見出し画像

ブラックペアン

東海地方にある東城大学医学部付属病院では、“神の手"を持つと称される心臓外科医・佐伯清剛教授(内野聖陽)によって、難しい心臓手術が行われようとしていた。

三ヵ月後に日本外科学会理事長選を控え、佐伯教授と一騎打ちと噂される帝華大学の西崎啓介教授(市川猿之助)もこの手術を見学、治験コーディネーターの木下香織(加藤綾子)や医療ジャーナル誌編集長・池永英人(加藤浩次)も注目する手術だ。

そんな重要な手術の最中、佐伯が受け持つ別の患者の容態が急変。

医師たちが対応にあたるが状態は悪化、研修医の世良雅志(竹内涼真)や新人看護師の花房美和(葵わかな)らはなす術がない。そんなとき、手術室に一人の男が現れる。

同僚医師らから“オペ室の悪魔"と呼ばれる外科医・渡海征司郎(二宮和也)は、鮮やかなオペをしてみせるが…。

一方、東城大にやってきた新任講師・高階権太(小泉孝太郎)は、最新医療用機器「スナイプ」の使用を推進しようとする。

彼は西崎教授から東城大に差し向けられた刺客だった─。

原作:海堂 尊 「新装版 ブラックペアン1988」(講談社文庫)と言う事で、この雰囲気なんかどこかで・・・調べたら『チームバチスタの栄光』の著者でした、なるほどね。ただ作り方は日曜劇場のせいなのか、半沢直樹や下町ロケットをかなり意識した印象を受ける。

しかし、二宮さんがとても上手くて、まぁもともと芝居が上手い方だなと感じていたのですが、この作品での役がかなりいい感じなんですよね、気張らずサラッと演じてる、それでいてどこか愛らしさがあって。

内容としてはスリリングさはあまりないものの、毎度毎度キチンと山があるので観やすい、難しい医療の事もそのまままくし立てる様に話してみる側を置いてきぼりではなく、あまり深掘りせずにわかりやすく説明しているのも好感が持てる。

劇中に『ダーウィン』と言う医療用の器材の名前が出てくるので、もしかしたら佃社長来たりして!と思ったけれどダーウィンちがいでした。

日曜ドラマだな~・・・・って感じの作品でしたが、助けたい、生きたい、そんな思いがちゃんと描かれている事に対して『いいね』と感じました。個人的にはもっともっと腹黒い内部の騙し合い、足の引っ張り合いを露骨に描いて欲しかったかな。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集