イスラム教の断食とガンディーの断食

イスラム教の断食とガンディーの断食

2つの断食は目的が異なる。


イスラム教の断食は基本的欲求に打ち勝ち、聖典に向かう事で神への忠誠心を高める。また金持ちも貧しい人も人々の苦しみを知り、慈悲の心を思い出させ、信者同士の連帯感を強くする。


ガンディーの断食はいかに対立せずに物事を成し遂げるかの為の行為

COTENRADIOのガンディーの回で紹介していた。

対立や敵対は私にとっても、あなたにとっても良くないものなので、いかに対立せずに物事を成し遂げるかを考え、行動していった。
その上で仲間が非暴力を破り、暴力をし始めてしまったので活動を止めて断食を始めた。その人が暴力を辞めるまで、ガンディーは死ぬまで断食を続ける覚悟を持っていた。ガンディーを尊敬している仲間だからこそ選択に迫られ(ガンディーを見殺しにしてまで暴力をするか、暴力を止めるか)、暴力を辞めた。

要するに暴力をする人に対して、対立せずに止める方法を考えに考えて編み出した結果が断食であった。


最近では、ダイエットをするために断食する人がいる。

飲食が当たり前にできる現代だからこそ、その欲をコントロールする練習のために断食する事は良いかもしれない。(気軽にできるものではないが…)

最後まで読んでもらえて嬉しいです