何故私がストリートハンドボールに取り組んだのか4

画像1 ハンドボールというスポーツに欠かせないのが″physical(フィジカル)″です。そう肉体的な接触が繰り広げられる、見ている者を魅了するスポーツです。ボール競技の格闘技とまで言われるスポーツ。室内競技としては最大サイズの800m2の、40㍍×20㍍サイズです。コートそのものがバスケットボールの約2倍、バレーボールコートだと4.9倍あります。最短で22㍍、最高で40㍍の往復を1試合に何度も行う、実にハードなスポーツです。
画像2 日本では、このコートサイズやゴールサイズ、ルールのひとつひとつが、子どもから大人まで統一されてます。元々は大正時代、大学のスポーツ研究が長い年月を費やして、現在は社会人リーグや学生リーグもあり、高校生、中学生、小学生と広まっていった競技です。でも、私は何故大きな肉体の大人と、子どもの違いにルールが一緒なんだろうか?と疑問があったのです。沢山の経験者に質問しましたが、ルールだから・・・という返事しか帰ってきません。そう感じて私は海外である、ハンドボールのルーツ・デンマークに注目をしてみました。
画像3 そこで、はじめて子ども達だけのハンドボールを知る事ができたのです。ルールもボールもコートもゴールも全く異なるハンドボールです。昔、野球を遊びのアイテムで誰もがやっていると思います。グローブなんて使わず、ベースなんて無い、地べたに線を敷いてそれをベースにして、テニスボールなどでやった、なんちゃって野球です。ハンドボールにもそんなものがあってもいいのでは?? これが私の1つ目の目標でした。そしてそれに出会えたのです、嬉しかったですね!!
画像4 デンマークにはその他にミニハンドボールなどがありますが、それは普通のハンドボールと内容が変わらないと感じました。人数こそ少なくなりましたが・・・。ストリートハンドボールだけが、私が探していたイメージに一致していたのです。写真はストリートハンドボールの創設者です。彼が発案して、ドイツで開かれたイベントで世界で最初に取り組んだ人です。私の奇跡は2016.5.21に再びやってくるのです。この創設者から誕生日のメッセージが届きました。貴方もストリートハンドボールに取り組くでみないか?と。
画像5 そこから私の責任感と使命感が湧き出てきたことはいうまでもありません。本来、ストリートハンドボールに競技としてのルールは有りませんが、2017.12に日本に来られたときに、私達は創設者と一緒に悩んだ後、楽しく学べる競技ルールを確立させました。それが今SHの世界ルールとなっています。私はこのSHのルールを含む普及活動に取り組んでいます。人はどこで人生が変わるか解りません。現在は本部のデンマークの他イラン、パキスタン、ガンビア、メキシコ、インドネシア、ギリシャと同盟を結んでいます。

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