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マレーシアのお水事情!水は安全?飲み水の種類は?

海外で水道水は飲まない。
これは一般常識になってますよね。

日本の水道水は安全と言われていますが、フッ素の量を懸念している方もいます。

さて、マレーシアの水はどうなのでしょうか。

マレーシアの水は硬水

水の硬度について調べてみました。
WHOの基準で、1リットル辺り120mg以下が軟水、120mg以下が硬水なのだそうです。

さらに、日本は軟水と言われていますが、地形によって差があることが分かりました。
北海道や東北と比較すると関東の一部、沖縄全土は硬水に近い数値なのです。

それと同じようにマレーシアの硬度も差があります。
一般的にどこの地も、数値としては硬水に分類されます。

ちなみに硬水にはミネラルが多く含まれてるのだそうですよ。
ただし、赤ちゃんのミルクを作るのには適さないのだそうです。
離乳食を始めるまでの半年分くらいは、鉄分やミネラルを体に蓄えてると言われています。
そんな赤ちゃんにミネラルたっぷりのミルクを与えると、過剰摂取になってしまうそうなんですよ。

オリジナルブランドの母乳が1番です。
荷物減りますしね。

さて、軟水は口あたりがよく、出汁をとったりお米を炊くのに適してます。
料理の文化は水と大きな関連があったのですね。

飲んでも大丈夫?

飲んでしまっても死に至ることはほぼないでしょう。
お腹壊すことはあるかも知れません。

ただし、基本的に水道水は飲めないと思っていましょう。
ローカルの人もそのままは飲みません。
選択肢は下記の3つ
①煮沸する
②水を買う
③浄水器をつける

旅行であれば、迷わず②です。
暑いので、水は必須です。
日本のように、自販機やコンビニはありません。
「ま、途中で買えばいいや」
ができない事も多いため、必ず持って出かけましょう。

一方、生活ではどうなのか?
本当は全て買うのが理想ですが、なかなかそうもいきません。
上記の3択から、使い分けるのがペターです。

コタキナバルでも、ウォーターサーバーレンタルや買取、浄水器専門店がたくさんあります。
50万円ほどする浄水器を紹介されたこともありました。
「日本製よ。日本人ならこれがいいわよ」と。
借りてるコンドにそんなの取り付けても喜ぶのは大家なので買いませんけどね。
確かに試飲したらまろやか〜な味でした。

じゃあ、硬水だから飲めないのか?
というとそうでもないのです。

マレーシアにも水はキレイと言われる地域もあります。
でも、水って水道管を通ってきますよね。
この水道管は大丈夫なのか?

建物によって差があります。

シャワーやお風呂は?

シャワー程度なら問題ありません。
湯船がある場合、お湯を溜めて入っても大丈夫でしょう。
ただし、水が臭いな、色がちょっと濁ってる?なんて場合はちょっと待った!
ホテルでは時々あります。

歯磨きもうがいも気にならなければ問題なし。
ただし、コンタクトの水洗いは避けた方が良さそうです。

硬水に含まれる不純物が傷をつけてしまうそうですよ。

洗濯の水

これも水道水で大丈夫です。
が、写真を見てください。

キレイに茶色く染まった?タオル。
3段階に分かれてますが、新品、3ヶ月、6ヶ月くらいのタオルです。
水道水で洗濯しているとこうなっていくんですね。
この時のコンドの水道管が古いのも1つ理由だと思います。
お陰で雑巾がたくさん作れます。

オーナーに頼んで、洗濯機にウォーターフィルターをつけてもらう方法もあります。
以前、フィルターが付いていたコンドに住んでいました。

こちらが交換した直後のフィルター。

2ヶ月ほどでこんな色になります。

これを見ると、飲むのは無理だなと思いますよね。
水道水は避けましょう。

飲料水

水に関しては価値観もあるので、人それぞれです。
水道水を煮沸してokの人もいるし、日本から浄水器を持ってきて取り付けてる人もいます。

我が家は、飲料水はウォーターデリバリーを利用しています。

デリバリーの水は何社もあります。
色々見比べるといいと思いますよ。

私は選ばず即決で、アクアテックという会社を使っています。
ウォーターサーバーを買うまでは、調理と飲み水で毎日9リットル以上の水を買っていたので、金額もさながら荷物が重いのです。
当時2歳の10kg程度の次男と9kgの水、さらに買い物袋を持って、なんのトレーニングですが?というほど過酷でした。

ウォーターサーバー

写真は空港にあるウォーターサーバーです。
水道からダイレクトに接続するレンタルサーバーも多数出ています。
ショッピングモールなどに店舗があったり、ブースを構えているところもあるので、聞いてみると良いですよ。

18monthや24month、といった期間契約になります。
期間や種類によってもちろん値段が違いますが、パッと見た感じ、RM200くらいからのところが多いです。

私が頼んでいるのは、アクアテックはウォーターサーバーか買取です。
1ガロンタンクの水を、初めは最低6個。このタンクに1つRM20ちょっとのデポジットがかかります。

1ガロンのボトルはこちら。

水は1ガロンRM10。最低5ボトルからの注文になります。

ちなみに、配達を頼まずに自分で取りに行くとMR5ですよ。
その際は使い切った空のボトルを持って行って交換してもらいます。
よくよく考えると1ガロンRM5の水って安全なのか、、、不安になりましたが、使い始めて2年半。特に異常はありません。
ちなみに、これを持ち上げて逆さまに設置するので、女性1人ではし結構大変です。

ウォーターサーバーの種類はたくさんあります。
常温で、ボトルを逆さまに乗せるものから、お湯、常温、冷水とボタンが3つある高性能なものまで。
値段はMR70くらいからMR数千まで。
我が家が買ったのはMR700程度のものでした。

何年いるか、どのくらい使うかで選ぶ方法も違うため、一概にこれがオススメとは言えないのが正直なとのろです。

調理水

かなり迷うところですが、浄水器を付けています。
マレーシアで購入したPanasonicのもの。
フィルターは2ヶ月位で交換してますが、使い方によってはもう少し早めの方が良いかも知れません。

フィルターは1つRM65程度。
火を通すものは、浄水器の水を使っています。
でも、お米や味噌汁に関しては、そろそろフィルター交換だなぁ、という時、ウォーターサーバーの水を使ってしまいますね。

マレーシアの水

ペットボトルの飲料水は、主に2種類あります。

白いキャップはドリンキングウォーター
緑や青のキャンプはミネラルウォーター

ミネラルウォーターは、湧水や地下水を使った水のことで、俗に言う天然水になります。

ドリンキング・ウォーターとは水道水をろ過した蒸留水です。

安心して飲んで大丈夫な水です。

さらに、ドリンキング・ウォーターの中にもRO水というものがあります。

ドリンキング・ウォーターは最低限の殺菌処理をした水ですが、RO水は超微細孔フィルターで水不純物をろ過したピュア・ウォーターと呼ばれるものです。

ピュアウォーターの種類で、MOMAという軟水が売っています。
これはサラワク州のシブというところに工場があるのですが、会社は熊本にあるようです。
99%の不純物を除いた水とうたっており、赤ちゃんに安心な水を、がキャッチフレーズです。

ハラル認証もとっているそうですよ。
水にもハラルがあるとは知りませんでした。
サラワク州に行くと、ホテルに置かれている飲料水もMOMAばかりでした。

マレーシアどこでも買える水もあれば、サバ州だけでしか見ない水もあります。
地域によって水の硬度が違うことには触れましたが、その土地の水を利用しているため、水の硬度や銘柄は地域によっても異なります。

広告によると、K2という水がサバのシェアNo1なのだそうです。

また、KK市街地ならば、世界的ブランドの、エビアンやヴォルビックも扱ってる店があります。

飲料水の値段は

そんなペットボトルの水の値段は、日本より安いです。
一般的にドリンキングウォーターの方がミネラルウォーターより安いのです。

500ml Drinking Water 70sen〜RM1
500ml Mineral Water RM1.2〜RM1.7

上記程度の値段です。
店によって、ブランドによって違いがあります。

旅行でも生活でも、水が合う、合わないは重要です。
ご自分に合った水を見つけて下さい。


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