見出し画像

Good News #1「ABC予想」

暗いニュースばかり取り上げられるこのご時世。どうせなら良いニュースを拡散したい!ということで朝刊から得た良いニュースをお届けします。

本日の朝刊にて「超難問ABC予想証明」の文字を発見しました。

見出しを見て一瞬「ABC予想?新手の子ども向け英語学習の理論か?」と大真面目に思った僕の無知ぶりに驚嘆してください。

さて、記事を読んでみると、京都大学の望月新一教授が数学の重要な未解決問題として知られる難問の「ABC予想」を証明したのだそうです。「ABC予想」いったいどんなものなんでしょうか…

AとBの和がCになる3つの整数について、それぞれの素因数を使ったある不等式が成立するとした予想。

これの意味がおわかりになる方いらっしゃいますか?大学生レベルなら普通にわかることなのか…それすらわからない無知、無教養ぶりです。

紙面によると、これがものすごい偉業なのだとか。どれくらいすごいかと言うと、ニュートンやライプニッツが生み出した「微積分」に匹敵するそうです。

■微積分の功績


さて、困ったことに微積分すらよくわからず、その功績がどれくらいすごいのかもわかりません。これも読書の賜物ですね、たまたま今読んでいる本に書いてありました。

ゼロの理解は微積分の誕生につながった。現代の物理学も工学も、マイクロチップ、はたまた経済学や財政学も、この微積分がなければ存在しなかっただろう。

『グローバリゼーション 人類5万年のドラマ(上)』P193

これはすごい!

僕の中で「微積分」と言えば、公務員試験の勉強時代に通っていた塾の先生に「微積分って何ですか?」と聞いたけどよくわからなかったやつです。ミクロ経済で必要だったのですが…きっと周囲の大学生の笑い者にされていたことでしょう。(大勢の大学生に混じって講義を受けてました)

そんな「微積分」に匹敵する偉業ということで、今後が楽しみですね!

■「ABC予想」の今後の予想


ABC予想がどの分野にどのような影響を与えるのかは全くわかりませんが、単純に社会や科学の発展に寄与すると考えて良いものならば、映画などのSFで登場するような未来が現実になると考えて良いのでしょうか。

紙面には物理学でいえばアインシュタイン並みの偉業とも書いてあったので、とてつもないことが起こりそうな予感です。

アッカンベーで有名なアインシュタインは宇宙の現象や、分子や原子などの極小の世界での現象を説明する理論を提唱し、科学にとても大きな影響を与えました。それと同じくらいだなんて、庶民の僕にはSFの未来くらいしか思い浮びません。

今後、望月氏の論文は欧州数学会が発行する権威ある専門学術誌「PRIMS」の特別号に掲載され、その論文は世界中の数学者から厳しい検証にさらされるのだそうです。ともあれ、同じ日本からこのような偉業を成し遂げられる方が出るなんて素晴らしすぎる!ということで、第1回グッドニュースでした。

■参考資料

▶︎産経新聞2020年4月4日付2面
▶︎『グローバリゼーション 人類5万年のドラマ(上)』著者:ナヤン・チャンダ
▶︎WIRED デジタル版



サポートいただいた費用はより良い記事、正確な情報取得のため書籍、新聞購入費用に当てさせていただきます。購入した情報源を記事に掲載する際はサポートいただいた旨をよろしければ記載致します。