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トライアスリートのラストスパート能力に関して・・・

以下の記事において「中長距離走競技は距離に関わらずラストスパート能力の高さが競技パフォーマンスを決定付ける要因になる」ということを述べましたが、ラストスパート能力の高さが競技パフォーマンスを決定付けるということはトライアスロン競技においても同様であるといっても過言ではありません。

トライアスロン競技オリンピックディスタンス種目におけるバイクパートのドラフティング解禁によってランニング能力の高さがより重要視されるようになり、レースの高速化・進化によって以下の動画にみられるようなレース展開が増加しているといえます。

これらの動画から、トライアスリートにとってラストスパート能力を高めることが非常に重要であるこが理解出来るのではないでしょうか。

トライアスリートがラストスパート能力を高める上で重要になるのが、1)バイク能力を高める2)ランのラストスパート能力を高める、ことであると考えられます。

ランのラストスパート能力を高めることに関しては上述した記事を参考にして頂ければと思いますが、トライアスリートのラストスパート能力を高める上では何よりバイク能力の向上が不可欠であると考えます。

なぜなら、トライアスロン競技においてはバイクパートの後にランパートがあり、バイクパートでの下肢の筋疲労を極力抑えることがラストスパートを含むランニングパフォーマンスに直結すると考えられるからです。

自転車運動と走運動では、その動作は異なりますが、下肢運動が主であることには変わりありませんので「バイクパートで下肢の筋疲労を如何に抑えるか」ということはランニングパフォーマンスに直結する課題であるといえるでしょう。

そして、バイクパートで下肢の筋疲労を(極力)抑えるのであれば、先行研究に基づき考えると高回転ペダルによって走行速度を維持する能力を向上させる必要があり、バイクトレーニングはまずは何より高いケイデンス(90-100rpm)のぺダリングを身に付けた上で、ケイデンスのコントロールを徹底し、ケイデンスを90-100rpmで維持しつつ、より重いギア(よりギア比の大きい)を使えるように能力を高めていく必要があると考えます。

*トライアスリートのバイク能力に関しては以下の記事も参照下さい。

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