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市長選挙と豊橋という街

豊橋市長選挙が行われ、現職や元議長を破り
元市議の長坂市長が誕生しました。

今回の争点は新アリーナ建設問題で
現職と元議長はアリーナ推進派
長坂新市長は廃止派

長坂さんが勝ったんだから民意が廃止を望んでいるかと言うと
推進派2人を合わせたら得票数は圧倒的に推進派の方が多くなるわけです。

じゃあ推進派の方が多いのかと言えば

お二人の支持者が全員賛成というわけでも
長坂さんの支持者が全員反対というわけでもないと言うのが難しいところです。

新聞のアンケートではアリーナ建設に関してどっちでもいい人が最多でした。

選挙中、SNSにこんなコメントがありました。
「もう少しで革新が保守を打ち破ります!」
保守というのは実質自公立が支援の現職、自推薦実質維支援の元議長、革新というのは長坂さん(実質れいわ支援)をさしているのでしょう。

豊橋は保守的な街です。外から来た人、新しいものには冷たいです。生まれてからずっと豊橋市民の私でもそう思います。
豊橋はかつて愛知県第2位の街でした。
気がつけば人口では豊田、岡崎、一宮に抜かされました。抜かされはしましたが、いつもと同じ住みやすい豊橋です。住みやすいんだから市民は特になにも思いません。
(これが良いとか悪いという話ではないです)

さて、保守というのは維持や継続
革新というのは新しく作り変えることです。

新アリーナ建設による「スポーツの街豊橋構想」
Bリーグ 三遠ネオフェニックスのホームアリーナ
5000人規模のコンサート会場
企業展示会の会場
新武道場(建て替え)
新弓道場(建て替え)
新テニスコート(建て替え)
企業や市民による利用

これらを核として市街地ににぎわいを作るというのが計画です。

維持や継続の保守ではなく革新はこちらな気がします。

ですが、今回は反対派に票が集まりました。

これが保守的な豊橋なのです。
(これが良いとか悪いとかではなく)

これからはどの街も人口が減り、税収も減ります。
働く人が減り、医療介護教育の担い手が減ります。
よそから人が来てくれなければ、よそからお金が入ってこなければ
豊橋は衰退してしまいます。
衰退すれば市民へのサービスや支援も滞ります。

郷土愛、大変素晴らしいことです。
今が楽しければ、自分に都合がよければいい
極論その通りだと思います。
でも本当に郷土のことを考えるのなら先を見据えたことをする
市民に利益となるようなことをするのが政治の役割だと思います。

アリーナ建設を中止して
莫大な違約金を払うことになります。
これは税金から払うのでしょうか

税収としては大マイナスから始まる長坂新市長。

四年後にはこれをプラスに転じさせて私のようなアリーナ賛成派だった人からも再選して下さい!と言わせるような活躍を期待しています。


だいすきだから何も変わらないで欲しい
だいすきだから発展してほしい

長坂氏のかかげる「だいすき豊橋」について考えさせられる選挙となりました。

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