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ギレン閣下に「高海千歌ちゃんの西浦みかん大使」問題について演説してもらいました。

※言い回しが大袈裟で上から目線なのがギレン閣下なのでご了承下さい。なお、銀河万丈さんの声で脳内再生推奨です。

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我々と我々の先人達がどれほどの苦難に晒されてきたか、今更我々が再確認し何かを語る必要はない。それだけ深く我々の胸に刻まれているからだ。しかし、昨今の風潮や一部の世論を見てみるがいい。あまりにも理不尽で愚かな言論が我々を脅かそうとしている。

今こそ語るべき時なのだ。

多くの陰惨な犯罪事件が起こり、その度にスケープゴートのように理不尽に吊るされてきたモノは何か!?

そして、その度に苦渋を呑み涙を堪え断腸の思いで圧力を受け入れ、迫害に耐え忍び続けてきたのは誰か!?

我々と我々の先人達は常に暴発することなく、社会を構成する人間として極めて真っ当な精神性の元に、ひたすらに受忍しひたすら耐忍し続けてきた。

だが、今回の騒動は我々の良識的な受忍限度を遥かに凌駕し、更に言うなれば、これは創作物における表現の自由への重大な侵害行為であり、極めて危険な民主主義の根幹に対する挑戦である。


だが、諸君!考えてみて欲しい。彼ら彼女らも抑圧され迫害され苦汁を舐めてきた。我々と彼ら彼女らは、同じ苦痛から生まれた全く理解(わか)り合えない同胞(はらから)ともいえるのだ。

彼ら彼女らは自分たちが迫害され抑圧され、その苦痛を知り尽くしている。にもかかわらずだ!にもかかわらず、嫌悪を感じるという極めて主観的な理由のみにおいて、蔑み、理解を拒み、絶滅さえ望む。彼ら彼女らを迫害した者たちと何が違うのか。そして、それが正義であると思い込んでいる。

敢えて言おう、なんと愚かなことか!

我々は純粋に、丹精込めて創作者が誠実かつ真摯に作り上げた作品を愛し、物語に感動し、登場人物たちに心を奪われ、楽曲に涙する。そして、創作者への圧倒的な感謝。更に舞台となった聖地に思いを馳せ、縁もゆかりもない筈なのに愛着を感じ、頑張って欲しいと応援したくなる気持ち。

その気持ちを排除することが正義なのか!?

否!断じて否である!

我々は社会が生み出す理不尽な苦痛から生まれた同胞だとしても、決して同じ貉ではない!

彼ら彼女らの感性が嫌悪を感じそれを表現し批判するのは自由だ。それは認めよう。身勝手な正義を盾に、我々の感性を侵害し他者の創作物を排除する権利など誰にもないのだ!

彼ら彼女らの感情的な挑発に乗り、何も残らない愚かな口論に時間を費やすことは無駄なだけでなく、我々の先人達が耐え忍んできた道を歴史を汚す。

どれだけの素晴らしい作品が理不尽な理由で発売中止に追い込まれ、店頭から回収され、続編やマルチメディア企画が立ち消えたのか。そしてその影でどれだけの敬愛すべき創作者達が悔し涙を堪えたか。そして、先人達はどれほどの絶望感と無力感に打ち拉がれたのか。

そして、理不尽な抑圧、迫害に耐え抜き堪え抜いた先人達の思いに最大限の敬意を払い、それを崇高な誇りとして胸に抱かなくてはならない。

我々の選ぶべき誇り高い道筋は既に見えているのだ。粛々と冷静に一人一人が抗議声明を吟味し、得心すれば署名するがいい。そして、この抗議署名活動が存在することを少しでも多くの我々の同志に広めるのだ!

同志よ立て!怒りを誇りに変えて立てよ!同志よ!

一人でも多くの同志に我々の声が届くこと強く強く望むものである。

ジーク・ジオン!

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ギレン閣下演説ネタですので、あまり真剣には受け取らないでくださいね(ノ∀`;)

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