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1章:学校選び

あなたは今、学生でしょうか。
転職を考えている社会人でしょうか。

大半はゲーム専門学校か大学を卒業もしくは卒業見込の方がエントリーされていますが、一度社会人を経験された方や大学卒業後に専門学校に入りなおしてエントリーしてくださった方もいらっしゃいました。

正直、採用するにあたって学歴自体は、ほとんど参考にしません。
ゲームプランナーの能力に大学の学部や専攻で有利不利が出てくる部分はほとんどないからです。
ゲーム専門学校卒の方でもプログラマーコースやアートデザインコースみたいな方がエントリーされています。
じゃあ書かなくていいじゃん!って感じですが、それでもやっぱりいくつかポイントはあるので、今から学校を選ぶ余地がある方のために書いておきたいことがあります。

●大学・大学院卒の良いところ


やっぱり高学歴というのはポイントになります。特に世間一般で難関大と呼ばれている大学の名前が入っていると目をひきますし、お会いした時に頭が良さそうな受け答えが返ってくることが多いです。
とはいえ、大学の研究内容や専攻でゲームプランナーの能力に直結する事はやはり少ないです。
ゲーム専門学校はゲーム制作を学ぶので、学校でやってきたことがそのままアピールできます。提出課題も先生の添削が入って、こなれたものが出てきます。
でもそれらのスキルは入社してから学べばいい事がほとんどですので気にしなくて良いです。
大学卒以上の方は知識の広さと深さ、大学卒=大学受験を乗り越えた=苦しい時に頑張れる/積み重ねができるということをアピールできることが一番の良いところかと思います。
もうひとつの良い所が大学で受けられる様々な就職支援があることです。SPIや面接の対策をしてくれるのでぜひ利用しましょう。
専門学校と違い、いろんな業界に就職の門戸が開かれているのでゲーム業界にこだわらず、興味があったり大学の研究内容が活かせそうな分野にエントリーして内定を取っておきましょう。まずどこか1社内定を確保しておく事で心の余裕が生まれます。大学受験でも抑えの抑えみたいな大学を受験しましたよね、それと同じ事かと。

●ゲーム専門学校の良いところ


ゲーム会社への就職に特化しているので、カリキュラムや就職支援の仕組みや環境が充実しているのが一番の強みかと思います。
大学の方でも書きましたが、提出課題の企画書がよくまとまっている方が多く、実際にゲーム制作を行なっていてコンテストで入賞されている方やインターンでゲーム制作現場を見てきた方もいらっしゃいました。
こういった経験を上手くアピールして、自分がいかに真剣にゲーム業界への就職を考えているかを伝えましょう。

おそらく友人もゲーム業界を目指しているでしょう。様々なゲーム会社の生きた情報交換ができると思うので、積極的に話して団結して就職活動に挑みましょう。

内定が中々取れない時に専門学校の先生から派遣会社やデバッグ会社を勧められるかもしれません。先ほど書きましたが、そこからゲーム会社の正社員を目指すのは結構大変です。だからといってフリーターやるわけにはいかないという方も多いと思いますので、0章で書いたように、条件や待遇をよく確認して決めましょう。

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