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中国人が中国クオリティに我慢できなくなってきている件

「中国人とネット通販の返品」に関するマガジンをこれまでにいくつか書いているのですが、また思うことがあったので書いてみたいと思います。

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というのも、これもたびたび書いているのですが、嫁の悪い返品癖が出まして。嫁はECアプリで買ったものが少しでも気に入らなければ、どんなに悩んで買ったものでも返品してしまうのです。

今回嫁が返品したのは、洗濯機です。

我が家では中国の伝統にのっとり、下着と子どもの衣類を洗濯機を使わずに手洗いしています。しかし、下着はともかくしょっちゅう取り替える子どもの服まで手洗いでは今後やってられないよ、と僕が不満を言いまくった結果、子ども服専用の小さい洗濯機を買おうということになりました。

ただ、結局その後買わずにダラダラと引き伸ばし(嫁が選びに選び続けたため。僕が勝手に買うとあれが悪いこれがダメといって結局返品するし……)、最近になってようやく1台の洗濯機が家に届きました。

しかし、梱包を解いて中身を開いた瞬間、また嫁が大騒ぎを始めました。「ここが汚い!」「傷がついてる!」「他の誰かが返品したのをそのまま送ってきたに違いない!」となり、これは返品しようと言って聞かなくなりました。

確かに嫁の言う通り、届いた洗濯機には少し粗が目立ちました。でも、僕は傷なんてちょっとくらいはあるものだし、汚れというのも確かに気にはなるものの、一流メーカーのものを買ったわけでもないからまあこれくらいのことはあるだろうと思いました。だから面倒だけど自分で洗って使えばいいじゃん、と言ったのですが、嫁は聞く耳を持ちません。

こうなったら嫁はもう言うことを聞かないし、子どものためにちょっとでもリスクのあるもの、自分が気持ち悪いと感じたものは避けたいという気持ちは一応理解はできるので、もう好きなようにしたら、と言いました。産後で気が立っている嫁を刺激しても、何もいいことないですし。嫁の見えないところで、「またか……」とこっそりため息をつきはしましたけどね。

そんなわけで、届いたはずの子ども用の洗濯機はあわれドナドナの子牛のように引き取られていってしまい、新しい洗濯機はまだ家にありません。結局いつになるのかなあ。商品を選ぶためにまたスマホとにらめっこを始めてしまった嫁を見て、もう一回ため息が出そうです。

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愚痴はさておき、上述の嫁とのやりとりでは言わずに飲み込んだものの、素直に感じていたことがありました。

それは、「中国での買い物なんて正直こんなもんだったはずでしょ?」ということです。

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