親父からの教え。
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親父からの教え。

末吉 宏臣(Hiroomi Sueyoshi)

ぼくの父親は、素晴らしい経営者である。32歳になったいまだからこそ、父がやってきたことが「あぁ、すごかったんだ」とやっと分かるようになってきた。でも、いやもちろん、不満なことがなかったわけではない。そのうちのひとつに、「社会とはこうだぞ」、「仕事っていうのはなぁ」と、父親らしくちゃんと教えてくれなかったという、ちょっとした恨みがある。

人によっては、そんな父親をうらやましいと思う人もいると思う。なぜなら、上から厳しく言われることが不満や恨みにもなるからだ。だから、ぼくの現実を裏側から覗いてみると、すごく自由にのびのびと育ててくれたとも言えるかもしれない。

話は少し飛ぶように感じるかもしれないが、後から戻ってくるのでついてきてほしい。そんなぼくという人間は、目上の人から可愛がってもらえるという特性を備えている。なぜだろうかと分析すると、「その人が大切にしていること(教えや教訓)」を引き出し、見つける才能があるからだと思われる。「じぶんが大切にしていること」を理解してくれるヤツがいたら、きっと誰だってうれしいはずだ。

おっと、ただ「才能」とは書いたものの、もともと持って生まれた天賦の才かと言われると、はなはだ疑問だ。そう思う理由は、父親との関係性にある。父親から大切なことを教わらなかった(と感じている)がゆえに、だれかから「教わろう」「学んでやろう」という気持ちが人一倍つよくなり、「技術」が磨かれてきたものなんじゃないかと思う。ちょっと恐ろしく言えば、「どうにかして学ばなければ、生きていけない」という飢餓感にも似た思いが原動力になって。(・・・そう考えると、苦しかったり、大変だったり、嫌だった生い立ちも捨てたもんじゃないな)

そんなこんなで、ぼくは「インタビュー」が得意だということが、段々とわかってきた。つい先日も、とある企画で堀江貴文さんに取材をする機会があったが、秘書の方から「楽しそうに堀江さんが話していて、けっこう珍しいことだ」というニュアンスの言葉をかけられた。素直に嬉しかったな、これは。

さて、「インタビュー」ということばに光が当たった瞬間、「やりたいこと」が目の前に広がった。広がりはしたが、まだ形にはなっていない。しかし、その形の方向性は見えている。それが、糸井重里さんの『ほぼ日』であり、茂木健一郎さんの『プロフェッショナル〜仕事の流儀〜』(現在はナレーター交代)であり、村上龍さんの『カンブリア宮殿』だ。

どれも違う持ち味だが、どれも素晴らしい。それらに触発されて、ぼくもこんなメディアや番組、作品をつくりたいというあれやこれやのアイデアはある。今回のコンテンツ会議では、「ぼくはこんなものをつくりたい」という構想について書こうとして、実際に書いてもみたが、どうもしっくりこない。なんだか絵空事になってしまって、繕っているような感じが拭えなかった。そんなとき、糸井重里さんのこんな言葉を思い出した。

「i(いい考え)✖️t(技術)=G(いいもの)」
「いい考え」があったとしても、
「技術」がないと、まずは、かたちにもならないわけです。

そっか、背伸びをしようとしていたんだ。そんなことに気がついた。いまのぼくに必要なことは、「技術」を磨くこと。そこでいまは、『プロフェッショナル〜仕事の流儀〜』と『カンブリア宮殿』の本やDVDはもちろんのこと、茂木健一郎さんの『質問力』村上龍さんの『質問術』について研究している。インタビューという技術の頂きの高さを痛感している最中だ。

結局のところ、この記事のスタートの話に戻ってくる。ぼくは、教えに飢えている。今回は糸井重里さん、茂木健一郎さん、村上龍さんという豪華で偉大な親父(失礼を承知で)から教訓を学び、自らの技術を高めていくのだ。でも、これ、ぼくだけに当てはまることではないと思う。だれにだって、じぶんにとっての大切な教えを与えてくれる人がいるはずだ。

「あなたにとってのそれは、だれだろうか?」

今日もコンテンツ会議に来てくれて、ありがとうございます。
でも、そんな絵空事をしっかりとした形にすべく、バタバタと手足を動かしていきますよー。また、お知らせしますね。

ツイッターも熱心に楽しんでます。
→ https://twitter.com/hiroomisueyoshi

今日ははじめて、日をまたいで木曜日になってしまった。いやはや、苦戦したなぁ。

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末吉 宏臣(Hiroomi Sueyoshi)
作家、コンサルタント、株式会社Next Stage代表 公式メールマガジンは→ https://hiroomisueyoshi.net/fx/mailmag