見出し画像

「あなた」は「あなたが売る商品」です

ケーキ屋さんに行って、ケーキを選ぶとき、とても楽しいですよね。

これ美味しそうだなー!あれも美味しそう!あぁもう全部食べたい!

なんて考えながらお財布と相談しつつ、買うケーキを選びますよね。

僕らは毎日何かを選んでいます。

何を食べようか、何を飲もうか、何をしようか、誰と遊ぼうか。

僕らの毎日は選ぶことで出来ています。

そして、僕らは毎日選ばれています。

もし、あなたと遊ぶ友達がいるのなら、あなたは友達から遊び相手として選ばれたわけですし、

もしあなたが誰かとデートに行くのなら、あなたはデートの相手として選ばれたわけです。

「勉強教えて!」と頼まれた時には、あなたは「先生」として選ばれたわけですし、

「ちょっと話聞いて欲しいんだけど」、と言われた時にはあなたは「相談相手」として選ばれたわけです。

あまり普段意識しないですが、僕らは「商品」のように日々選ばれているのです。

サービス業の方や営業マンの方にはわりと当たり前の考えかもしれませんが、意外と見落としがちな視点だと思います。
実際、僕は前の仕事の時には考えたことすらありませんでした。

大人になる前にこの視点を強く意識するのは「恋愛」の時くらいでしょうか。

「あの人は自分のことをどう思っているんだろう?」
「きっとモテるから自分なんかに興味ないだろうな」

とか他者目線の自分を強く意識しますよね。


時々生徒と恋愛の話をするのですが、
「自信がなくて」と相談された時には、「あなた」は「あなたが売る商品」なんだよという話をします。

大量の商品が並ぶ棚に自分の商品を置くとき、どうやって置きますか?

少しでも目立つようにすると思います。

ピカピカに磨いたり、ライトアップしたり、ポップをつけたり、手に取ってもらえるようにお客さんに「いかがですかー?」なんて声をかけたり、色んな工夫をすると思います。

でも現実世界でやりがちなのは、「自信がなくて」とオシャレもせず、相手に話しかけもせず、SNSとかで情報発信もしないという感じなわけです。

「今の君の状態って商品でいうと『薄暗いところで、ホコリを被っていて、商品の情報も書いてなくて、置きっ放し』な感じなんだけど、君はそんな商品買う?」

と聞くと「絶対買わないですね。笑」とみんな答えてくれるので

「じゃあ何か1つでもやっていこうぜ」という話になるわけです。

イメージとしては
「商品を照らす明かり」=「自信」
「デコレーション」=「服装や髪型」
「ポップ」=「SNSでの発信」
「客引き」=「相手に直接話しかける」
という感じでしょうか。

こんな話をしても
「でも、素材が悪かったら無理じゃないですか?」
という流れに当然なります。

そういう場合には
「君の家にさ『なんでこんなの買ったんだろう?』って思うものあるでしょ?」
「ありますけど…」
「冷静に見たら明らかにいらないモノでも、つい買っちゃうのが人間なんだよね!そういうことだから。」
「どういうことですか!」
という流れに持っていけば万事解決です。笑

友人関係であろうと、恋人関係であろうと、仕事であろうと、僕らは選ばれる事から逃れられません。

どうせ商品棚に並べられるのなら、売れた方が良くないですか?

自分を商品として見てみると、すごく面白いです。

そう考えると「笑顔」「姿勢」「髪型」「服装」あたりはいわゆるパッケージの部分な訳で、

いくら中身が良くてもパッケージがボロボロの商品ってみんな買わないと思うんですよね。

なので最近歯医者に行ったりゼロトレを始めたり、服を買ったりと「パッケージ」を整えることに注力しています。

もちろん「パッケージ詐欺」と言われないように中身もしっかり鍛えておかないといけませんが。笑

この視点を若いうちから鍛えている人って何をするにしても圧倒的に強いと思います。

「仕事ができる人はモテる」と言われるのは、自分を商品化する感覚が優れているからなんでしょうね。

そういう意味で、生徒には学生のうちからモテまくってほしいなーと思ったりします。

皆さんは自分をどう売っていますか?

それでは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?