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社会人MBA進学のすすめ

MBAなんていらない?

MBAなんて必要ないと言っている人がたくさんいます。その方々はだいたいMBAを持たずに社会で活躍している方々。たしかにMBAがなくても活躍はできます。ある人は、MBAなしでコンサルティングファームに入り、ずいぶん苦労してたくさん学び、結果としてMBAは要らないと言っています。この方は実務でMBA同等かそれ以上の学びがあったので、それはそれでよいことです。でも若いうちにMBAで学んでいれば、コンサルティングファームでの活躍がもっと早くできたのでは?

MBAを取れば仕事ができるということは全くありません。MBAはビジネスパーソンとしての基本を学ぶところではないでしょうか。仕事ができるかどうかはその人次第です。

私もMBAはいらないと思っていた

私が学生のころは、海外留学は憧れでした。海外にはいかねばならないものと思っていました。高校生の間に交換留学に行く人がいましたが、その人たちは一年遅れて大学にはいっていました。大学生の間に留学した友達もいました。

わたしは大学生の間に正式に留学をする準備をしていなかったのですが、大学3年生のあとに1年休学してイギリスに語学留学をしました。わたしの友人は、就職してから数年して会社をやめ、アメリカに日本語の先生として留学をしました。みんな留学にあこがれている時代でした。

外資系企業に就職し、仕事があまりにも面白かったので、退職してMBA留学するという選択肢はありませんでした。同じ部内で、数人は退職してMBA留学をした人たちもいました。ファイナンス部門の同僚の多数が国内大学のMBAに行っていました。わたしはうらやましいと思いながらも、さすがに30代は出産・子育てと仕事を両立するのに精いっぱいでした。実家で両親と夫と同居していたのですが、さすがに大学院に行きたいとはいいだせませんでした。会社の勧めでUSCPAは取得していたので、それで十分かと思っていたのです。MBAで何を学ぶのかよくわかっていなかったので。

いつか会社員生活に飽きたら、早期退職して娘と一緒に海外留学してMBAを取りに行こうかとぼんやり考えていました。ところが、なかなかそのような機会にも恵まれませんでした。

でも、MBAに行くことにした

下の娘が中学受験をするころに、同僚から中小企業診断士の学校に行くから一緒に行かないかと誘われ、毎週土曜日にTACに通いました。土曜日一日家にいないなんて初めてです。しかし、娘も塾に行っていたので、まあいいかということです。幸い一年のチャレンジで中小企業診断士試験に合格し、そろそろ自分の勉強もできるなと思いました。中小企業診断士の勉強はほとんどMBAと同じです。覚えているうちにMBAに行ってしまおうと思いました。さすがに通学は無理かなと思い、通信の大学院に入りました。オフ会でお友達もでき、内容もとてもいいので、楽しく勉強していました。

あるとき、国内有名大学がExecutive MBAを始めたことを知りました。一期生の試験には間に合わず、2期生を受験して合格しました。通信制大学院は一年で退学してExecutive MBAに転校しました。土曜日だけ2年間通学して修士号が取得できるプログラムです。2018年に修了しました。

クラス38名のうち女性は12名だけ。大半が子供がいないか子供が大きくなった女性たちです。一方男性たちの中には子供が小さい人たちが大勢いました。平均年齢で比べると女性の方が圧倒的に高い。

仕事と子育てだけでも大変なところにさらにMBAに行くのはなかなか大変です。一般的な男性は奥様が家庭と子育てを担ってくれるので、仕事と勉強だけで済みます。

しかし、国内MBAがたくさんできてきたおかげで、子育てにかかる労力が少々減ってきた女性も働きながらMBAに行けるようになってきました。決して簡単なことではありませんが、やれば、後々の人生に有効です。50歳でもまだ大丈夫。まだ20年以上働くのだから、役に立つ時間がたっぷりあります。

http://strat.jp/

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