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【30代専業主婦・再就職】おすすめの資格10選|資格選びのポイントも解説

こんにちは。
勉強大好き主婦のナルミです。

「30代資格なしの主婦ですが、未経験から取れる資格はあるの?」
「子育てしながら再就職に役立つ資格を取得したい!」

結婚や出産をきっかけに専業主婦になったり、産休・育休でおうち時間が増えたりしたことで、「何か資格の勉強しようかな?」と考える方、多いのではないでしょうか。
将来のためにも、キャリアアップや仕事復帰のためにも、持っているだけで少し心強く感じるのが資格です。

「でも、資格の種類が多すぎて、どの勉強をしたらいいかわからない…」というお気持ちもよ~くわかります。

この記事では、以下の点を重視しておすすめの資格をまとめました。
・資格を持つことでの就職での優位性
・就職後の時給や給与水準
・将来性があるか



(出典:pixabay Mohamed_hassan)

1.国家資格・公的資格・民間資格の違いをおさえよう

日本国内の資格の種類は、なんと1000種類以上もあると言われています。
ひとくくりに資格といっても、「国家資格」「公的資格」「民間資格」に分けられます。
まずは、3種類の違いを見ていきましょう。

1.1 国家資格

国家資格とは、国の法律に基づいて、各分野における個人の能力や知識が判定され、証明される資格です。
法律によって一定の社会的地位が保証されるため、資格に対する社会からの信頼性はもっとも高くなります。
薬剤師や建築士、弁護士、医師、調理師、栄養士、美容師、保育士、公認会計士、税理士、キャリアコンサルタントなどが国家資格にあたります。

1.2 公的資格

公的資格とは、文部科学省・経済産業省などの省庁や大臣などが認定し、地方自治体や公益法人、財団法人などが実施している資格です。
国家資格に準ずる信頼度があり、キャリアアップ・就職・転職の強い武器になります。
日商簿記検定、実用英語技能検定、販売士検定などが挙げられます。

1.3 民間資格

民間資格とは、国家資格以外の資格のことで、広義には公的資格も含まれます。
財団法人や社団法人など民間団体が、独自の基準で能力や知識を判定し、その証明をするものです。
知名度のあるものから、ニッチな珍しい資格まで多岐に渡る特徴があります。

2.資格はこう選ぼう!専業主婦におすすめの選び方

2.1 受験できるか=「受験資格がない」または「受験資格を満たしている」

まずは「自分に受験ができるか?」の確認が必須です。
受験資格が厳しいと、それを満たすだけで時間とお金のコストがかかり、チャレンジしにくくなってしまいます。
主婦から目指すのであれば、受験資格がない資格または既に受験資格を満たしている資格をおすすめします。

よくある受験資格の一例
・特定の学校を卒業している
・特定の訓練や教育を受けている
・特定の資格を取得している
・特定の業務を経験している(「実務経験〇年」など)

2.2 難易度が高すぎないか

難易度が高すぎない、少し頑張ったら手が届く資格を選ぶのもポイントです。
忙しい家事・育児・仕事のスキマ時間で勉強するのは、ただでさえ難しいもの。
その中で、難易度の高い資格を目指すと、挫折する確率も上がってしまいます。
資格取得の目的をはっきりさせて、通信講座や独学で学べるものから始めるのがいいでしょう。

2.3 キャリアアップや就職・復職に活かせるか

仕事に活かせるかどうかもおさえておきたいポイントですね。
幅広い業界で役立つ知識やスキルを証明する資格を取得することで、選択肢が増えたり、子育てしつつも努力ができる人材であるというアピールになります。
出産・育児で社会から長く離れることで何となく感じる不安も、資格取得により払拭できるかもしれませんよ!

3.30代子育て主婦でも取りやすいおすすめ資格10選

  1. 調剤薬局事務|民間資格
    調剤薬局事務の仕事内容は、受付や会計など調剤薬局での事務全般、薬剤師の補助などです。
    全国どこでも就職先を見つけやすく、働く時間も融通のききやすい職種です。

    調剤薬局事務資格のおすすめ理由
    ・調剤薬局は全国各地にある
    ・自宅受験が可能な資格である
    ・比較的難易度が低く、取得しやすい

  2. 登録販売者|国家資格
    登録販売者とは、ドラッグストアや薬局にて、一般医薬品販売のアドバイスをするお仕事です。
    薬剤師との大きな違いは「登録販売者は調剤ができない」ことですが、ドラッグストアなどの医薬品販売店で働く場合、実際の仕事内容にそれほど大きな違いはありません。
    昨今では、薬剤師を置かずに登録販売者のみで営業する店舗が増えており、注目の国家資格です。

    登録販売者のおすすめ理由
    ・需要が多岐にわたる(ドラッグストアだけでなく、コンビニやスーパー、ECサイトなど)
    ・独学でも取得できる国家資格
    ・家庭でつかう薬の知識を身に付けられる

  3. 医療事務|民間資格
    医療事務は、全国どこに転勤しても就職先(病院)を見つけやすい職種です。
    仕事内容は、主に病院の「診療受付」や「医療費請求」等です。
    ただ、医療事務関連の資格は何種類もあるので、難易度や内容を見て判断することをおすすめします。

    医療事務資格のおすすめ理由
    ・病院は全国各地どこでもある
    ・自分が目指す働き方に合わせて資格を選べる
    ・勤務地(病院かリモートか)や雇用形態(正社員・派遣・パート)が自分に合ったものを選べる

  4. 日商簿記検定|公的資格
    日商簿記は、幅広い職種で役立ち、日常生活にも活かせます。
    独学で1年間で3級と2級を取得し、転職活動でとても有利でした。

    日商簿記のおすすめ理由
    ・独学でも十分に取得可能で、受験料がお安い
    ・日々の家計管理に活かせる
    ・将来の働き方の選択肢が増える(フリーランスや個人事業主など)

  5. 心理カウンセラー|民間資格
    心理カウンセラーは、ビジネスの目標達成をサポートするコーチング系、人間関係などのストレスに対処するメンタルケア系、過去のトラウマを癒す心理療法系など、さまざまな仕事があります。
    その分、心理カウンセラー関連の資格は何種類もあるので、難易度や内容を見て判断することをおすすめします。

    心理カウンセラーのおすすめ理由
    ・需要が高まってきている分野である
    ・自分自身の対人関係や子育てにも良い影響がある
    ・独立開業も選択肢に入れられる

  6. 宅建士(宅地建物取引士)|国家資格
    宅建士(宅地建物取引士)は、不動産の売買や賃貸の仲介などに必要不可欠な資格であり、常に高いニーズがあります。
    不動産業界だけでなく、建築業界、金融業界などへの就職にも役立ちます。
    資格を取得するのは簡単ではないですが、専門性の高い資格として大きな武器になるでしょう。

    宅建士(宅地建物取引士)のおすすめ理由
    ・専門性、知名度、信頼度、ニーズすべてが高い
    ・一般事務と比べて給与が高くなる
    ・主婦の経験を生かした実用的なアドバイスができる

  7. 文書作成ソフトや表計算ソフトの資格(MOS・Google Workspace)|民間資格
    文書作成や表計算ソフトは、仕事をする上で欠かせません。
    特に、表計算ソフトの関数を使いこなせると、業務効率化に繋がり、職場でとても重宝されます。
    「MOSは役に立たない」なんて、とんでもな~い!

    MOS(モス。マイクロソフトオフィススペシャリスト)…エクセルやワードなどのMicrosoftのOffice製品の利用スキルを証明する
    Google Workspace(旧 G Suite)認定資格…スプレッドシートやドキュメント、ドライブなどのGoogleワークスペースのアプリの利用スキルを証明する

    文書作成ソフトや表計算ソフトの資格のおすすめ理由
    ・表計算ソフトで効率よく家計管理ができる
    ・どんな業界、職種でも必ず使うソフトである
    ・海外で働く場合にもアピールポイントになる

  8. ITパスポート・基本情報技術者|国家資格
    ITパスポートとは、ITにまつわる基礎知識が問われる国家試験です。
    基本情報技術者とは、ITパスポートより1段階上の資格です。
    インターネット無しでは仕事にならないIT社会で、持っておいて損はないでしょう。

    ITパスポート・基本情報技術者のおすすめ理由
    ・独学で取得でき、受験費用もお安い
    ・認知度が高く、企業からの信頼も厚い国家資格
    ・手当や補助金がもらえる職場もある

  9. キャリアコンサルタント|国家資格
    キャリアコンサルタントは、ハローワークや人材紹介会社など、キャリアに関するサポートをする国家資格です。
    特に、女性の相談者が多い人材業界では、この資格と子育て主婦の経験が重宝されるでしょう。
    学習の中で自己理解も深めながら、相談者に親身に寄り添い、理想の将来像を叶える伴走者といえます。

    キャリアコンサルタントのおすすめ理由
    ・勉強を通して自分自身のキャリアも考えられる
    ・週末副業や独立開業も選択肢に入れられる
    ・未経験からチャレンジできる国家資格

  10. Webデザイナー|民間資格
    Webデザイナーは、Webサイトのデザインや制作などを行う仕事です。
    Webデザインの知識や制作スキル、専用ツールの操作に関する能力などが必要になります。
    需要も高く、在宅で仕事を請け負うことも可能なため、子育て中の主婦の方にも人気です。
    手に職をつけて、子どもの側にいながらも自分のペースでできる仕事を探している方におすすめです。
    関連の資格は何種類もあるので、難易度や内容を見て判断することをおすすめします。

    Webデザイナーのおすすめ理由
    ・在宅ワークがしやすい職種
    ・スキルを身につければ一生続けられる
    ・未経験からでもチャレンジできる

4.取りたい資格がない場合はどうすればいい?

「そうは言われてもやりたいことがないなあ」
「取りたい資格がないときはどうすればいいんだろう」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それが悪いわけではありません!
ひとまず、そうなる原因を知って、失敗につながる行動は避けていきましょう。

4.1 子育て主婦はなぜやりたいことがわからなくなってしまうの?

「仕事をしたいけど、何かはやりたいけど、一体わたしは何がしたいのか…」
私もまさしくそうでした。その原因を考えてみました。

・ライフスタイルががらっと変わって、優先順位が変わった
・当たり前にできたことができなくなり、「子どもを抱えながら無理なのでは?」という思考が強くなる
・「この年齢で今さら…」など、フットワークが重くなっている

4.2 やりたいことがわからない主婦がやりがちな行動

仕事に役立つことを何かしら始めたいけど、特にやりたいことがない、何からやればいいかわからないという方がやりがちな行動として、以下のようなものがあります。
私もこうなるところでした!

・目的や目標を設定せずに資格を取る→資格コレクターで宝の持ち腐れ…
・とりあえず自分探しの旅に出る→時間を浪費して年だけとってしまう…
・占いや講座に課金しまくる→稼いでるのは占い師さんや先生の方だけ…

5.資格選びの前に「自分を知る」のもアリ!

30代の子育て中の主婦さんに向けて、さまざまな資格を紹介してきましたが、それよりも前に「自分を知る」のもおすすめです。
以下のポイントで書き出してみて、自分を掘り下げてみましょう。

・日常で長く時間を使っていることは何か?
・過去に長く時間を使ってきたことは何か?
・これからどんな人生を送りたいか?どんな人生はイヤか?
・人生で達成したいことを100個書き出す。(欲しい物、行きたい場所、会いたい人など)

「やりたいことがない」のは悪いことではありません。
自分の人生の理想を描く、最高のタイミングがやってきているのです。
自分を掘り下げて、一心不乱に突き進める目的や目標を発見してみてください。

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