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【大企業あるある】富士通Japanによる不祥事で思うところ

こちらのニュースをご存知でしょうか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/24352da00f959a7d0e1fd68c82398ca3958b6b3e

あの日本国内での大手メーカー、富士通様のグループ会社、富士通Japanが提供しているマイナンバーによる住民票等の写しをコンビニでゲットできるサービスが、、、

誤動作バリバリに発生しているらしいのです。
これについて、思うところがあるため、記事にしていきました。

誤動作の原因

まず、原因としてはレコードに使っているプライマリーキー?を時刻の値にしていると言われています。
※上記説明でよくわからない方に、別の言い方で説明すると、データを一意のものとして特定するための値に時刻を使っているよということです。

これは完全に要件不足であり、社員番号や個人番号などと異なり、全く同じタイミングで操作をする方がいないということは言い切れないため、通常は一意のデータを決めるのに指定しないようなものとなります。

ここまで説明したらこう思う方、特にエンジニアが多いかと思います。
「作成日時をキーにするなよw w w」 ってね。。。

そんな偉そうに物申すエンジニアも非常に多いので、違う視点が持てるように補足します。
※ぶっちゃけ「物申せる俺偉い!」みたいな文化が気に入らないのです。
※富士通擁護ではない事をご承知ください

補足しちゃうぞ

今回のような時刻データをキーにする方法は一般的ではないが、富士通グループも官公庁にさまざまなシステムを導入してきた実績もあるため、顧客からのヒアリングを重ねた結果、これが一番有効であると言えるような要件であったり、既存システムとの兼ね合いがあったかもしれません。

そもそも、民間企業が、官公庁等にシステムを提供するには”入札”というプレゼン大会みたいなもので受託権利をゲットするしかないのです。
しかも、そのプレゼン大会の前に配布される、官公庁側が持つ仕様書については、各大手企業だったり、実績のある企業が何度もヒアリングを兼ねたすり込み教育を、それぞれが行っていく中で作られるもののため、いろんないいとこ取りの要素が詰め込まれていくのです。
※相手からしたら有識者からキャッチアップする感じです

なので、いざ受託したら今回のような実装にしないと実現できないようなものになっていた可能性も十二分にあります。

これをどうにかするのがプロではあるとは思いつつも、そういうこともあるんだと視点を増やした上でいろんな議論をしてもらいたいです。

だれがワルいんだ

これについて、SIerで働いていた時から思っているのですが、なぜ顧客は自分たちでも相応の知識なり、可能性の潰しをしていないのか不思議です。

顧客側も説明を受けて、十分に気付ける可能性のある問題のはずなのですが、それをしなかったのはきちんと検討していなかったか、ガチの丸投げで終わらせていたからかと思います。

もしかすると、本記事であげている理由とは全然違うことが原因の可能性もあります。

それでも言わせてください。
これは本当に提供企業だけがワルいのですか?


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