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店主を応援する。

昨日のWEEKLY OCHIAIは「ギグワーク」がテーマだったのだが、いやぁ、面白かった。

とりあえず、会社が自分の居場所を作ってくれるという時代は終わっていくのだと思う。「雇われる」ということの感覚自体が私の新卒時代とは大きく変化しているし、これからますます変わっていくはずだ。

自分の体と時間を使って、「どこ(誰)に雇われて」「どれくらい稼ぐか」という、あるようでない「お金を得るための能動的姿勢」が必要になっている。そして、その「どこ」はもはや1箇所である必要がないのである。それは、リスクの分散化も含めて。

さて。

個人飲食店の店主さんたちは、先行きの見えないこの流れに、大なり小なり不安を抱えていることだろう。うちの店主(職人気質)も漏れなく大きな不安を抱えている。見た目にはわからないがとてもナイーブなので本当に不安であろうと思う。

しかし、潰れてもらっては私も困る。70歳まで共に働くつもりであるし、そもそもとても良い店だからだ。

最近の私の大きな役目は店主の心が折れないように「応援する」ということである。「大丈夫です」「耐え時です」「潰れてもらっては困ります」「とにかく作り続けることです」と毎日応援するのである。

職人は魂が死んでしまったら、それこそおしまいだ。魂さえ死ななければ、なんとかなる。美味しい料理を作ルことができる魂を持ち続けることだ。

ということで。最近の私の給料の半分は「店主を応援すること」に支払われている、と思っている。



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