全日本最優秀ソムリエコンクール予選
行ってきました。全日本最優秀ソムリエコンクール予選。会場はJSAビル。受付前に集まる人たちの颯爽とした清潔感、凛とした振る舞い。昼過ぎの秋葉原に似つかわしくない(笑)と言ってもやはり「受けよう」と意思を持って来られた方だけあって、人間的にもステキな方々でした。リスト見たらホテルマン多かったけど、なかなか面白い感じで会場へ。
ガイダンス中に配られるお酒の数々。
なんと最初にテイスティングでした!
そのあと回答用紙が配られ試験開始。ちなみにコメントは英語かフランス語の2択で私は英語を選択。
1問目 ①のワインをプロフェッショナルにコメントしてください。制限時間7分
供出されたのは白ワイン。
回答用紙はまっさらなA4用紙
アロマをとり果実+形容詞を書きつづる。そのあとミネラルやその他を文章にするも足りない。
次にアタックと味わい、酸味を全体的に評価するコメントをバシバシ書くも半分、、、
え?あと何書こう?
品種は特定しなくてもよいが、私はオーストラリアのリースリングだと思います。と合わせる料理などを書いてたら時間終了
2問目 ②と③のワインの違い(産地、醸造、特性、熟成)を分析し端的にコメントしてください。また各2品づつ併せる料理を提案してください。 制限時間10分
両方赤ワイン。全体の印象、違いを書き殴る。これでもA4用紙は埋まらない。味わいの強調を出しながら併せる料理を提案する。岩田さんの仰ってた事を思い出す。
1つはクラシカルな組み合わせ
1つはモダンな組み合わせ
②をプルピノだと仮定し1つはブッフ・ブルギニヨンを提案。もう1つどうしよう??
奇抜なアイデアよりベクトルを崩さず変化球なモダンらしさ、、思いついたのは
すき焼き
終わった後「煮込み2品やん」と思ったけど、旨味と醤油の味わいは併せられるかなと。
③はニューワールドピノ(カリフォルニア かチリ)の収斂性とシラーズにあるジャミーなニュアンスを感じたので
ラムチョップのグリル
を一品目に書く。さぁ2品目、何がよいかね?
ニューワールド料理のベクトルに乗っかると面白い変化球は中華が思いつく。この辺で疲れたのか
北京ダック
と英語で書く、、、まぁいっかと思ったら終了。
3問目 ④ ⑤ ⑥のその他のお酒を品名、原料、産地を書いてください
制限時間2分
迷ってる暇なく書くけどリキュールの原料がわからん笑
⑤はグラッパ ⑥はモルトウィスキーとわかったのでサッと仕上げるがモルト産地に迷ってたら終了、、
初めてその他の酒で書ききれなかった、、
凹む間もなく筆記試験へ。こちらも英語かフランス語。もち英語でスタート。
筆記だけどエクセレンス呼称レベルで半分は取れたはず。パプの13品種も答えられたし、日本に関しては安蔵さんまで書けたから個人的に満足。やはり東欧や旧世界のちょっとした事が設問に多かったのは今年の試験も意識してるかなと。
そんなこんなで予選終了、、
通過の手応えは全く感じないですが(笑)
受けてよかったと思います。理由は色々あるけど、これを見て次回(3年後)に万全な体制で受けてくれる人がいたらいいなと。なんやかんやで「協会嫌いなんすよ、ぶっこわしたいんすよ」て言ってるソムリエもいるけど、それよりは着実に力をつけられると思う。だから協会に入れとは言わないが、セミナーやブラッシュアップするイベントに参加してなければ意味がないと思う。
店にあるラベル貼られたワインを説明するのにバッチ必要?
お客様はへぇーと聞いてくれるかもだけど、それって従業員に誰でも出来るやつじゃない。もっと磨いていかなきゃいけないと思うのよね。。
テイスティングにしてもそうだし、全てに於いて自分の足りないとこを認識できた良き1日でした。
また3年後に一緒に受けましょう♫
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