2021年に始まる新入試に向けての改善提案

お昼に、ちょっと毒舌ぎみに、今の制度ではオワコンの入試について書いていたら。この制度、本当に今年で終わるんですね。いや、あの国語の現代文の問題見てたら、新しいものに変わるべきとは思います。

そこで!

こんなふうだったらいいじゃない? という、わたくしのいつもの大風呂敷がむくむくと広がってまいりました。新制度の入試では、受験生が入りたい学校で、自分は何ができるのか? を主張でき、審査側もそれを汲んで、入れてあげられる制度になったらいいな、と思います。これから、何点か改善提案を挙げます。

・ どうせだったら、もう履歴書を書いちゃえば?

バイトを始めるときや、就活時に必要となるこの書類ですが。高卒で就活をする人はもうそれを書く必要があるのに、大学や専門学校に行って学生を続けるならいらない、というのは、機会均等では無いと思うのです。この際、大学や専門学校へ入る時も履歴書(進学証明書、とか名前を付けちゃえばいいと思います)を書く機会を作ってみては。

履歴書は、これまでの自分を思い返す、自己分析を行うための最良の手段です。中学卒業、高校卒業まで、記すだけでも、どういう学校だったか、という過去を記録できますし、志望動機、趣味、希望欄などは完全に筆記力が必要になるため、これまでの〇と✖で答えてきた内容とは一線を画す力が必要になります。志望動機でコンパクトに、自分のやる気をいかに見せるか、趣味で、担当者に親しみを持ってもらうためにどのような趣味を書くか。そして希望欄は、いかに低姿勢であっても、自分の要望を言うことは言う、と言う姿勢をどう貫くか。そうした大人としての判断力と行動力、誠実さを問われる機会は、大学や専門学校へ入る時にもあって良いものだと思うのです。

ついでに、転職時に必要となる職務経歴書も、これを学生版に変えて、学業・部活・ボランティア等の経歴書として作り、自分が高校で何の力を入れてきたかをアピールする書類にすれば、学生一人一人の個性が見えてきます。

・入試問題はSPIを活用すれば?

リクルートが作って広め、企業に多く採用されている社会人版入試(入社試験)で有名なSPI。人をふるい分けるための目安として好評のようです。これを活用して、河合塾などの大手進学塾の企業に、学生版SPIを作ってもらったら、最速で最適な試験問題を作れると思います。

・ 新制度で失敗してしまった学生に、就職のあっせんを!

とにかく来年に始まる、ということで、予想が立てられない来年の受験生は、待遇を手厚くしてあげてほしいと思います。一浪はいやだ、それくらいなら就職したい、という希望の学生が出てくると思われますので、その学生たちが不利にならないような就職斡旋をしてあげられればと思います。本人たちに任せていると、フリーターやアルバイトに流れそうな学生を、教育して会社員として勤められるようにすれば、人手不足の企業側も助かることと考えます。高校の就職相談室は、卒業したらあとは自己責任ではなく、卒業しても、プーだったら戻っておいで、と言ってあげられるような優しさを持ってもらいたいものです。

以上、先の毒舌を反省して、いくつか考えた改善案を挙げてみました。新制度の大学入試が、受験生の学力だけでなく、秘めたポテンシャルを認めてあげられるような内容になると、いいなと思います。

頭がかしこいエリートさまがた、若者の輝く未来のために、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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