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離れていても

AKB48の新楽曲、離れていても。

OG参加曲といえば君はメロディーが記憶に新しい。あの時もかなりテンションが上がったなと今更ながらに思い出す。そういえば、紅白であっちゃんと優子が登場した時もかなり舞い上がった。受験生だったのに、その日は情報を追うためにネットから離れられなかった。

48グループが定期的に行っているこの手法に批判が集まるのは何度も見てきたし、まあ私も思うところはあるけれど、でも一オタクとしては単純に嬉しいよね。

紅白の時は、シルエットしか見えなかったのにあの瞬間にあっちゃんだってすぐにわかった。まだ義務教育の真っ只中だったからずっと在宅だったけれど、あっちゃんは私にとって間違いなく最強のアイドルだった。

時は流れて私はまた別の誰かの沼にハマって、気がついたらその子も卒業してしまった。その子の目標はあくまでもシンガーソングライターだったから、卒業してしまうことはわかっていたし、そんなにショックも受けないつもりだったのだけれど、まあ色々あってその時はかなりの衝撃を受けた。

卒業してからもせっせとライブには足を運び、ファンクラブの情報も追っているけれど、やはり昔よりは追いかけられなくて、それは私がその子個人よりもアイドルという偶像に恋していたからなのかと思うと自身に幻滅せざるを得ない。

そんな中でのこの楽曲。
相変わらずの生真面目なコメントに少し笑って、でもその楽曲にOGとして呼ばれた彼女を見てまた心が躍った。

神7の彼女たちの中に混じるその姿は、彼女がそれまでグループを引っ張ってきた証で、周りからも彼女の素晴らしさが認められている証拠で。
ひょっとすると古参ヲタからしたらその存在はあまり喜ばしくないものなのかもしれないけれど、彼女の築き上げてきたものがそこに全て詰まっているように思えて、私はとにかく嬉しかった。

楽曲の冒頭、"あつみな"の声から始まるそのメロディは間違いなくかつてのAKB48の楽曲そのもので、懐かしさに涙が出そうになった。少しクセのあるあの声は、いつも胸を締め付ける。

続く"こじゆう"に"じゅりまり"、"サンコン"。
全オタクが歓喜する歌割りでは?

そんな歌割りを見るまでもなく私の一番の推しのパートはすぐにわかって、同じことを呟く同志にくすりと笑った。

散々叩かれているけれど、私はやっぱり、48グループは素晴らしいアイドルだと思う。昔のライブ映像をここ最近ずっと見返してしまったけれど、その全てに彼女たちの全力が注がれていて、あんなにキラキラした熱い情熱を覗くことはもう二度とないのかもしれない。

現役のメンバーも、卒業したメンバーも。

どうかみんなが等しく幸せになれますように。

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