(続き)VRChatとMMDコミュニティの軋轢
こんばんは。
昨日の記事、改めて見ると分けた方がよかったなと反省です。
今日は昨日の続きで「VRChatとMMDコミュニティの軋轢」のお話です。
VRChatおもしろいんだけど、なんかいろいろ問題があんなーと感じて、ちょっと問題意識を持っちゃっいました。
ざっくり背景説明
VRChatでは、自分の好きなアバターを選んで、VR空間を遊びまわることができます。
こんな感じ↓
アバターは自分でBlenderやVroid Studioなどのツールを使って、作成することが可能です。
しかし、日本においてはMMDというコンテンツがVRChatよりも先にあったので、MMDの3Dデータを流用したアバターを使う人が多いそうです。
MMDというのはMikuMikuDance(ミクミクダンス)の略で、初音ミクなどのキャラクターをダンスさせることのできるツールになります。
検索してみると、おもしろいコンテンツがありますが、ちょっと過激なものもあるので調べる分にはご注意!
(昨日の記事にも書いておけばよかった…)
MMDは今から10年以上も前に、すでに使われていたので、3Dデータがかなり豊富です。
しかし、当時はせっかく作ったデータを販売するプラットフォームがなかったので、ほとんどのデータが無料で公開されています。
もちろん、そのデータには『規約』がついており、「商用利用しない」などの約束事があります。
まあ、二次創作を行う上での基本的な知識ですね。
特に多いのがMMDデータの使用は、MMDでのみ使用のこと、というもので、基本的に「VRChatでは使わないこと」、となっています。
が、海外ユーザーはそんな『規約』はお構いなしに、VRChatで好き勝手使うどころか、無料でダウンロードして有料で再配布するという人もいます。
「ざっくり」の説明にならんかったな…。
この問題けっこう荒れてる
要約すると
3Dモデルの『利用規約』をガン無視で無断使用や再配布をされている
っていうことですね。
ちなみにこれ、MMDに限らずBlenderやVroid Studioなどで作った3Dモデルも、流用・無断使用が横行されているそうです。
この問題について、いろいろな意見があって、
「利用規約を守らねぇ奴なんて消え失せろ!」
とか、
「二次創作ぐらい許してやれよ。嫌なら配布すんな!」
とか、荒れに荒れまくってます。
僕も最初は「モデルデータぐらい使ってもいいんじゃないかな?」と思っていたのですが、↓のツイートを見つけて「ああ、なるほどなぁ」となりました。
この方はVtuberなのですが、このモデルのイメージを損うような使い方をされているようです。
ブランドイメージを壊される使い方をされれば、そりゃ嫌な気分になりますね。
個人的な考え
今回、この問題に触れてみて思ったのは、
流用されることを想定した配布の仕方
を考える必要があると思います。
3Dモデルの配布にしても、本物(自分が使う用)と配布用の区別をつける、などの工夫が必要だと思います。
例えば、3Dデータの解像度を荒くしたり、シンプルに「目が死んでいる!」仕様にしたりなどです。
ただ、他にも考えうるのが、有料版を買ってそれをさらに有料で売り出す、というコンテンツの転売です。
これは、3Dモデルのデータに限らず、他のクリエイティブ作品でも起こりうる問題です。
ここは今の段階で明確な答えを持っていませんが、個人的にはブロックチェーンとの組み合わせがいいんじゃないかな?と考えています。
この辺についても勉強して、また共有できればなーと思います。
それでは、本日は以上となります。
最後までお読みくださりありがとうございましたー。
【おまけ】
ちなみに「スクショもダメ!」っていう人もいるようです。
そこまで行くとさすがに賛同できんわー、って思うのは俺だけ?
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