須佐神社I

須佐神社 | 出雲国

須佐神社A

御祭神

須佐之男命(すさのをのみこと)

配祀

稲田比売命(いなたひめのみこと)

足摩槌命(あしなづちのみこと)

手摩槌命(てなづちのみこと)

須佐神社は須佐之男命を主神とし稲田比売命、足摩槌命、手摩槌命を合せて御祀してあります。出雲風土記飯石郡の條に「須佐郷 郡家の正西一十九里、神須佐能袁命詔り給はく、此國は小き國なれども、國處なり、故我が御名は木石に着けじと詔り給いて即ち己命の御魂を鎮め置き給いし處なり。然して即て大須佐田小須佐田を定め給いき、故 須佐という。即ち正倉あり」と戴せてあります。即ち御神徳の宏大なる須佐大神が自ら御魂を鎮め置き給いし いとも尊き御社であります。須佐之男命の御社としては他に其の比儔を見ざる處であります。須佐は須佐之男命の御終焉の地御鎮魂の聖地御名代としての霊地であり、須佐之男命の御本宮として古より須佐大宮、十三所大明神、出雲大宮と稱え朝廷をはじめ國守藩主、武将の崇敬は申すに及ばず世の人々の崇敬あつい神社であります。

須佐の七不思議

塩の井

境内に湧出している塩の井は大社の稲佐の浜に続いているので、微かに塩味を感じる。湧水に間渇があるのは潮の緩慢のためである。門を入って右側の小池。須佐之男命自ら潮を汲み此地を清め給うという。日本海満潮の時は附近の地面に潮の花をふく。内用浴用すればほとんど万病に効果あり。(社記)

落葉槇

槇(柏)の葉に松葉で通した孔がある槇の喬木。そのかみ稲田姫が誕生山でお産をなさった時、産具を柏葉で包み松の葉で綴じ流瀬川にお流しになり、今の処にとどまり生育して現在に至る。(運陽詩)

影無桜

昔 隠岐の国に木の陰がさして耕作不能の処があった。これを知々井の者が占った処、影は出雲の須佐大宮(須佐神社)の境内の桜の影であるとのことで、願い出て切ってもらい耕作が出来る様になった。その切り株から生じた桜は、以後大木にならずに今に至っているという。(社伝)

神馬

常立の馬と言い、神社に奉献された神馬は、どんな毛色の馬でも後に必ず白馬に変わるという。吉凶禍福や国の大事を予知したといわれている。(社記)

相性の松

本殿の裏に、一本の松に雄松と雌松の両肌のものがあった。昭和のはじめに枯れて今は残っていない(社伝)

星滑

神社の西方、中山の頂上近くになめらかな岩肌が見え、その中央辺に光るものがある。これは星の光りを映したものだといい、大きく光ればその年は豊作で、小さくて、光沢がなければ不作であるという。(社伝)

雨壺

神社の西を流れる須佐川の下流、道路下の田の畔に大きな岩がある。この岩の穴をかきまわすと神の怒りで暴風雨が起こり、洪水が出るという。(社伝)

出典:境内案内看板

須佐神社B

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