本『映画を早送りで観る人たち』を読んで
この新書のタイトルを目にして、「私のことやんけ…!」と思いました。
以前、こんな記事↓(エンタメ不感症について)を書いたY世代の私としては、非常に身につまされる一冊でした。
本書は「映画を早送りで観るなんて一体どういうこと!?宇宙人なの!?」という感覚を抱く稲田豊史さん(現在51歳のライター)によって書かれたものです。
前書きには早送り派への違和感が率直に綴られ、続く第1章には集められた早送り派の若者達の声を淡々と書き連ねてます…という顔をしながらも行間から滲みまくる筆者の