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【STREAMイベントレポート!】億り人 DAIBOUCHOUさんによる資産10億円への道!専業投資家への軌跡大公開!

いつもSTREAMをご利用いただきありがとうございます。
投資家ライフいかがお過ごしでしょうか?

今回は、投資を始めて数年で資産10億円を達成した個人投資家、DAIBOUCHOUさんにご登壇いただきました2月25日(木)開催のセミナー内容をnoteでお伝えします!

イベントに参加できなかった方はぜひチェックしてみてください!!

▼ セミナー動画
https://www.youtube.com/watch?v=faH20k0OW3U&feature=youtu.be

DAIBOUCHOUさんのプロフィール

投資歴約20年のベテラン専業投資家。Twitterで投資に関する情報を発信しており、フォロワー数は7万人を超える。著書に「新・サイクル投資法」。

▼DAIBOUCHOUさんのTwitter
https://twitter.com/DAIBOUCHO

▼著書
https://www.amazon.co.jp/DAIBOUCHOU式-新・サイクル投資法-DAIBOUCHOU/dp/4800285232

【DAIBOUCHOUさんの投資スタイル】
自己紹介に合わせて投資スタイルを5つの観点から表現していただきました。

投資家としての位置づけ

保有か売買かでいうとやや保有寄り。保有を前提としつつも細かく売買をしているそうです。

逆張りか順張りかでいうと逆張り寄り。下がっている銘柄に逆張りするというよりも上昇している銘柄の高値ブレイクなどに乗っかっていくのが好きとのことでした。

集中投資か分散投資かでいうと今はかなり分散投資。投資をはじめた当初は集中投資もされていましたが、いまは分散投資を主にやられているそうです。

ROEとPBRではROEを重視。資産効率の良い会社を評価しているとのことでした。

PERを見るか見ないかでいうとけっこう見るそうです。割安銘柄を好むDAIBOUCHOUさんですが、投資家の期待感の観点から指標として重きを置いているようです。

DAIBOUCHOUさんの軌跡① (2000年~2010年)

まず最初に投資を開始されてから資産10億円まで達成した最初の10年間についてお話しいただきました。

DAIBOUCHOUさんは2000年に株式投資を開始。投資開始直後はITバブル崩壊を経験も資産バリュー株投資で回避。その後は不動産プチバブルの環境下で信用取引を活用し資産を2.4億円まで伸ばしました。2005年には信用取引を用いたレバレッジの活用と集中投資で資産10億円を達成。その後は安定的なインカムを得るため不動産や米国債への投資も行い、リーマンショック時にはポートフォリオもかなり安定化したようです。

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DAIBOUCHOUさんの軌跡② (2010年~2021年)

投資開始後数年で資産10億円を達成し、一時は株取引から不動産投資へシフトされたDAIBOUCHOUさんですが、2010年以降は再び株式投資を再開されました。その時期についてもお話しいただきました。

2010年に投資を再開。最初は控え目に優待株を中心で投資し、2011年以降には割安銘柄が多かったドラッグストアセクターなどに分散投資されていました。2013年頃からは余力ができたため成長株投資など積極的な投資スタイルに。この頃から株のオフ会などに参加し、他の有名トレーダーと交流する中で刺激を受け信用取引も再開するなど強気に転換されたそうです。2018年の暴落を機に信用取引を縮小し、リスクを落とした投資にシフトし、現在は100銘柄以上に分散投資を行っているそうです。

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質問コーナー!

今回のセミナーではDAIBOUCHOUさんに投資を始めたきっかけ、信用取引の活用方法、銘柄選びなどさまざまな角度から10問質問させていただきました!それぞれご紹介します。

Q1 投資を始めたきっかけ・始めた当初の勉強法はなんですか?

始めたきっかけは貯金ができたから。個別株投資をスタートしたのはITバブル時に購入していた投資信託の成績がいまいちだったのと、せどりの経験を生かせると考たことがきっかけです。

勉強方法は四季報CD-ROMでのスクリーニングを最初に行いました。資産バリュー株に焦点を当ててPBRでスクリーニングをかけ、地方のカーディーラーや運送会社などマニアックな株を購入しました。決算書を読んで分からなかった部分に関しては財務諸表に関する本で勉強し、アメリカの著名投資家(ウォーレン・バフェットやピーター・リンチ)の著書を読んで基礎知識を身につけました。

【まとめ】
最初は資産バリュー株投資の勉強をされたあとで様々な投資手法に転換されたようです!


Q2 信用取引を始めたきっかけ。メリット・デメリットを教えてください!

当時の資金量だと自分の買いたかった銘柄に対して十分なポジションが取れなかったため、レバレッジを効かせた取引を始めました。9割方勝てるなという時だけ信用取引を行うと良いと思います。

信用取引では追証が恐れられていますが、むしろ追証は最悪な事態を防いでくれる最後の砦。そこはもちろん注意しなければいけないですがチャンスの時は信用取引で運用すると効率が良いです。

また、損失が出てしまった際に例えば給与所得等で借金を返せるかどうかも重要です。レバレッジ率だけではなく実額を確認し損をしても確実に返済できる額で取引しましょう。

信用取引 メリットデメリット

【まとめ】
信用取引はうまくいけば資産が大きく増えますが、損が出てしまったときのリスクも考慮した上で活用することが重要です!


Q3 専業になって変わったことは?資産額によるリスクの変化を教えてください!

初心者で信用取引はしないほうが良いと思います。

一億円到達後はリスクを抑えるためにもレバレッジを縮小、不動産など安定した資産への投資割合増やしていき、保守的な運用に移行していきました。

特に結婚以降のタイミングではハイレバレッジで取引をするよりも安定収入が望ましかったこともあり、信用取引の活用は徐々に減ってきました。

ライフイベント

【まとめ】
ポジションのサイズはライフイベントなどによって変わってきます。自身の環境に合わせて考えると良いでしょう!

Q4 割安銘柄に投資する理由、魅力を教えてください!

■資産と利益×投資家心理=株価

ROEやROAが高い会社は資産に比べて稼ぐ力が強いと言えます。ROAが高い会社がさらに資本の借り入れを通じてレバレッジを高めることでROEが高まっていきます。このスパイラルを効率よく回転させることが利益を増やす上で重要となってきます。したがってROEやROAの高い企業に投資するようにしています。

投資家心理も株価を考える上では無視できない要素です。例えば利益が10億円の会社が成長して10億円なのか、それとも衰退して10億円なのかで投資家からの評価は大きく変化します。また、株価が上がっている局面ではその株を持っている人は大体含み益を抱えており、さらにその上昇にあやかろうとするため積極的な売りが入りにくくなります。新高値をつけた銘柄がさらに新高値をつけやすいというのはこのような投資家の心理状況が影響していると言えます。

株価の決まり方

■順張り投資
順張り投資は基本的には下げトレンドでは買わず、反発してある程度高値をつけたその先を狙っていく投資手法です。

投資家心理の影響が大きく、会社の資産や利益の増加の勢いよりさらに大きなモメンタムが発生している銘柄を狙って投資をしていくことになります。

投資家心理向上

■逆張り投資
資産や利益に対して株価が割安な銘柄を狙う手法です。低PBR・PERの銘柄を狙い、業績が改善し、株価が上昇するのを待ちます。

高値掴みをするリスクは低いですが、いつ上がるかわからないというデメリットもあるため注意が必要です。単に割安なだけではなく、将来性があり、本来ならより高いPBR・PERで評価されるべき銘柄に対して逆張りを行うのがベストです。

売られ過ぎの水準訂正

■順張り×逆張り
割安かつ成長している銘柄に投資すれば儲けられる可能性が高いのですが、当然良い成長株は割高なことが多いです。

ではどうすれば割安の成長株を見つけられるのでしょうか?「ピーターリンチの株で勝つ」という本に割安かつ成長している銘柄の見つけが詳しく記されています。

例えば時価総額が小さく1日の売買が少ない銘柄は機関投資家が大量の資金を投じることができないため狙い目です。また強固なビジネスを行っていても事業内容や社名が地味だと注目されにくいため、割安になっていることもあります。

このように投資家からの注目度は低いものの、実はすごく成長している銘柄を狙っていこうと常々考えています。

順張り逆張り

【追加質問】 DAIBOUCHOUさんはIRと直接連絡をとり、情報収集しているのですか?

IRと直接ということはあまりしていません。IR資料だけでもかなりの情報が得られるためそれだけで十分だと思います。説明会資料や決算短信の確認、セグメントごとの分析などを細かく行うと良いでしょう。

【まとめ】
株価が業績などに対して割安かと同じように投資家のセンチメントもかなり重要。情報は決算説明会資料など公開されている。

Q5 ”ブラックメイの悲劇”の経緯と教訓を教えてください!

ブラックメイって私が勝手に名付けただけで、実際には上昇相場の中の10%程度のなんてことない下落だったんです。しかし、当時フルレバレッジで運用していたため10%下落=30%の下落となったしまい大きく損をしてしまいました。

ただ、含み益が多かったため信用建玉を売って現金確保したことで維持率を回復させることができ、助かりました。

信用取引をしているときは含み益があるかないかで変わってきます。含み損がある場合は例えば現物株を売って現金余力を回復させたり入金をしたりしなくてはならないので、ポジションの管理も重要ですね。

【まとめ】
信用取引をフルレバレッジでやっていると少しの下落で大きく損が出てしまうことも。ポジションの管理には注意もしましょう!

Q6 リーマンショックのときに株から離れていたのはなぜですか?その後の投資生活に影響はありましたか?

リーマンショックは別格でしたね。あの時は残ったお金で自分のマンションを買って、給料相当の家賃収入が得られる賃貸用不動産も購入しました。また、アメリカの社債が安かったためインカムゲイン狙いで投資しました。そうやってパラパラとお金を使っていたらお金がなくなってしまい、株を買う余力がなくなってしまったんです(笑)。それが株を続けられなかった理由です。

実際リーマンショック時にはどこまで株が下がるか分からなかったので最低限生きていけるように不動産や米国債に投資し、リスクを極力減らすようにはしていました。

結果論ですが、その時に株をやっていたら儲かっていただろうと思っています。実際コロナ禍の中では一部現金化をしたものの、基本的には株を続けようという感じになりました。

【まとめ】
結果としてリーマンショック時には株を持っていなくてよかった部分もあったものの、ショックの後に急激に上昇することも目の当たりにした。


Q7 情報収集で使っているツール、SNSとの向き合い方を教えてください!

Twitterでは誰が言った情報かということやソース(裏付け)の確認をしつつ、適時開示の情報やそれに対して細かく分析してくれるようなアカウントをフォローしています。あとはエンタメ的に楽しむところもありますね。ただ、疑うことも大事。SNSの情報はあくまできっかけであるべきだと考えています。

ツールに関しては「チャートリスト」を使っています。
一度に何個もチャートを表示することができ、カスタマイズもできるため重宝しています。

チャートを見る際のポイントは直近で上がっているか下がっているかです。下がっている銘柄に関しては「株探」で銘柄を見直して悪材料の洗い出しを行っています。

▼チャートリスト
http://elefolo.com/NewChartList/

【まとめ】
SNSはあくまで参考程度に。ツールはチャートリストで監視銘柄のチャートを確認しつつ、株探等のツールも使って幅広く情報収集!

Q8 銘柄選びのポイント、注目している指標を教えてください!

長期投資と短期投資を恋愛に例えて考えるとわかりやすいかなと考えています。

短期投資=恋愛:ムードを重視
長期投資=結婚:問題があったとしてもそれを織り込んで買う

結婚できる銘柄とだけ恋愛をするといいと思います。長期的な好材料があり、さらには短期的な好材料がある銘柄を買えば期待通り株価が上がらなくても長期で待つことができます。

短期的に急上昇した場合には長期的な上昇への期待ができるのであれば一部を利確しても良いと思います。

恋愛と結婚

【まとめ】
長期投資と短期投資では見るポイントが全く違う!理想は長期でも成長が望めて短期でも期待ができる銘柄。

Q9 DAIBOUCHOUさんの分散投資のやり方、魅力を教えてください

インデックス投資でもいいですが、分からない株も抱き合わせで買うことになってしまうというデメリットがあります。私は良いと思っている割安な株だけを集めてMyインデックスを作るというイメージで投資をしています。

銘柄は常にウォッチしていて、見込み違いの銘柄は売却し、買いたい株を追加で買うという形で銘柄の入れ替えを行っています。買いたい株が多い時は見込み違いでなくてもこれ以上保有したいと思わない銘柄を売って銘柄を入れ替えたりしています。

ただ、初心者で資金が少ない時は分散投資よりも集中投資の方が良いです。もしくは分散効果の得られるインデックス投資をするのもやり方としてはありだと思います。

分散投資目的

【まとめ】
分散投資をするとある銘柄で失敗してしまっても他の銘柄でカバーすることができる。一方で資金がまだ多くない時は集中投資の方が効率が良い場合も!


Q10 コロナショック時の投資との向き合い方、2021年の相場感を教えてください

コロナショックでは暴落を食らってしまい大体3割くらい下がりました。3月下旬の急反発では貯めていた現金で買い向かいました。塩漬けになっても配当で生きていけるような地味な銘柄を少しずつ買って、5,6月にフルポジにはなりました。その後withコロナ銘柄に投資しましたが、私はJASDAQ上場のような小型の銘柄を中心に見ていることもあり、10月以降の大型株主導で日経平均株価が上がっている局面ではパフォーマンスで劣後してしまいました。最近は地味系の銘柄が上がってきているという感じです。

2021年に入ってアメリカの金利上昇で超長期の成長を見据えるような割高株は買われにくくなってきています。そのため足元では今後の業績も安定しそうで、割安の銘柄が買われるようになっています。

また、ワクチンの効果が想定以上で収束の目処が立ってきたため投資家はアフターコロナ銘柄に魅力を感じているようです。

【まとめ】
コロナ期は指数と同程度の下落をするも、上昇局目での買い増しなどが効果を発揮して運用成績はプラスに回復。2021年に入りアフターコロナ銘柄への物色が徐々に始まっているので注目している!

セミナーまとめ

いかがだったでしょうか?皆さんもぜひDAIBOUCHOUさんの割安株や分散投資に対する考え方を自身の投資に取り入れてみてください。

放送の後半に今回お伝えしきれなかったQ&Aセッションもありますので是非ご覧ください。

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▼ セミナー動画
https://www.youtube.com/watch?v=faH20k0OW3U&feature=youtu.be

商号等:株式会社スマートプラス
金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第3031号
加入協会:日本証券業協会・一般社団法人日本投資顧問業協会

<重要事項>
・スマートプラスでお取引いただくこととなった際には、各商品等に所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。
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・信用取引につきましては、金利、貸株料、品貸料などの諸費用がかかるほか、株価等の変動により委託保証金の額を上回る損失が生じるおそれがあるハイリスクハイリターンの取引です。
・お客様の投資に対する適合性が信用取引に不向きな場合は信用取引を行うことはできません。
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・資料等の中で個別銘柄が表示もしくは言及されている場合は、あくまで例示として掲示したものであり、当該銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。
・貸株取引については分別保管の対象から外れるほか、貸し出した有価証券が返却されないリスクがあります。
・お取引に際しては当社から交付される契約締結前交付書面、目論見書その他の交付書面や契約書等をよくお読みください。


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