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第4節:2Q「ファンクラブの特典ってなんでチーム毎に違うの??Bリーグのカスタマーサービスについて」〜バスケ好きによる、バスケ談義〜

■登場人物

太陽さん:沖縄出身の43歳。スラムダンク → NBA → Bリーグとバスケの沼にハマる。琉球ゴールデンキングスのクラブ経営研究が趣味で、2023年バスケワールドカップ沖縄開催を成功させると心に誓っている。twitter→https://twitter.com/ThatWat
note→https://note.com/taiyowakugawa

さとし(私です):千葉市在住バスケ観戦が趣味の40歳。中高バスケ部。スラムダンクで毎回泣く。2012年からプロバスケット観戦を始めて直近6シーズンは家族でジェッツのシーズンチケットホルダー。
twitter→https://twitter.com/go_chibajets

■前回までのおさらい

「カスタマーサービス」ということで、シーズンチケットやファン・ブースタークラブを深堀していきます!今回はファンクラブの内容について!!


■ファンクラブが提供する価値ってなに?

さ:千葉もNBL時代の2年目(2014-15)にチームでファンディングを実施したことがあって。
プレイオフへの資金調達。「遠征費をだしてください!」という。
1口1万円。限定Tシャツとか色々特典はあって

そういうお布施タイプというか、だいぶ減ったな。

特典の中身は無形のものと、有形のものが混ざっているけど、
無形のいわば権利を多目に付けていて、有形のものはあまりついていなくて。どちらかというと、「お金を出して応援していただけませんか?」という。そういった、資金足りなくてという意味での施策とかクラウドファンディングは最近減ったなって。チームとしての運営資金は昔より安定して来た。
その分「攻め」の施策を実施したい時にそういった施策を使う。なので最近は特典を色々つけているよねと。その代わり金額が上がって来ているよねと。

た:うんうん、チーム内で完結させるものは減ったね。やるならちゃんとクラウドファンディング使うとか。それで中身をきちんと充実させている。

た:琉球の話をすると、さっき話したとおり2プラン。1万2千円の一般向けと子供向け。(PC内の資料を漁り・・・・・)

さ:資料すごいね!!驚

た:特典、メリットで言うと、有形のものだと「レプリカユニフォーム」とか「グッズ」なんだけど、無形のものは、「チケットの先行販売」「チケット割引 席種限定」。
イベント系の特典あるけど、それは権利だけだから、参加は別途金額がかかる。
Bリーグの初年度と次までは、5千円のとこがあったんだけど、結局その上の1万2千プランで、チケット先行販売分なくなっちゃうから、プランの価値が無いとファンからもみなされちゃうのでやめた。と推測している。

さ:ぱっと見、この内容だったら1万2千円で安いと思った

た:なるほど!それはどういった部分で?

さ:お金の価値をつけられるのって、グッズとかじゃないですか?
レプリカもらって、Tシャツもらって、トートバッグもついてて。
これだけでもその金額くらいするよね。って思った。

た:確かに。そうだね。別途OUTNUMBERのYoutubeでも語っただけど、
そこでも「安いよね」って話にはなって。
「なんでこんなに安いの?安くしているの」って話になり。
そこでの答えとしては「顧客の囲い込み」「顧客データの獲得」
琉球は昔からその為にファンクラブを運営しているという話をしました。


さ:なるほどね。その値段だったら「観戦行かない人」でも入るな。
厳密にいうと、「家観戦の人でも」

た:あーなるほどね。そうかもね!
それこそ琉球は創設2年目に、当時の創設メンバーの大塚さんが、
「顧客データを集めないと初年度の失敗を繰り返す」ってことで、「安いプランの入会をとにかく増やすのだ!」ということで当時1万円と5百円の2つのプランの500円の入会を積極的に推進した。
会員証がポイントカードになっていて、ポイントを貯めれる仕組みになったいた
んだけど、そこでの顧客データ取得を取り組んでいた。がっつり。に

さ:めちゃめちゃ早いな。取り組み。すごいね。

た:そのあとのシーズン以降は、上のプランの入会を増やそうと。
段階を踏んできていて。
今はプラチナチケットになって来ているので、
そのチケット購入に対してがメリットとして運用している感じ。

さ:なるほどね。そうだよね。当たり前だけど、「意図」があるはずで。
例えば、初観戦の人が一回の来場でも、お得感を感じて、メールアドレスなりを登録して、見込み顧客化する為の、コミュニケーションの方法の入り口としての施策として実施している、渋谷とか。名古屋の安いやつとか。
千葉とかだと、これは今年の内容は超絶不満。笑

た:元々どのプラン入っていたの?

さ:元々上から2番目のプラン(プラチナ)だったんだけど。
今年はレプリカユニフォームとかTシャツとか全くなくて。悪い意味でヤバイ。グッズが、コラボバックとコラボサコッシュとコラボ時計。

た:このバッグメーカー、僕自身はあまり知らないんだけど。人気なの?

さ:このメーカー自体は特定のセグメントでは人気それなりに売れているバッグ。けど「えっ」って。すごい志向・嗜好性が狭いというか。

た:たしかに。

さ:「応援」に重きをおいたグッズを特典につけるケースが多いじゃないですか。レプリカとかTシャツとか。会場での一体感を高める為にとか。
今回まったく違う方向から来て。どちらかというと「オフコート」よりというか。
そっち来たかと。僕自身はあまり納得いかなかった。

た:うんうん、なるほどね。なんでだろうね。。

さ:ね。色々考えたんだけど、、
単純にそのメーカーさんがスポンサーになったのかな?とか。これはポジティブな要因。
それか、今までは、オーセン・レプリカとかTシャツとかいわゆる、ユニフォームサプライヤーのグッズを特典にしていたけど、そのメーカーの「協力を得られなかった」これはネガティブな要因。

た:うんうん、もしかしてサプライヤーも変わるからとか?

さ:そうそう、今シーズンはなかったけど、近い将来?とか。
あんまりサプライヤー的にレプリカユニフォームを配ることを良しとしなかったとか。
色々考えられるなと。

た:はいはい。

さ:去年、一昨年とかめちゃめちゃサプライヤーのグッズだったんですよ。
アンダーアーマー(UA)のパーカーとか、同じドームさんの取り扱いブランドのDNS(プロテインとか)の、スクイーズボトルとか。
やたら、UAグッズをもらうみたいな。

た:ジャケットとかいいね!

さ:そう、もちろん毎年同じものをもらうっても困るけど、でも観戦に使うというか。
なんだけど、今回急に振り切った方向がさっき話したところだったので。。

た:はいはい。

さ:ファンクラブの意味が、「よりよい観戦環境を与えたい」だとした時に、
その「観戦環境」というのを分解すると、
「チケットを取れること」が入り口として、「クラブとしてもファンとしても、試合会場の一体感を高めたいという意味のグッズ」そしてその後のオフコートというか、
「イベント」組み合わせかなと考えたときに。

真ん中の「クラブとしてもファンとしても、試合会場の一体感を高めたいという意味のグッズ」がズレた。と強く感じた。
毎年ファンクラブ限定のTシャツ、年度とチームスローガンが入っているものとかなら、
継続して「毎年Tシャツもらうよね」といったのはわかるんだけど、
今回振り切ったなーーー。って。


た:たしかに。言ってることすごいわかる。
グッズ展開で「普段使い出来るグッズも展開します」はわかるけど。。

さ:あーそうそうそう!「そこ(ファンククラブ)でやるの?」って。
先日、琉球のtwitterとかでも選手着用でグッズ販売しますって選手写真とともに告知してたけど、「オフコートでおしゃれ・かっこいい・かわいいグッズ」って良いと思うんですよ。
みんな欲しいって言うし。
それは、狭義での「応援」ではなく、「オフコート」のグッズだから、
「買える」という状態が良いことで、「そういうものもあるよ」で。

そこをファンクラブの特典グッズの主軸におくことが良かったのかは疑問。

た:あーすごいわかった。
ファンクラブの本来の目的とか入っている意味が「繋がりをもちたいとか、応援したい」とかに置くとするとね。

さ:そう、そう置いた場合には。そこにおけるグッズがこれか?と。
もちろん、チーム・クラブがそう置いてない場合もあり得るけど。

た:難しいね。確かにそう考えると。
その意図がチーム・クラブでぶれていると、それがグッズにも表れて。

さ:そうです。難しいなーと。求めているのってそこなんだけ?って今回思いました。

た:ファンクラブ難しいね。その制度設計というか。

さ:カスタマニーズは色々あると思うし、リーグやチーム・クラブも、
バスケットのエンタメ体験価値向上みたいな事が抽象的に語られるけど、
試合前、「チケットを買おう」から、試合が始まる直前までの体験と、
試合が行われている間の体験と、その後のオフコートの体験を整理しないと、
ニーズ捉え間違えるなと。



~第4節 2Q終了!~

■次回予告

いかがでしたでしょうか?毎年のファンクラブの内容ってシーズン前の大きな」トピックス。それがどういった意図・背景があって設計されているのか?を深堀しました!みなさんが求めている内容はどんなもので、それはなぜですか?難しい問題。

次回も引き続き、カスタマーサービスを話していきます!

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