見出し画像

青本とは?赤本と青本の違い!どっちがオススメか検証


>>1ヶ月で早稲田慶應・難関国公立の英語長文がスラスラ読めるようになる方法はこちら

大学受験の勉強をするうえで、過去問演習は避けて通れません。

過去問演習には赤本がとても有名ですが、青本というものがあることも、知っている人は多いでしょう。

私が受験生の時は赤本と青本の両方を使って成績を伸ばして、早稲田大学に合格しました。

ここでは「赤本と青本の違い」「どっちがおすすめか」、そして「2冊併用する方法」の3点を詳しく解説していきます!

★この記事の信頼性
→筆者は偏差値40ほどから早稲田大学に合格し、受験の講師として長年、受験や英語を研究しています。赤本と青本の両方を手元に用意して、中身を見ながらお伝えしていきます!
偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら

赤本と青本の違いとは

赤本は「数学社」という会社から出版されていて、青本は「駿台予備学校」が出版しています。

値段や収録の年数に大きな違いはなく、どちらも各大学・学部の過去問とその解説が掲載されています。

赤本と青本の大きな違いは2点。

①カバーしている大学の数
②解説の詳しさ

①カバーしている大学の数

赤本はほぼ全ての大学の過去問をカバーしています。

志望している大学の赤本が出版されていないというケースは、ほぼ無いと言っても過言ではありません。

一方で青本は難関大学のみをカバーしているので、そもそも青本を使える受験生はあまり多くありません。

青本のカバー範囲は旧帝大、一橋大、東工大、早稲田(所沢キャンパスを除く)慶應(SFCを除く)のみと、かなり狭いです。
偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら

②解説の詳しさ

赤本と青本の解説を比べると、青本の方が解説は詳しい傾向にあります。

赤本は解説を書いている人の名前が明かされていない一方で、青本は駿台予備校の講師が解説を担当しています。

だからこそ解説の信頼度が高く、難関大学を志望する人は、青本を選ぶ人も多いんですね。

青本の方が解説が詳しいことは間違いないですが、「ものすごく詳しい」ということではないので、過度な期待は禁物です。

赤本も青本も参考書と比べれば解説は圧倒的に少なく、「これくらいは理解できているだろう」という前提で、最低限の解説がされているイメージです。
偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら

赤本と青本どっちがいい?

画像4

青本の方が解説が詳しいので、どちらかと言えば赤本よりも青本をおすすめしています。

難関大学を志望している人は、青本に取り組むと良いでしょう。

一方で青本はカバーしている範囲が狭いので、自分が志望している大学の青本が出版されていない人も多いはずです。

そういった人は赤本を選ぶほかに選択肢が無いので、赤本を勉強することになります。
偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら

赤本と青本の併用

基本的に難関大学を志望する人は、志望校は青本を解いて、併願校は赤本を解くという形になるでしょう。

私も早稲田大学は青本で演習して、併願のMARCHは赤本で演習をしていました。

もう1つのワザとして、「赤本と青本の解説を両方使う」という人もいるようです。

大学のレベルが上がるにつれて、解説を読んでも理解できないケースが増えてきます。

そんな時に赤本と青本の解説をどちらも読むことで、理解を深めるという狙いですね。

私は両方の解説を読む必要はないと感じましたが、取り組んで損することはありませんから、余力がある人はどちらも活用してみてください。

最新の過去問を買うべき?

画像3

年度が古くなれば過去問の値段は安くなりますから、中古で古い年度の過去問の購入を考えている人も多いでしょう。

併願校の過去問であれば、少し古いものでも問題ないと思います。

インターネットで最新の傾向をチェックしたうえで、少し古い過去問を演習しても、実力が上回っていれば合格点を取れるでしょう。

一方で志望校の過去問は、必ず最新のものを購入してください。

大学の入試問題の傾向は毎年少しずつ変わっていきますので、最新の傾向を知って、最も効果的な対策に取り組んでいくことが大切です。

お金を浮かせたい気持ちもわかりますが、志望校に合格できるのはほんの一握りですから、たった1点だとしても、合否を分けるポイントになります。

節約をしたことで不合格になってしまったら本末転倒ですから、1点でも多く得点を稼げるよう、最善を尽くしてください。
偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら

何年分の過去問が必要?

あくまで目安ではありますが「志望校の赤本・青本は7年分、併願校は3年分」ほど解いておくべきだと思います。

志望校でも複数の学部を受験する場合は、試験の形式が異なれば、「学部の数×7年分」の過去問を解くことをおすすめします。

私も早稲田大学は3つの学部の青本を10年ほど解き、MARCHも各3年分ほど取り組みました。

志望校の過去問は特に、1年でも多く解くべきであり、その中で試験の形式に慣れていくことが大切です。

また入試問題は過去にさかのぼって、似た問題が出題されるケースもあるので、思わぬボーナスポイントを獲得できることもあります。

中古で古い過去問を購入すれば、かなり多くの年数の過去問を解くことができますから、節約を考えすぎずに取り組んでください。
偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら

赤本/青本はいつから?

画像2

早い時期から赤本や青本にどんどん取り組んでいる人がいますが、私はおすすめしていません。

というのも過去問演習は最後の一手であり、実力が志望校のレベルに到達した人がおこなうものです。

志望校の実力と大きく離れていると、「解けない」「難しい」ということしか分からないので、ほとんど解いた意味がありません。

合格最低点からマイナス15%以内ほどまで実力が伸びるまでは、過去問演習よりも、学力の向上を優先してください。

合格点が近づいてきてから赤本・青本を演習すれば、「自分に何が足りないのか」という弱点が明確になります。

弱点を補強することで得点が伸びていき、合格点まで到達することができます。
偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら

赤本と青本の違いまとめ

画像1

それではここまでお伝えした内容を、最後に復習しましょう。

赤本のメリットは「カバーしている大学が広い」一方で、デメリットは「解説があまり詳しくない」という点。

青本のメリットは「解説が詳しい」点ですが、デメリットとして「難関大学しかカバーされていない」という点が挙げられます。

志望校は最新の過去問を購入し、古い年度までさかのぼって、たくさん演習することをおすすめします。

赤本や青本に焦って手を出してもあまり意味がないので、合格点マイナス15%ほどを目安に、実力が伸びてから取り組みましょう。

>>1ヶ月で早稲田慶應・難関国公立の英語長文がスラスラ読めるようになる方法はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?