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ロングディスタンストライアスロン出場を目的とするトレーニング計画に関するヒント

Ironman Universityが推奨しているアイアンマントライアスロン出場を目的とするトレーニング計画は、基本的に各種目毎に1週間あたり2つのキーセッション(距離とスピードにそれぞれフォーカス)と1つのサポートセッション(テクニック習得等にフォーカス)で構成されています(以下参照)。

Training session for Long distance Triathlon by Ironman University
11-12session per week

Swim key session1(Distance)
Swim key session2(Speed)
Swim supporting session(Technique etc.)

Bike key session1(Distance)
Bike key session2(Speed)
Bike supporting session(Technique etc.)

Run key session1(Distance)
Run key session(Speed)
Run supporting session(Technique etc.)

Strength session1
Strength session2

表:Ironman Universityのトレーニング計画に基づく1週間のトレーニングプログラム例


このようにトレーニングセッションの目的、フォーカスポイントを明確にしておくことで無駄なトレーニングを避けることが出来ると共に目標とすべきレースに向けてそれぞれのセッションの強度と時間(or 距離)を設定すれば良いだけということになり非常に合理的かつ効果的なトレーニング計画が立てられます。

そして何より、特筆すべき点は週に2回のウエイトトレーニングセッションが組み込まれている点です。

ロングディスタンストライアスロン出場をメインとするトライアスリートの練習量は必然的に多量なものとなり、練習量が増えれば怪我(慢性障害)のリスクも高くなることから怪我の予防という点で筋力強化は不可欠であるといえるのでトライアスリートにとってウエイトトレーニングは必須であるといっても過言ではないのですが、Ironman Universityのメインコーチを務める往年のトップトライアスリートであるマーク・アレン氏はトライアスロンの練習では筋力の強化を図るに十分な身体的刺激を与えることは出来ないとしトライアスリートに対してウエイトトレーニングを推奨していることが、このIronman Universityのトレーニング計画に反映されているのだといえるでしょう。

*マーク・アレン氏の考えに基づくトライアスリートとウエイトトレーニングの関係については以下の記事を参照下さい。


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