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そうだ、台湾に行こう②

台湾に行ってから約一ヶ月が過ぎた。
あっという間なような、そうでもないようなそんな感覚だけれど、今になって思い出すことを書き残しておこうと思う。


空港から電車に乗ったとき、暗いホームから眩しい光が広がる森や畑、小さな家や、中国語が書いてある古いマンションやビルたち。
電車で飛び交う英語や中国語。
同じ車両に日本人は誰もいなかった。
当たり前だけど、ここは日本じゃないんだなぁと、徹夜明けの頭でぼんやりと考えながら揺られた記憶と不思議な台湾の香り。
台北に向かう途中で降りて、駅のホームで写真を撮ったりした。


晩ごはんなににしようと考えながら歩いていると、宿の裏の路地にあった小さめな食堂が目についた。メニューを見ていると、お店のお兄さんに「持ち帰る?中で食べる?」と聞かれたので、中を指差す。
中国語で話されたのでよくわからなかったけど、メニューを出して注文用の紙とペンを出して、書くふりをしてくれた。
笑顔で、謝謝と言って書き込んで、店の前で座っているお兄さんに紙を渡すとスマホ画面を見してくれた。Google翻訳で英語で「席で待っててください。私は美味しいの作ります。」と書いてあって、思わず笑ってしまった。
でも確かにお兄さんの作ったごはんは美味しかった。

電車がわからず駅員さんに九份に行きたいとガイドブックを見せると、中国語を話されてわからないです…と謝ると、思いついた!という顔で、体を使ってまっすぐ!右!下に降りて!ピッ!改札何番線!と教えられて、思わず笑った。
結局改札までついてきてくれて、有り難かったけど、きた電車を見て、すぐ乗れ!これ!と言われた時は驚いた。

何だかいろんなことがあったけど、楽しかったなぁと今では思う。

旅をしている時は、案外必死で、初めての1人海外だし、旅をするのに集中していたから、周りに目を向ける余裕が最初はなかったけど、今ならゆっくり思い出せそうだ。

最近すごく暑くなってきて、より台湾で過ごした時間が思い起こされてきた。

そうして、また色々なところに行ってみたいと、色々な事を、物を、見てみたいとぼんやりと思った。

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