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大切なのは「信頼関係があるパートナーシップ」。台湾カントリーマネージャーのビジネス観

未来の購買体験をつくりたいスタイラーは、日本国内のみならず、世界のマーケットを視野にいれています。まずはアジアマーケットへ進出するべく、台湾支社を2017年に立ち上げました。現地メンバーにスタイラーのビジョンを正しく伝えるために、今年からカントリーマネージャーとなったのがEric Chen(エリック・チェン)です。国が違うとビジネスはどう変わるのか、話を聞きました。

兵役がキャリアパスに影響を与える国、台湾

ーー今までのキャリアを教えて下さい。

私は台湾出身です。高校卒業後、九州大学農学部に入学し、ガン治療に関する食品化学を研究していました。大学病院が付属していたので臨床試験を末期がんの患者に実施するような研究です。

ーーかなり今とは異なるキャリアですね。キャリアを変えたきっかけはありますか。

1年間で50人弱の臨床試験をおこなったのですが、末期がんの方を対象にしていたので、その半数以上の方が亡くなるのを目の当たりにしました。研究は意義あるものだったのですが、人の死に関わることに耐えられなくなってしまったんですよね。

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ーーなるほど。その後、なぜスタートアップに関わるようになったのですか。

学生時代から、サイドプロジェクトでいろいろビジネスをやっていたこともあり、スタートアップに関わる機会が増えたからです。最初のきっかけは福岡県のB-dashというピッチイベントで、台湾政府の連れてきたスタートアップの通訳を頼まれたことでした。スタートアップの人たちが活き活きしていたことが鮮明に感じられましたね。その後、彼らと仲良くなり、助っ人として手伝うようになりました。

ーー台湾から日本に来た理由はなんですか?

元々日本で働いてみたいと思っていました。しかし台湾は兵役のある国。日本で働くのであれば、いつか一度は兵役のために台湾に戻らなければいけません。大学在籍時に戻るということはせずに、卒業後に台湾に戻り、1年の兵役を終えました。

ーー兵役がキャリアの選び方に影響を与えるんですね。兵役で得たものはありますか?

そうですね。兵役は軍隊に所属するので、チームのために自分を抑えること、コントロールすることは経験しました。一般的な企業に就職するのと同じような経験だと思います。

ビジネスで1番大切なのは、コミュニケーション

ーーなぜスタイラーに入ることになったのですか。

CEOの小関とビジネスに対する理念が近いと感じたからです。ビジネスで1番大切なことはコミュニケーションという部分ですね。『FACY』自体、コミュニケーション式のプラットフォームでブランドとユーザーと間のコミュニケーションを担っていますよね。サービスのコンセプトも面白いと思いました。

あと小関自身もコミュニケーションが好きなタイプの人間です。オープンで話すことが大好き。印象的だったのは、初対面の時。僕は日本の方だから真面目な方だろうとスーツで行ったのに、小関は背面にハンバーガーの絵が描いてある黄色のTシャツで「Hi!!」と挨拶してきて、びっくりしたし、日本人っぽくないと感じました(笑)。小関のように、誰に対してもオープンなコミュニケーションをできるよう意識しています。

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台湾カントリーマネージャーEric(左)とCEO小関(右)

ーーコミュニケーションを重視しているんですね。

コミュニケーションが1番大切だと思っています。理由は、自分の経験からです。

大学時代、授業はすべて英語で苦労しなかったのですが、研究室に配属されたとたん、周りの方がすべて日本人で、英語で話せない環境になったんです。研究室に溶け込みたいと、日本語も勉強して積極的にアクションしたのに、関係性がギクシャクしてしまったんですね。どうやら不自然に思われていたようで。

その時に、コミュニケーションとは、ただアクションするだけでは駄目だと理解しました。
方法を決めて、アクションする際に何を注意するか、アクション後のフォローや次の段階を考えてコミュニケーションをすることが必要なんだと。

ーーコミュニケーションを取るためにPDCAを回したということですか。

そうですね。一度個人個人をプロファイルして、CRMで管理したことがあります。相手のFacebookページやサイトなどを探して、クリップして、読み込んで……そうやってデータを集約して、コミュニケーションに利用していました。大変だったけど、効率的でしたね。

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ーービッグデータを人力で作ったようなものですね。

その労力をかけてでも、フィードバックが大きかったですね。サイドプロジェクトでは、営業や交渉を担うことが多かったので、会話の引き出しを増やしたり、雑談力を積み上げる必要がありましたからね。培ったスキルで、ビジネスパートナーとお互いwin-winになるようなリソース交換をしていくことが大切です。

感動した小関の考え方として、社員自体の成長性につながることだったらトライさせてくれる点があります。最近の例でいうと、リソース交換の一環として、パートナー企業のビジネスピッチの代理スピーカーをしました。パブリックピッチの経験が、今後スタイラーでのピッチ機会に活かすことができるからです。会社のためにも個人のためにも役立つことなら、チャレンジをさせてくれる。この考え方は僕はとても好きです。

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台湾と日本をつなげる信頼感のあるパートナーシップを作るために

ーーリソース交換とはなんでしょうか。

他者が持っている物と自分が持っている物を交換することです。そしてそのリソース交換を元に、win-winの関係、パートナーシップを作ることがビジネスの本質だと思っています。台湾と日本では、国が違うので、前提となる文化や風習が異なります。そこを乗り越えられる信頼感のあるパートナーシップを作っています。

ーー具体的には何を交換するのでしょうか。

出資を始めとする資金と、ノウハウや知見の交換、人材の交換などでしょうか。

ーーノウハウなどを共有してしまうと、独自性が薄れてしまわないんですか?

隠しても意味が無いと思っています。ノウハウを隠すことによって生じる信頼感の欠如より、オープンソースにして共有することで、お互いに利益を生む関係性の方が良いです。より大きなフィードバックがある可能性もありますからね。

ーーEricがスタイラーで、台湾支社で成し遂げたいことはなんですか。

スタイラーで、一定期間の間に、必ず大きな成果を達成したいと思っています。
ひとつは、キャリアパスとしてマネジメントスキルを伸ばしていくこと。どうやったらCEOと同じ考え方ができるようになるか。今は、小関のアシスタントのような役割で、交渉のやり方、コミュニケーションのやり方、ピッチのやり方などを学び、小関の考え方をインストールしています。

現状のスタイラーのコアは『FACY』というプラットフォームとメディアの事業です。私は台湾やアジアマーケットで、どうやってコアを成長させ、他者にも価値を提供できるパートナーシップを作ることができるか、考えることが仕事です。ビジネスを成長させるためにも、視野を広げて違う業界のノウハウも学び、パートナーシップ構築につなげていきたいですね。

そして、台湾支社のメンバーに、企業のブランドやコンセプトを正しく伝えるためことも重要なミッションです。台湾で手を変え品を変え、スタイラーのビジネスを成長させるために、色々着手しているところです。今から成果が楽しみです。

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オープンなコミュニケーションとパートナーシップを重要とするCEO小関の考え方に共感し、ビジネスの本質を自らつかみ、行動しているEric。
Ericと一緒にグローバル企業としてのスタイラーの成長に携わりませんか?


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