ニーナ・シモンを聴いても

黒人初の女性クラシックピアニストを目指したニーナ・シモンの話を。

まず12歳でリサイタルを開いてます。才能があったんですね。街の人々が彼女をピアニストにするために基金を設立したくらい。ですがここで人種差別を受け、娘の演奏する姿を見るために前列に座った彼女の両親が、白人のために後ろに移動させられてしまいます。それを見たニーナは両親が前に戻るまで演奏を止めたそう。カッコいい。。

進学のために音大の奨学金を求めますが、ここでも黒人であったために与えられなかったと思われます。稼ぐためにやむなくバーでピアノを弾き歌を歌い始めたのがきっかけで1950年代から有名になります。

ブルースですが本格クラシックピアノが聴けて、上品に渋いです。I Loves You Porgyって元々ガーシュウィンの曲なんですね。ラプソディインブルーの。

こちらのSave Meでは最後、声でターンテーブルを回しております。

60~70年代は公民権運動に関わるようになり、アラバマ教会爆破事件について歌った"Mississippi Goddam"や、キング牧師が暗殺された際には"Why? (The King Of Love is Dead)"など、人種差別に対するメッセージを歌っています。


日本に住んでるとそもそも人種差別に対する自覚がなかったりするから何と言えばよいのかわかりません。。黒人差別に対するデモが最近もまた行われていますが、ニーナ・シモンの歌声は今日もどこかで流れているのでしょうか、、


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