【独学】4か月で地方上級農業に合格【勉強】



はじめに


 偏差値のない大学生が、地方上級農業職に合格した勉強方法の紹介です。農業以外の方も教養部分は同じなので地方上級を考えている人の参考になればと思います。教養模試では1か月で4割から6割まで得点を伸ばす事ができました。

 大学の学部は理系でしたが、農業に関する知識は皆無でした。そこで、4ヶ月の集中的な学習の結果、なんとか地方上級の農業試験に合格することができました。
 各々に合った勉強法があると思います。これはあくまで、合格した人の一例としてお楽しみください。この記事を読んで、少しでも皆さんの勉強の役に立てれば嬉しいです。合格体験記は別に書いているのでこちらもよろしくお願いします。

勉強時間

一日の平均勉強時間
5時間
総勉強時間
約600時間
科目あたりの勉強時間
数的 17日×5時間=85時間
判断 19日×5時間=95時間
自然  4日×5時間=20時間
人文  5日×5時間=25時間
社会  3日×5時間=15時間
文章  1日×5時間=5時間
資料  0日×5時間=0時間
時事  7日×0.5時間=3.5時間
専門 45日×5時間=225時間
-----------------------------------
        計473.5時間

 日数×5でざっくり勉強時間を出してみました。
目算なので正確ではないです。ひとまとめに過去問等多科目を勉強していた時間は含んでいません。

 集中力に差があるので、平均すると1日4〜5時間ほどの勉強時間だと思います。風邪をひいて勉強できない時期もあったので、合計すると600時間を切ると思います。

地方上級の試験


教養試験と専門試験があります。

 教養では数的処理・判断推理・自然科学(物理以外)はテキストで範囲外とされる分野以外は取り組みました。人文科学や社会科学が苦手だったので頻出のところだけしました。文章理解は得意だったのであまり対策はしませんでした。

 配点的に数的処理・判断推理・文章読解・自然科学が満点で半分以上取れるのでこの戦法で滑り込みました。出ない分野は出ないとテキストに書いてくれてるので確認してください。
 6割取れれば勝ちなのでここで勝負をかけず、専門に力を割くことにしました。
 専門は過去問ゼミ全部が試験範囲に含まれています。農業は工学の基礎不要です。

(例)得点計画


公務員試験の科目一覧/ユーキャン
https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1295/column/column03.html
文章理解9問+数的処理15問+自然科学(物理以外)6問=30問(50問中)

使用した教材


ー教養ーーーーーーーーーーー
・公務員試験 新スーパー過去問ゼミ最新版
教養計6冊
・地方上級教養過去問500
・暗記集3冊
→人文科学と社会科学を捨てたため使用せず
ー専門ーーーーーーーーーーー
・公務員試験技術系新スーパー過去問ゼミ農学・農業
・国家一般 専門択一7年分(取り寄せ方法は下に有り)
・農学基礎セミナー
・農学基礎シリーズ 作物学の基礎I
ー情報収集ーーーーーーーーー
・公務員ジャーナル
ー面接ーーーーーーーーー
・面接回答大全


スケジュール

 1週間みっちり勉強していたわけではなく、散歩に行ったり、お出かけしています。休み休み、勉強しました。


勉強方法



数的処理・判断推理・自然科学


範囲内なら全て解く
❶完璧に解けた→解説読む→怪しかったら付箋貼る 
 わからない・間違えた→すぐに解説を見る
→解説を見ずに解けるようにする→付箋貼る→付箋貼った所を周回(◯周目では付箋付きのみする)
❷何回も間違える・解法が決まっているところはまとめる

人文科学・社会科学


頻出のところだけ取り組む
❶完璧に解けた→解説読む
 わからない・間違えた→すぐに解説を見る
→解説を見ずに解けるようにする→付箋貼る→付箋貼ったところを周回
❷よく出るところはまとめる
 

文章読解


毎日2〜5問解く習慣付けると良いそう
対策せず

資料解釈
対策せず

時事問題
最後の1週間Youtube見て覚える
 
この方の動画を見ていました。
倍速で見て単語を覚えて、わからなかったところは周回する事で詰め込み暗記しました。


専門

①過去問ゼミまとめる→②過去問ゼミ解く→③国家一般専門択一過去問7年解く→④過去問ゼミ解く


まずは過去問ゼミの概要を知るためまとめ作業を行いました。
B5サイズのルーズリーフを使用し、聞かれそうな単語をオレンジのペンで書く事で赤いシートを使い反復して勉強できるよう工夫しました。(ノートの取り方は下にまとめました)
1日1〜2単元進めます。
終わる頃には閉じていたバインダーが分厚くなっています。
これを隙間時間に見て振り返る習慣をつけます。
よく聞かれる植物の名前と科,原産地はまとめて表にしました。
病気についても表にまとめました。
振り返り何度も使うための素材にしました。


次に過去問ゼミの問題を解きました。
難しいですが、多少理解が進んでいました。
ここでわからなかった問題はテキストとバインダーに付箋をつけます。解説も読み込みます。

③過去問
国家一般農業7年分を解きました。
過去問の手配に3週間ほどかかります。
こちらの方を参考に過去問を取り寄せました。

国家公務員試験 過去問請求方法
https://kaseiyaku.com/kakomonseikyu/840/

過去問解答は正解の番号しか載っていません。なぜ選択肢が間違っているか、なぜ合っているのかバインダーを見返して根拠を明らかにします。自分版の解説を作っている感じです。わからない場合Googleで検索します。県や種苗会社のサイトやコトバンクをよく利用しました。
新しい知識は、ルーズリーフにまとめ、バインダーに追加しました。
農学基礎セミナーを図書館などで借りて調べると進みが早まります。

ここで稲作への理解を深めました
↓こちらを使いました。
農学基礎シリーズ 作物学の基礎I
ハト胸状態や乾田直播など初耳単語が過去問に出てくるので読んで良かったです。カラーで見やすいですが高い(4000円くらいする)ので図書館利用しました。


最後に付箋のついている過去問ゼミ問題を解きました。過去問ゼミは国家一般の過去問中心なので、スルスル解けるようになっています。
解けなかった問題で、出典が国家総合とある場合付箋は無視しました。国家総合の内容は地方上級では聞かれない深さであることが多いです。

模試の結果


1回目が教養択一+小論文
2回目が教養択一のみ
のものを受けました。
1回目 3月→判定D 4割
2回目 4月→判定B 6割
でした。

小論文


 私が受験した県では毎年同じ設問のため、解答を事前に用意しました。時間が足りず、面接に比べ配点の少ない小論文は後回しにしてしまいました。いろんな方に見てもらうことができればさらに良い小論文になったと思います。

面接


 面接回答大全を用い厚みのある面接カードを作りました。
 面接練習にハローワークや大学の就職支援へ通いました。ハローワークから紹介頂いたlec公務員対策の先生にもみてもらいました。知識も豊富で、相談して良かったです。

質問回答


ご質問をいただいた際に追加します。

さいごに


 ここまで読んでいただきありがとうございました。この記事が、皆さんの目標達成の一助となりますように。