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本の紹介『青春を山に賭けて』

著者は1984年にマッキンリー(現在はデナリ)山中で消息を絶った日本を代表する冒険家、植村直己氏。

本書は植村氏が学生時代の登山部から世界放浪を経て世界初五大陸最高峰登頂※1、アマゾン川イカダ下りと偉業を成し遂げていく壮大な冒険記だ。

冒険家というと野心たっぷりな鼻につく人物像をイメージしてしまうが(僕だけ?)近づきがたい感じは全くなくて、野性味はたっぷりだけどとても親しみやすいキャラクターの植村氏。

日記やメモをまめに書かれていたのだと思うが、世界各地の様子や人との会話など場面描写がよくなされており、行ったことのない土地なのに目に浮かんでくる。また、植村氏の個性とユーモア溢れる語り口にスッと引き込まれ、あたかも自分も植村氏と旅をしているかのような錯覚を味わわせてくれるのが本書の最大の魅力となっている。

同じ日本人が世界を股にかけ、どこの国の人にも臆せず対等に渡り合う姿に自分のことのように誇らしく思えたのを思い出した。


読書が好きな方なら、登山が好きでなくてもオススメしたい一冊だ。


※本書における五大陸最高峰
北アメリカ大陸・マッキンリー(デナリ)
南アメリカ大陸・アコンカグア
ユーラシア大陸・エベレスト
アフリカ大陸・キリマンジャロ
ヨーロッパ大陸・モンブラン

◼️こんな方にオススメ


読書が好き
旅が好き
登山が好き
冒険がしたい

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