つらい?副業は余暇がない?
今回は、副業をきっかけに考えるようになった時間の考え方について聞いて
みました。
■しんどくないほうがしんどい。笑
ーー松永さんも田中さんも日々が充実しすぎているように感じるのですが、なにもしない時間欲しくならないですか?
松永:しんどくない方がしんどいのあるよね。暇な時間も良いと思うんだけど暇な時間、もういいかな〜。営業時代、自分で言うのもなんだけど、優秀すぎて。笑
田中:嫌な言い方だな笑
松永:笑
まぁ週5日働くうちの3日くらいみっちり働けば、営業目標達成してました。つまりその営業時間以外が無の時間になることがあって。その時間が自分を見つめ直す時間にもなってた。その時で無の時間(=余暇)はもう満喫したかな。笑
田中:まぁ分かる。前に進まない時間が悶々として、逆にストレスになるよね。
前にラジオ番組やってたとき、地方のローカル局だし、聴いてくれてる人少なかったんだよね。笑 たまにいろんなゲストを呼んでたから、つながりはできたんだけど、枠を買って番組を持ってたからお金だけが出ていってて。スポンサーもつかないし、ファン獲得も難しくて、なかなか前進しなかったんだよね、、、たぶん、向いてないんだろうな〜って思ったりもして。じゃあどうしようって立ち止まってた時は、ちょっとストレスだった。たまたまちょうど万里と映像作り始めようかという話をし始めた時期で、それがいまこうして前進できてるからラッキーだったけど。
松永:暇すぎると、変に考え込んだりして逆に辛いってことよね。ちょっとしんどいくらいがちょうどいい。体壊さない範囲で。笑
■時間をどれだけ副業に割けるかの戦い
ーー会社、効率良くても報われない気がしますね、、、
松永:上司の人たちが1時間かけてやってた仕事をマクロ化して、2クリックで終わらせたりするプログラムを開発しても、残業代は余計でなくなるし、その分他の仕事増えるだけで効率良くても報われないなと思うことは本当にある。本当は独立したいけど、ローン組んで家族と理想のマンション住みたいとか、養育費のためにと思うと博打で会社もまだやめられない。
だから本業を効率化するんだけど、その理由が残業をなるだけ減らして、楽しい副業の時間を増やすためっていうのが、原動力の殆どになってきた。
田中:副業にためにっていうのが、結果的に本業の効率化にも繋がるという。笑 でも、本業の方の仕事を効率化するシステムを組んだとしても、個人に還元されるわけではないのが固定給ですね、、、
松永:白鯨も最初時間給で考えたりしたけど、やめようってなって。仕事たらたらする人ほど給料上がるってのも違うなってなって、時間給で考えるのやめたよね。
ーーそれで考えると、残業っていう概念も考え方によっては賛否両論?
田中:そうなんですよ。ちょうど今、本業の方も残業どんどん減らせっていう流れになってきている。早く帰れるように、パッとやってパッと帰るようにしてるんだけど、給料減ってるんだよね、笑
松永:それでいいと思う。最低限の給料は対価として受け取りつつ、みんな自分の自己実現のための時間を増やしていくべきだと思う。その副業が、マネタイズできたらベスト。
■給料とは。
松永:この考え方になるのに、また参考になったのが資本論。笑
「僕たちはいつまでこんな働き方をつづけるのか」って本がある。この中で、給料ってどうやって決まるのかって話があるだけど、これが衝撃でした。需要と供給で給料決まると思ってたのですが、違いました。
例えば、世の中的に一般の人が暮らすために、20万必要だとしたら、その20万さえ用意したら資本家はまた同じ仕事してくれるはずとして、その分の給料しか基本よこさない。ストレスが多い職業や見栄が必要な職業は給料高いけど、その分再生産労働コストも高いから、結局豊かになれないってこと。これはいけないと思った。
法人化して良かったのは、そういうのにも気づけたこと。自分らの価値をちゃんと市場で出せるってのを法人化してから実感した。
こういうのも時間の使い方や対価の考え方に重要な要因の一つだと思う。
田中:この本、万里に勧められて僕も読んだんですけど、人材のコモンディティ化、つまり自分じゃなくてもできる仕事だと自分の役割が薄くなっていく。自分のアイデンティティ、生きがいやりがいが消えていくっていうのがあって。自分だからやれるって仕事を持てることは幸せ。白鯨の映像をみてもらって、それで白鯨にオファーしてもらえることって幸せだなって思います。
【参考文献】
給料は労働力再生産にかかるコスト
■5月のまとめ
今月は白鯨のお2人に「副業という時間の使い方」をメインに聞いていきました。すごく良い時間の使い方ですよね、、、
暇な時間がストレスになるというお話は、筆者も本当に同感で。
なんにもしないよりは、動いていたい派の方達は副業(複業)向いているかもしれませんね。
引き続き、白鯨のお2人に聞いてみたいことも大募集しています。
それではまた来月お会いしましょう◎
(文:イタマツシオネ)
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