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観察と分析の繰り返し


前回の記事でも少し触れた『評価』に絞って書いていきます。

評価をする目的や必要な理由は何だと思いますか?

自己満足で終わらないで

評価をすることで相手の問題点や、
ゴール設定を的確に探すことができます。

例えば洋服屋さんで店員さんが『どのようなお洋服をお探しですか?』
と聞きに来られるのも『問診』や『カウンセリング』といった評価として置き換えられます。

聞いた情報を下に数ある洋服から、
サイズ感や好ましい物を列挙し提案しているはずです。

『○○な洋服を買いたい』という要望に対して提案し試着して頂き、着こなし方までアドバイスをくれるケースもあります。

『身体をみる専門家』としての立場で置き換えてみましょう。
聞く(問診・評価)→洋服の列挙(考察)→提案(プログラムの立案)→提供(プログラムの実施)

簡単に現すとこのような構図が出来ます。

決めつけは不要

しかしどうでしょう?
一通り情報を聞いたらプログラムの実施へと飛躍していませんか?

評価を適切に行わずに実施をするのは
こちら側のエゴに過ぎないのです。

ここで適切な評価の段階を紹介させて頂きます。
理学療法士として働くうえで気を付けていた点です。
(職種によって当てはまらない可能性もありますのでご了承下さい)

・相手の情報収集
・相手のニーズの把握
・評価(検査・測定・動作観察・動作分析)
・考察
・統合と解釈
・問題点の抽出
・プログラムの立案
・仮説をもとに検証
・再評価

このような一連の流れが非常に大事です。

つまり適した評価の選択と評価の正確性が
提供するプログラムに質に直結します。

トレーナーという職種であっても
適切な順序で行う評価は大事であると感じます。

最後に

評価する際、自分の得意なパターンに相手を当てはめていませんか?

経験を重ねるうちにあたかも攻略したかのように、
そして作業のように評価してしまいがちです。

一つの視点で決めつける評価は必要でしょうか。
相手の基本情報を下に先入観で結果に結びつけていませんか?

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