2015年5月22日

【金曜日と美大生と小学生】

昨日は健康診断で、普段会わない人にひさしぶりに会ったりして、飲みに行って、深夜に帰宅した。何となく、雰囲気に呑まれて相手を軽んじた、というか、相手の話す対象を侮った、かも、、と思って気分が悪かった。寝たのか寝てないのかはっきりしないまま、今朝は家を出て、午前中の授業はおそらく、目を開けたまま眠っていた。

来週は講評だし、学生たちはおのおの、仕上げの作業に集中したり、間に合わないとあせって逃亡したり、一夜漬けにそなえて睡眠を蓄えたりしているので、私は何とか省エネルギーで保つことができた。

夕方。K都の母親が「もう6年生だし、普通の学習塾に通わせたい」と、退室を申し出た。月謝引き落としのタイミングにより「来月分は発生しますが…」と正しく伝えたところで、ここでのスタンスに大した情熱などなかったくせに、急に、社員みたいでクソ食らえな気がして、また気分が悪くなった。

「K都はめちゃくちゃバカだけどイケメンだしかわいい」と、母親と会社に言おうと思ったけど、実際に言えるはずがなかった。仲良しの友達が転校してしまう、寂しい気持ちになった。ヘンな怪獣とか、私の似顔絵にヤクザとか、死死死死死…とかで解答用紙を埋めて、「見て見て」とすり寄って来るK都に、「遊んでくれてありがとね」と言えばよかった。今は「別の塾で死なないでね」と、それだけを願っている。

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