金龍山狗鷲

肉体労働者や国産物行商人を経て人力俥俥夫。占星学や社会学や歴史学や仏教等、生きた哲学を…

金龍山狗鷲

肉体労働者や国産物行商人を経て人力俥俥夫。占星学や社会学や歴史学や仏教等、生きた哲学を思想する路上哲学者。ストーリーテーラー講演や書道アートロゴ制作、映像やポートレートを御縁と制作。 俳優とモデルで映画や広告に出演。 #金龍山狗鷲

最近の記事

月の当たらない場所で

 幼少期の少年にとって夜は違う世界の領域である。理由の一つとして好奇心と有り余る体力というのは、個性において差があるとはいえ、男のこにありがちと言えよう。この衝動はなかなかやっかいで、学童期の遊びのエスカレーションや男が多い職場にありがちな阿保噺しに繋がっているのかもしれない。わたし自身の経験として女世界に憧れはあったので、娘を育てていてこんなにもどきどきするものなのかと思い、息子を育てながら古巣に戻ったような感覚を蘇ってしまった。鉄板シモネタや英雄神話、ほとばしる汗のもみあ

    • 目の前が

      病んでる荒んでる浮世に 争いや焦燥の連鎖の人間関係に 洗脳や幻想の情報スラムに 賢明な答えや近路は無用 目の前の観音さんの慈悲に 感動や癒しの氣根を枯らさず 笑顔が投げ銭に感謝して

      • おじさんの夢占い

         45歳からの占星学でいう10年木星期にサプリを始めた。流石の気力体力自慢の私も身体という道具を意識したい。雑に使う癖もあるしね。35歳から浅草で磨き続けたコメディ芸風も身体と舞台な俥ありきだ。  夢は心理学カウンセリングの基本でもある。サプリのおかげなのか熟睡が続き、私は朝の"息子"は頼もしい。  その夢は数週間五種類はある。  その一つに、イタリア人監督の現場にいた。わがままなイタリア人に振り回される日本人スタッフ。スケベでチャイルディッシュなそのおっさんがさほど無関心な

        • 國難

          龍神の目醒めに荒ぶり 独自のZENGYOUに飛ぶ 来たる新しき天照に 我に相応しい衝動昂る 人の浮世は幻影極まり 我の真眼は縁を繋ぐ 霞んで観える誰かの 孤独の無が狂わせぬ仏

        月の当たらない場所で

          歩き続ける獅子

          信仰という雰囲気が静脈から流れてくる この流れてくる 東洋哲学とか また生活に根差した禅とか 古代の哲学者達は呼んだのだろう 西洋文化圏の人よりもアジア人の方が向いているだろう 獅子の心臓から直感が流れだす 刷り込もうとする マウント族悪魔達が企画しようとも 歩け歩け歩け 雨に濡れ陽を浴び 人と会い話せ 合理性をあえて捨て不便な路 お供は足袋が丁度いい 遺伝に注ぐ養分 風の時代に無限の個性 多様な路に待っている人 人力俥をひけ リアカーをひけ 天に衝動を投げてやる 賢いフリ

          歩き続ける獅子

          信仰型帝国主義と企業型社会主義

           なんだかものものしいタイトルで筆が走ってしまった。コメディな舞台を人力車で走らせ、お客様に楽しんで頂く。このご時世決して楽ではない自営業。お客様の感謝と笑顔な感想や、腑に落ちた不思議な満足感な言葉に救われる。     個人に委ねられる感性と積み重ねる時間でしか統合された哲学は抽出できない。根が張れば自信となり芽が出て茎が伸び葉がつけば自己は変容し、花は洒落ていてドリップされたものは確実に美味い。その抽出方法はわたし独自のものは変わっているかもしれない。孤独を好み路上から観る

          信仰型帝国主義と企業型社会主義

          何処へ

           都会を離れて車窓から移りゆく景色を眺めている。川が流れたり、海沿いの光が輝いている。人々の生活がまこと静かに営われている、この狭い国土がたまらなく好きである。       駅の弁当の匂いはかなり美化されて、僕の脳裏に焼き付く。インターネットで海外が近く、また少しだけ美しく見えたとしても、僕は饅頭や餅が手軽に食べられて、行く先々の人との御縁が自然に染み渡る国内が楽しいのだ。  人力俥俥夫人稼業をやっていれば、旅人と繋がってゆく。海外だろうが国内だろうが、移動を好む人々が座

          父子鷹の再勧め

           大きく強いものだけを選別し、自然の原理を語る。無言の作業の中に父と息子の暗号を隠して。いずれ役に立つよう。予約された未来は重要ではなく、途中の景色や匂いに禅が宿る。 故にあえて不便を歩む方がよい。  合理主義や結果主義は、寄り道の無駄な時間の変えにはならない。男の子のプライドを壊してはならない。いじったり人の前で卑下したりするより、拳骨身体の方が的確だ。  父として見逃してならぬのは、仕事を覚え挑戦し上達した瞬間の褒めるチャンスであり、女々しく可愛く理屈っぽく接するの

          父子鷹の再勧め

          日本列島外仕事

          日本列島肉体労働者の皆様、 御勤め御苦労様でやんす! 慣れてるとはいえ暑い日が続き候。 ポカリスエットと家系ラーメンですな。 大工や肉体労働者や国産物行商人の夏の路を思い出し候。 この色の乗馬もあえて令和に良きかな。 背中に漢字で屋号名Tシャツは女房が触りたくない程嫌がる。 汗が沁みとる(あ、心ね)おいらにゃはわからん。 この中に戦後1945から耐え難きを耐え、 日本人が捨てたものが沢山埋もれる宝の山。 人力俥のお客様が彫った芸名をみて、 何故そんなヤンキーみたいな名前なの?

          日本列島外仕事

          ちから

           黒檀には午年観音菩薩が刻まれている。芸名を書いたマンモスの牙。浅草仲見世通りの店の奥に引っかかっていた木彫り老師。何故か気になり手にとった。荒GYOU年月で紐は調整出来なくなり、それも道教っぽいとそのままにして首から下げている。カラカラと鳴るのだ。しかし、今鳴るのは探しもので少し急いでいる。昨日座った処に落としたかもしれない。娘にきいても、玄関にもポケットにもないと言う。  後ろから自転車がぶつかってきた。おじさんはすまなさそうに謝りに止まったが、逆に自転車や荷物を壊してな

          いつかの泡沫予知夢

           花の都巴里内戦勃発とEUの混乱という、予知夢が当たってしまった。外れた部分は外ではなく内にあったという事。賞味期限切れの中東戦争という過去のパターン映像を鵜呑みにしていたからかもしれない。いつものエスプリが効いた洒落た左岸的なお家芸、社会運動でない。何故か、一般市民がロケットランチャー発射したり、テリー・ギリアムの12モンキーズさながら動物園から動物が街に放たれたり。あの映画はそう言えばウィルスとテロであった。ファイトクラブも資本主義への崩壊カウンターであった。ブラッド・ピ

          いつかの泡沫予知夢

          サンフランシスコ

          『サンフランシスコ』  まだまだ身体が気候についてゆかず、暑さに疲労が夕方にぐっとくる。風は心地良く雷門を眺めていると、もう今日は終わりかなと思った瞬間にお声かけがくる。写真を頼まれたか道をきかれたか、と思ったが人力車に乗って浅草を走りたいそうだ。海外で売れているサムライブルーユニフォームのメンズと、ジジが描いてある魔女の宅急便キキリボンのガールである。漫画Tシャツまで着ていて、日本カルチャーが大好きなサンフランシスコからの旅人だ。日本語を少し話すが、時々でるいかにも西海岸な

          サンフランシスコ

          本物を探す旅

          質の悪い仕事はしねぇ お茶漬けが食いてぇ 目の前の観音菩薩をお乗せする 野生暴れ馬午歳 ありがたやぁ 義理人情人との繋がり噺し まず肉体がある 使えば使うほど太くなる そこに精神が乗っかってくる  それを包む衣がある その人となりは服に現る おいらが観てきた凄腕の職人達  日々の鍛錬積み重ねは 眼に深さがある 浅さに悦する勘違い衝動は 風に飛び雨に消え陽に霞む 愚禿のまま歩けばよいと それがおいらの禅に違いない

          本物を探す旅

          路上のシンボル

          僕は愚か者だから 経験でしか学べない 路上 仕事 仲間 敵 お客 会話 勘違い ストレス 中傷 親切 休憩 共感 識別 直感 懐疑 落胆 天候 流れ 運気 損得 正直 逃亡 拒絶 反応 継続 展開 予想 期待 言葉 怪我 象徴 相性 嘘 個人 暇 季節 視線

          路上のシンボル

          雨とあるけば

          目の前の観音さんを楽しませる それだけに氣を練り続けて 雨に濡れて氣がつく 流されていたのは わたしの戦いの苅磨

          雨とあるけば

          西ウクライナ地域とドイツEU大四帝国

           ドイツが肝。歴史学にドイツが動く時に歴史は動く。戦後はドイツと日本を封じる体制。東と西でロシアと切って孤立させる。ビスマルクはロシアと正面衝突すると、ドイツは悲劇になり、ヨーロッパは安定しないと熟知しており、同盟国でありながらロシアに気を使いながら外交をした。例外は大英帝国がクリミアに乱入して、それ以上は許さないとした事。しかし、大英帝国は商業帝国でアフガンのトラウマから深入りしない狡猾さがあった。シーパワー勢力はランドパワー勢力内に入らないし、入らない方が合理的だという結

          西ウクライナ地域とドイツEU大四帝国