何もないけど何か見つかる

画像1 旅の途中でふと思いつきで立ち寄った駅。周囲に灯りも少なく、夜になれば漆黒の闇に包まれる。ひとことで言ってしまえば「何もない」駅。何もないと思うと寒さだけが身に沁みる。でも、行ってみれば何かが見つかる。「旅情」という言葉で片づけてしまえば陳腐になる気がするが、何かが見つかると思って眺めていると、駅の灯りも心なしか暖かく感じる。こんな駅で何時間に一本の列車を待つ時間が好きで、こんな駅の風景が好き。だからまた旅に出たくなる。

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