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#9 ゆきねるさんにインタビューしてみた(2)

こんにちは。あっき~です。

このnoteでは身のまわりの音楽をやっている人にインタビューをして、その人となりを知ってもらおうというコンテンツです。

ゆきねるさんにインタビューしてみた(1)の続きです。

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ゆきねる
高3のときにAO入試で専門学校に合格してから時間に余裕ができたので、ネットでバンドのメンバー募集サイトを見るようになるんですよ。

あっき~
ほう。

ゆきねる
で、スカバンドのサックス募集を見つけて、これは行くしかねぇ!と思って入ったのがはじめてのバンドですね。

あっき~
へぇー。
スカって聞いたことあったの?

ゆきねる
全然聞いてなくて。
でも調べて聞いてみたら結構好きな感じで。
むしろ好きみたいな。
Yum!Yum!ORANGEがカバーした葛飾ラプソディーとか演奏してました。
めっちゃ楽しかったです。
当時はバンドに入ったのがはじめてだし、耳コピするのにすごく苦労しました。
耳コピに慣れてなかったから、全然音が聞き取れなくて、父に助けてもらいながら(笑)

あっき~
そうなんや。
今までピアノや吹奏楽部で譜面を見ながら演奏してたからと言って、耳コピできるかっていうとまた別の話なんやね。

ゆきねる
まったく別でした。

あっき~
何人くらいのバンドやったの?
スカバンドってメンバー多そう。

ゆきねる
サックス、トロンボーン、ボーカル、ギター、ベース、ドラムの6人ですね。

あっき~
ライブに出たのもそのバンドが初ってことよね。
どうやった、緊張した?

ゆきねる
ただただ緊張してましたね。
父が私の初ライブだから、観に来てくれて。
一番前で腕組んで観てたんですけど(笑)
でも、楽しそうにしてくれて嬉しかったです。

あっき~
良い話やん。
そのバンドはどれくらい活動してたの?

ゆきねる
半年くらいですね。
2回ライブして、自然消滅みたいな感じです。

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アニソンバンドに参加したきっかけ

ゆきねる
なんしか、ボーカルをやりたいなとずっと思ってて。
最初にメンバー募集サイトを見てたときも最初はボーカルで探してたんですよ。

あっき~
そうなんや。
そのときはあんまりピンとくるボーカル募集がなかったんやね。

ゆきねる
そうなんですよ。
それでサックスにいったんですけど。
で、別のときにメンバー募集サイトを見てたときがあって。
「アニソン ボーカル 募集」で調べてたときに、あっき~さんたちがやってたバンドに参加することになったっていう。
色んなアニソンの曲をやりたいっていう条件で、楽しそうやなーと思って。

あっき~
なるほど。
歌うのは元々好きやったの?

ゆきねる
めっちゃ好きでした。
中2くらいからボカロとかアニソンにハマりだして、家でめっちゃ歌ってました。

あっき~
ふーん。
アニソンとかにハマるきっかけがあったの?

ゆきねる
小学校のころにかみちゃまかりんっていう少女漫画があって、めっちゃ好きやって。
それがアニメ化されたんですけど、そのオープニングがALI PROJECTの曲で。
その曲をはじめて聞いたときに、なんじゃこりゃ、めっちゃ良いやん!と思ったのがきっかけですね。

あっき~
そうなんや。
ボカロにハマる前は歌ったりしてたの?

ゆきねる
ボカロにハマる前も歌うのは好きでしたね。
母が歌うのが好きやったんで、その影響で。

あっき~
じゃあ、アニソンを聞く前はJ-POPを聞いてたってことなのかな?

ゆきねる
そんな感じですね。
これも母の影響なんですけど、EGO-WRAPPIN'やorange pekoeの曲を良く聞いてて。
でも、小さいころは曲の好みもあんまりわからなかったから、母がよく聞く曲を一緒に聞いたり、歌ったりしてましたね。

あっき~
父親も母親も音楽聞くし、本当に音楽一家なんやね。

シンガーソングライターを目指す

ゆきねる
専門学校はシンガーソングライターコースに入ったんですよ。

あっき~
あ、そうやったんや。
それはピアノも弾けるし、歌えるし、後は自分で作曲できたら1人で全部できるからってこと?

ゆきねる
そうです。
母から、そっちの方が音楽を仕事としてやっていくなら売れるやろってことで。
音楽のことをなんでも1人でできないといけないから、って言われて。

あっき~
なるほどね。

ゆきねる
でも今まで曲とか作ったことないし、詩はなんとなく書いたとしても、メロディは思いつかないですよね。
作曲は至難の業でしたね。
それでも専門学校に通い出して3、4か月後には自分で作った曲とカバー曲でライブに出てました。

あっき~
そんなことしてたんやね。
全然知らなかったわ。

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ゆきねる
曲は作り慣れてはじめたらできるようになってきて。
5、6曲作って、オリジナル曲だけでライブしたこともありました。
頑張ってたんですけど、でもシンガーソングライターも途中でちょっと嫌になってきて。

あっき~
ほう。

ゆきねる
使命感っていうか、自分でやりたくてやってることなんですけど、それを仕事にしようとしたときに窮屈さを感じて嫌になったんですよね。

あっき~
なるほどね。
親としては娘が音楽を仕事としてやりたいって言ってるし、親心で売れるためのアドバイスをしてくれてたけど、逆にそれがしんどく感じるところがあったんやね。

ゆきねる
そうですね。
結構しんどくなっちゃって。
こんなしんどい気持ちで音楽をやるのも嫌やなって思ったし、やっぱり自分に合ってなかったんですよね。
音楽は趣味のままが良いやん、と思って。

あっき~
音楽を仕事でやるのと趣味でやるのは全然違うのかもね。

ゆきねる
その後、1人でシンガーソングライターとしてやるのはやめた方が良いかなと思ってたときに、高校の吹奏楽のときにサックスをやってた先輩がいるんですけど。
その人がボーカリストとして留学してたんですよ。

あっき~
ほう。

ゆきねる
ちょうど私が思い悩んでるときに先輩が帰ってきて、一緒に話をする機会があったんですけど。
先輩は「私はシンガーやけど、ピアノとかも弾けないし、これからどうしようかな」って言ってたんですよ。
私は私で、ひとりでステージに立つのもプレッシャーを感じてたんで。

あっき~
確かに、ステージでひとりっていうとそりゃ緊張するよね。

ゆきねる
それなら私が歌の伴奏しましょうかっていう話になりました。
音楽の夢を完全にあきらめるのもちょっと惜しいなと思ってたんで。

あっき~
自分ひとりだと厳しいけど、誰かと一緒ならできるかもって思ったんやね。

ゆきねる
そうなんですよ。
歌も上手だし、結構良い組み合わせなんじゃないかな、と思ってやりはじめました。

あっき~
そのユニットは二人で曲作って、二人で歌詞書いてやってたの?

ゆきねる
そうそう。
でも二人とも聞いてる音楽が全然違うくて。
先輩は結構ソウル系の洋楽が好きで、私はアニソンが好きで。
好みが全然違ってやばいみたいな(笑)
それはそれで今までにない面白い曲が作れるな、ってことで良い感じでした。

あっき~
で、ライブとかもしてたんやね。
そのユニットは結局どうなるの?

ゆきねる
先輩が上京したいって言いはじめて。
上京して本気で音楽をやりたいって言うようになったんです。
で、私はそれについていけないな、と思って。
当時は大阪で売れてないのに、なんで東京に行くの?って思いがあって。
そこで気持ちが分裂しだしたのがきっかけで離ればなれになった感じですかね。

あっき~
そっかー。

ゆきねる
今でも先輩とは仲良いですけどね。

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次回に続きます。


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