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【公開ストーリー】人生で初めて彼女ができた日

2020年8月30日23:00

深夜のお台場の埠頭を前にして


すー「俺とお付き合いしてくれませんか?」

彼女「はい!(と言い首を大きく縦に振った)」


その瞬間、ある種のモテないという呪縛から

解き放たれた気がした。





人生で初めて彼女ができた日の思い出。


前回は、人生で彼女ができた日を境に、

いろいろな変化があったこと、

それこそ人生の節目の出来事だし、

ある種の再出発を果たしたことなどを書かせていただきました。


今回は、少しばかりストーリー仕立てで、

人生初の彼女を付き合うことになった日の出来事を振り返ります。

(おそらく多くの人が気になるところかと思いますので)


2019年8月30日

この日は彼女との4回目のデート。


平日のため、

ディナータイムからの約束です。


19:00待ち合わせ

場所は、ガーデンテラス紀尾井町。

永田町や赤坂見附にあるオフィス、ホテル、ショップ等が一体的の施設

今回はこちらのあるレストランを予約していました。


仕事の関係で、ギリギリに到着。

今回は帰り際に二人きりの空間を作るため車で向かいました。


やはり時間等にはしっかりしている彼女さんは、

レストランの前あたりで待っていました。


軽く挨拶をして、店内へ入ります。

結構な繁盛店で、入り口付近も人が多く、

予約していますが、ご案内も順番待ちです。


彼女は、

「赤坂見附は良く来るけど、ここ(ガーデンテラス)は初めて!

すごいオシャレだしこんな場所があったんだね!」

と場所のチョイスについては気に入ってくれたようでした。



さっそくお店の中に入ります。

予約の際に、女性と二人で利用する、

なるべく対面の席を避けたい旨をお伝えしていました。


そのため、丸型のテーブルにご案内いただき、

対面ではなく90-120度くらい角度でお互いに座りました。


よく恋愛心理学の本とかにありますが、

対面で座るよりは、横並びとか、90度くらいが

お互いに緊張をしなく良いそうです。


お互い、お酒をほとんど飲まない者同士なので、

ソフトドリンクをいただきます。

(私は車で来ているので当然ですが)


それから、前菜的なもの、

メインになりそうなものを適当に4皿ほどオーダーしました。


今回は座席だけを予約しましたので、

メニューを見ながら彼女さんと一緒に選んでいきました。


4回目デートともなると話す内容も、

結構なくなって来るので、話したり、一緒に何かしたりする

きっかけとなる事柄が必要になってきます。


そこで、メニューを一緒にみながら、

お互いに食べてみたいものを2品ほどチョイスし合うのです。


文字にするとなんだか味気ないですが、

意外とコミュニケーションとして盛り上がるのです。


彼女さんも食事のバランスとかは気にするタイプですから、

前菜となるお野菜、メインの魚介、お肉などを決めていきます。


このプロセスで、お互いの食の好みの傾向も知ることができていいです。


ガーデンテラス紀尾井町 お肉料理

写真はメインとしてオーダーしたお肉料理の一例


食事を食べながらは、やはり「美味しい」と感想を言い合いました。


ガーデンテラスと名前が付いているだけあって、

敷地内は散策路が設けられ、季節ごとのお花が花壇に植えられています。


デザートを食べて、食事も終わりとなる頃、

すー「ここの歩いてお花とか見ながら散策できるから、

   食事終わったらちょっと歩いてみない?」

このように声をかけておきます。

以前、昼間に下見をした際には、

良い感じの雰囲気を作り出せそうな場所がありました。


もし、ガーデンテラス内で告白をするのなら、

その場所にしようと考えていました。


いざ、彼女を連れて、

夜のテラス内を散策してみますと、

夜は夜で風情があってすごく良いのですが、

意外と色んな人が歩いていました。


あと、飲み会終わりの若者の集団もいて、

ちょっと落ち着かつかない雰囲気でしたので、

ガーデンテラスで決めるのは諦めました。


サッと切り替えて、

夜のドライブ作戦へと持ち込みます。


すー「車で家まで送るよー。東京の夜景でも見ながら帰ろう!」

そういって、彼女さんを車に乗せて、

夜の東京ドライブへ出掛けます。


私としては、東京タワーとレインボーブリッジあたりの近くを通って、

彼女の家までお送りしようと考えていました。


海沿いの車を止められる場所で、

話があるという感じで、告白するプランでした。


しかし、

車で走って正面に東京タワーが見えると、

彼女さん「わー、すっごい綺麗!!」

とテンションが上がり始めます!


彼女さん「ここ、わかっていて通ったの?」

私のドライブプランに食いついてきます。


そこで、ちょっと調子に乗ってしまい、

レインボーブリッジも乗ってしまえとなり、

お台場まで来てしまったのでした(^^;


当然、彼女さんは喜んでくれました。

そして、お台場の誰もいない埠頭の前に到着しました。


ちょっとした芝生の広場があって、

そこから海を眺められるので、

一緒に車から降りていきます。


そして、

いよいよです。


はっきり言って、

かなり緊張していたので、

そんな明確にどういうことをしていたか覚えていません。


ただ、海を一緒にボーっと眺めながら、

やさしく言葉がけをしていたと記憶しています。


そして、流れでこの記事の冒頭に続きます。


すー「俺とお付き合いしてくれませんか?」

彼女「はい!(と言い首を大きく縦に振った)」



そこから、人生で初めてキスをしました。


何も言わずに、サッとキスをしましたが、

やはり照れ臭くなってしまって、

最後には笑ってしまいました。


そんなこんなで、車に戻り、

この日は彼女さんを家まで送り届け、

終わりました。


これが

29年間、彼女なし

非モテだった男に初めて彼女ができた日の出来事です。


長い記事をお読みいただき、ありがとうございました。

※ノンフィクションでお届けしております

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