そんな衝撃。

まさか自分が俳優に、しかも映画というフィールドで活躍する俳優にハマるとは1ミリも想像していなかった。

生活が一変

その日から、成田凌さんの出演作品を片っ端から観る日々が始まった。

まずは、成田さんのWikipediaとにらめっこしながら、アマプラをひたすら検索した。

恥ずかしながら、成田さんの出演作はあまり観たことがなく、ドラマは『人は見た目が100パーセント』『逃げるは恥だが役に立つ』『コード・ブルー』、映画は『カツベン!』と『スマホを落としただけなのに』を見ていたくらいだった。(※1)
つまり、ほぼまっさらな状態からのスタート。

片っ端から出演作を見始め、演技力の高さに驚いた。
憑依型だとは感じないが、技巧的すぎず、自然な演技ともまた違った、言葉では言い表せないクセになる演技。特に、繊細な瞳の揺らぎはミリ単位の演技だった。ものすごく勘のいい俳優だと思った。
俳優の演技を見て、心から上手いと思ったのはこれが初めてかもしれない。いや、上手いという言葉で片付けるのはおこがましいとすら思った。

また、役者としての素晴らしさもさることながら、舞台挨拶やバラエティー番組などで見せる、面白くて親しみやすくて可愛い一面にも惚れてしまった。

好きになる前の成田さんのイメージは、スカしてるイマドキ俳優だった。
なんか、カースト上位で怖そう…。

けれど、映画のインタビューや井浦新さんとのインスタライブ、CMのメイキングなど色々と動画を漁っていくうちに、イメージが180度変わった。
「えっ!?成田凌さんってもしかしてめちゃくちゃ面白い人では…???」
「それに加えて、映画に対する情熱がすごい…」
なんとなく"俳優=クール"というイメージが強かったから、かなり親しみやすい雰囲気と真面目な一面に好感度が爆上がりしてしまった。(成田凌さんから発せられる「西友」とか「しまむら」のワードにキュンとするのは私だけではないだろう)

今となっては、変な先入観を持っていたことを土下座して謝りたい気分である…。

お詫びにと言ってはなんですが、公式から出ている動画で結構気に入っているものをシェアさせてください☟

※1:実は『人パー』を観ていた時、ちょっとだけ沼っていたらしく、その頃のTwitterを見たら「成田凌くんかっこいい…」みたいなことが書いてあった。数年後大変なことになっているよ。と当時の自分に伝えてあげたい。

2度目の鑑賞

『窮鼠〜』初見から1週間。
成田さんのことを考えると胸がキューッとなって落ち着けない日々をすごし、人生で初めて同じ映画をおかわりした。(※2)

画像1

(ちなみに映画のパンフレットを買ったのも人生で初めて)

この一週間で成田さんの出演映画を4本見た。
YouTubeに転がっている動画はほぼほぼ全部見たし、インタビュー記事は貪るように読んだ。

前よりも"成田凌"を知った状態で二度目を観ることで、改めて役者としての素晴らしさに気がついた。今ヶ瀬渉の表現は、他の作品では見ることができなかったし、もちろんインタビューやバラエティでの顔とも全く違ったから。
一体どこから生まれた表現なのか…?そんなことが気になって気になってしかたなかった。成田さんの演技に完全に惚れてしまったんだと思う。
可能な限り、大きなスクリーンで、ずっとこの人を観ていたいという強い気持ちが芽生えた。

※2:実は、この二度目の『窮鼠〜』で大倉さんの凄さに気がついたり、ものすごく奥が深い作品なのではないかと思ったり、一度目より冷静に観ることで気づいたことがたくさんあるのだが、今回の話題とは逸れるので追々…。

最後に

こんな流れで、あっという間に俳優・成田凌に沼落ちした私。
あれから一年が経った。

まずは、『窮鼠はチーズの夢を見る』が公開延期を経て無事に公開され、何かのご縁で出会うことができて、タイミングよく映画館の大きいスクリーンで観ることができたことに最大限の感謝を。
初めて映画に心揺さぶられ、色々なきっかけを作ってくれたこの作品のことを、私は一生忘れないと思う。

この一年は、本当に濃くて幸せな一年だった。
たくさんの優しいファンの皆さんと出会い、映像俳優のオタクをすることの難しさを知り、ロケ地巡り等々新しい趣味ができ、初めて生で成田さんを拝見し…。成田さんを好きになってから、なんだか世界が明るく見えた。

1年前の自分へ
観に行った先にはとんでもなく深い沼が待っています。
でも、信じて進んで大丈夫だよ。
見たことのない世界がたくさん広がっています!

以上!私が『窮鼠はチーズの夢を見る』に出会って、成田凌さんに沼落ちした話でした。

ちなみに…
『窮鼠はチーズの夢を見る』は現在、Amazonプライムで見放題独占配信中
Blu-ray&DVD発売中
ほか配信サービスでもレンタルできるようです。

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