No.9 イシューからはじめよ
続いてはこちらの本です。初めてイシューとかドリブンを聞いた方は頭に「??」マークが浮かんだのではないでしょうか。笑
目的
シン・ニホンを読むにあたって、事前に著者のベストセラー本を読んでおこうと思ったから
友人からのオススメ本
学び
大切なことは課題の多さではなくイシューの深さ。
目の前の課題にすぐに取り掛かるのではなく、クリティカルなイシューの発見に時間を使う。
メモ
必要なアプローチは解の質を上げることではなく、質が高い、クリティカルな問いを見つけるということです。
第1章 イシュードリブン
良いイシューの3条件
①本質的な選択肢である
②深い仮説がある
③答えを出せる
つまり答えが出せる範囲の中で最もインパクトがあるものが良いイシューということになります。
本章ではそれを「死角的なイシュー」とも呼んでいました。
イシューのための情報収集のコツ
①一次情報に触れる → 現場の声を聞く
②基本情報をスキャンする
③集め過ぎない・知り過ぎない
それでもイシューが見つからない時は下記のアプローチ方法を利用する。
第2章&第3章 仮説ドリブン
解の質を高め、生産性を大きく向上させる作業が、「ストーリーライン」づくりとそれに基づく「絵コンテ」づくりだ。この2つをあわせて「イシュー分析(またはイシューアナリシス)」と言う。
2章と3章ではこれらを駆使し解の質を高めていきます。
STEP1:イシューを分解する(MECEなどのフレームワークを利用)
→さらにそれぞれのイシューに対して仮説を立てます
STEP2:ストーリーラインの組み立て
→脚本やネーム作りと似ている
ストーリーラインの組み立ての後は絵コンテを作成します。
フローについては以下の通り
STEP1:軸の整理
STEP2:イメージを具体化する
STEP3:方法を明示する
第4章 アウトプットドリブン
4章ではこれまでのストーリに基づき仮説の検証を行いますがよくある失敗例が仮説が正しいと勘違いをした状態で検証を行なってしまうこと。
欲しい数値や証明が出ない時は足を使って実際に検証を行ったり、複数アプローチからの推定が有効です。
また、自分の知識や経験では埒があかない時は他人にどんどん聞きまくるのが良いとのこと。
1回ごとの完成度よりも取り組む回数(回転数)を大切にする。
第5章 メッセージドリブン
受け手に最終的に伝える際には下記のような状態を目指すのが良いです。
1 意味のある課題を扱っていることを理解してもらう
2 最終的なメッセージを理解してもらう
3 メッセージに納得して、行動に移してもらう
その為に相手は以下のような存在であると想定しましょう。
ひとつ、聞き手は完全に無知だと思え
ひとつ、聞き手は高度の知性をもつと想定せよ
「コンプリート・スタッフ・ワーク(Complete Staff Work)」
プロフェッショナルの世界では努力は評価されません。
このマインドは全員が常に持ち続ける必要がありますよね。
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