本の紹介『オセロー』

文学の紹介ははじめてするのでどう紹介すればいいか全く要領がつかめませんが、何事もチャレンジということでやってみたいと思います。

作者はイギリスを代表する文学者ウィリアム・シェイクスピア。『オセロー』はシェイクスピアの四大悲劇の一つとされています。

作中の舞台となるのはヴェニス(ヴェネチア)、サイプラス島(キプロス)ですが、主要な出来事の大半はサイプラス島で起こります。

主要人物は主人公でヴェニス軍の将軍オセロー、その妻デズデモーナ、オセローの旗手イアーゴー。

副官任命の際、自分が任命されると思っていたイアーゴーですが、別の人に任命され、つもっていた不満と共に恨みを晴らすためオセローを陥れる計略をめぐらします。

サイプラス島に移り、イアーゴーは周囲の人を巧みに利用しながら実行に移していくのですが、その様子ときたら「腹立たしい!地獄に落ちてしまえ!」と言いたくなるほど穏やかではいられません。

失礼しました。

オセローとデズデモーナの愛を利用する、というか利用されているのはオセローなのですが、イアーゴーのみならずまんまと利用されているオセローにすら腹立たしさを覚えました。

愛に狂うとはこのことなのか。嫉妬や疑いといった人間の暗い部分が見事に描かれています。

■おまけ


白と黒のゲーム「オセロ」は本作が由来となっているそうです。普段記事の根拠にWikipediaは使用しない方針ですが、小ネタなので良いでしょう。

以下Wikipedia掲載文。

これは、英国文学の代表作であるウィリアム・シェイクスピアの戯曲『オセロ』に由来する。緑の平原が広がるイギリスを舞台にして、黒人の将軍・オセロと白人の妻・デズデモーナを中心に敵味方がめまぐるしく寝返るという戯曲のストーリーに、緑の盤面上で黒白の石が裏返って形勢が変わっていくゲーム性をなぞらえたものである。

ただし、上記には「緑の平原が広がるイギリスを舞台にして」とありますが、本作の舞台は前述のようにヴェニスとサイプラス島なので、この説明は何のことを言っているのかわかりません。

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