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新しいマネジメントのかたち。

昨日の続きで、DNAパブリッシングの編集会議・・・いや、呑ミーティングの一部をご紹介しようと思う。サラリとだけ触れていたが、代表の伊藤聡さんが北欧の視察ツアーから無事帰国。そのお土産話がおもしろい。「デンマークはじめ、北欧に行きたくなるやないかいっ!」という感じだ。

たくさん話を聞いたなかでも、ぼくの大好物だった話を取り上げよう。そのテーマは・・・

「エネルギーマネジメント」

に、ついてである。「エ、エネルギー?!」、「あのMr.マリッ○さんが使う、アレですか?」という読者のみなさんの心の声は、とりあえずは無視して進めることとします。

北欧のある会社では、大切な会議の前にとある儀式に取り組む。儀式といったって簡単で、ひとりずつ、いまのエネルギーを「いい」「まあまあ」「悪い」の三段階で報告していくのだ。そして、ひとりでも「悪い」がいたら、その状況や理由を聴いていき、みんなでその人のエネルギーが上がるように話し合うらしい。

みんなのエネルギーの高さ具合や、エネルギーがとにかく低くて深刻な人がいるいないなどによって、会議で扱う議題の量が増減するとのこと。「ほぉー、そこまでの徹底しますか〜」と、このパートに関してのぼくの食い付き方は半端ではなかったと思う。たぶん、肉に群がるピラニアみたいに。

ぼくが会社に勤めていた頃は、「どういう目的でミーティングに臨むか」を明確にしていたと思う、たしか。そして、本田健さんとお仕事していたときは、チーム全員で「いま、感じていること」をシェアしてからミーティングをはじめていた。この感情のシェアは、ぼくのなかでも画期的だったし、すごく効果的なものだった。プロジェクトによっては、いまでも導入しているほどだ。

しかし今回は、「いまの、じぶんのエネルギーは?」である。じぶんのなかでの常識がアップデートされた気分。まずは、チームメンバーとのミーティングから実験的に取り入れてみようと思った。

でも、考えてみればじつは、エネルギーってすでに身近な存在なような気もする。今日はエネルギーが高い、低いとかってなんとなく直感的にわかっているものだったりして。「エネルギーとかって怪しいなぁ」という見方のほうが古くなってきたのかもしれない。

とはいっても、「エ、エネルギー?!」と内心で思ったあなたのために、簡単にエネルギーの定義をお伝えしておこう。すると、ちゃんと分解して説明できたりすると、怪しさは軽減すると思うので。さて、エネルギーとは4つの要素から成り立っているそうで、

1、肉体的
2、感情的
3、精神的
4、霊的(スピリュアリティー)

この4つである。聞けば「まぁ、確かにそうかもね」と納得する人も多いのではないだろうか。細かい定義よりも、直感的にエネルギーが高い低いという視点でじぶん自身の状態をチェックするというのはいいんじゃないかと思うのだ。

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すっごくあらためて、あらためてなんだけれども、ドストエフスキーの小説の長大さはすごいな。いまは『悪霊』から『白痴』へ。ドストエフスキーの作品は長いだけでは決してないんだけれども、長さは物語の重たさをつくる大きな要素だと思わされます。

そう考えると、18年以上もの間まいにち書いている糸井さんのエッセイにも重さがあるように感じますね。

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